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大隅正子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

大隅 正子(おおすみ まさこ、1935年3月17日 - )は、日本生物学者。専門分野は細胞生物学[1]学位は、医学博士[1]日本女子大学名誉教授。夫は鯨類研究者の大隅清治、長女は神経科学者の大隅典子[2]

来歴

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日本女子大学附属豊明幼稚園日本女子大学附属豊明小学校日本女子大学附属中学校・高等学校を経て[1]、1957年、日本女子大学家政学部家政理学科Ⅱ部(生物農芸学専攻)卒業[3]。在学中、湯浅明の指導を受ける[3]

日本女子大学家政学部家政理学科生物学教室助手、南イリノイ大学生物学研究所研究助手、日本女子大学家政学部家政理学科専任講師、同助教授を経て、1975年、教授[1]。1983年、「酵母細胞の微細構造と機能の研究」の業績により、第3回猿橋賞を受賞する[1]。1992年、日本女子大学理学部物質生物科学科・日本女子大学大学院人間生活学研究科教授[1]。2003年、帝京大学医真菌センター教授、日本女子大学名誉教授[1]。2004年、日本女子大学を定年退職し、6月にNPO法人「綜合画像研究支援」を設立する[1]。2007年2月、同法人が認定NPO法人の認証を受ける[1]。2010年、瑞宝中綬賞を受章[4]。2011年、日本女性科学者の会功労賞を受賞[5]

日本女子大学総合研究所所長、日本女子大学理学部部長・理事・評議員、第17・18期日本学術会議第4部植物科学研究連絡委員会委員、日本顕微鏡学会顧問・評議員、日本細胞生物学会評議員、日本植物形態学会会長など、数多くの要職を歴任[1]

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j 急がれる電子顕微鏡共同利用プラットフォーム(大隅正子 氏 / 認定NPO法人綜合画像研究支援 理事長、日本女子大学 名誉教授)”. Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」. 2021年8月29日閲覧。
  2. ^ (一財)日本鯨類研究所 : 大隅清治先生を偲んで”. www.icrwhale.org. 2024年1月27日閲覧。
  3. ^ a b 大隅正子「私を育ててくれた人たちと環境のこと」『学術の動向』第9巻第9号、日本学術協力財団、2004年、78-79頁、doi:10.5363/tits.9.9_78ISSN 1342-3363NAID 130001496117 
  4. ^ 日本女子大学 受賞・活躍紹介サイト ≫ Blog Archive ≫ 本学評議員・名誉教授の大隅正子先生(本学元理事・元物質生物科学科教授)が瑞宝中綬賞を受章”. 2021年8月29日閲覧。
  5. ^ 一般社団法人 日本女性科学者の会ホームページ”. www.sjws.info. 2021年8月29日閲覧。

関連項目

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先代
植田勝巳
日本植物形態学会会長
2000年 - 2001年
次代
河野重行