大阪国際中学校・高等学校
大阪国際中学校・高等学校 | |
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(2012年5月9日撮影) | |
北緯34度43分38.26秒 東経135度34分2.73秒 / 北緯34.7272944度 東経135.5674250度座標: 北緯34度43分38.26秒 東経135度34分2.73秒 / 北緯34.7272944度 東経135.5674250度 | |
過去の名称 |
帝国女子高等学校大和田校 帝国女子大学大和田高等学校 帝国学園中学校大和田校 帝国女子大学大和田中学校 大阪国際大和田中学校・高等学校 |
国公私立の別 | 私立学校 |
設置者 | 学校法人大阪国際学園 |
併合学校 |
大阪国際滝井高等学校 帝国高等女学校 帝国女子高等学校 |
設立年月日 |
高校1978年(昭和53年)2月13日 中学1985年1月10日 |
共学・別学 | 男女共学 |
中高一貫教育 | 併設型 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 | 普通科 |
学科内専門コース |
スーパー文理コース 文理コース |
学校コード |
C127310000336 中学校) D127310000600 (高等学校) | (
高校コード | 27584A |
所在地 | 〒570-8787 |
外部リンク | 公式サイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
大阪国際中学校・高等学校(おおさかこくさい ちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、大阪府守口市にある男女共学の私立の中高一貫校。大阪国際大学の附属学校で、1960年代「高等学校生徒急増期」に大阪国際滝井高等学校(女子高)の分校として設置された。
令和4年3月末にて、大阪国際滝井高等学校(守口市馬場町2-8-24)を募集停止し、大阪国際大和田中学校高等学校の名称変更(大阪国際中学校高等学校へ)及び所在地移転(同市松下町1-28)を行う。
令和4年4月に、大阪国際中学校高等学校(移転後の現在地)として、再スタートする。 残置される、大阪国際大和田中学校高等学校の校地及び建物(同市藤田町6-21-57)の今後は不明。
概要
団塊の世代の高校進学率が急増した[1]「高等学校生徒急増期」[2]の高度経済成長期に、大阪国際滝井高等学校の分校として設置され、1978年(昭和53年)に大阪府から認可され独立校となった。両校の運営者は学校法人大阪国際学園。
大阪国際滝井高校の源流は1929年(昭和4年)、北河内郡三郷村(現在の守口市)に設立された高等女学校(修業5年)の「帝国高等女学校」。太平洋戦争(第二次世界大戦)後の学制改革により新制の高等学校「帝国女子高等学校」となり、1962年に分校(大和田校)を設置した。
この分校が1978年に帝国女子大学大和田高等学校として独立し、1985年に中学校も併設。系列の帝国女子大学が大阪国際大学に改称されたことに伴い、1992年(平成4年)に大阪国際大和田高等学校と大阪国際大和田中学校に改称された。
大和田校(分校)設置60周年で「大阪国際」改称30周年にあたる2022年(令和4年)、滝井高校から約500m北東に離れた守口市松下町のパナソニック工場の北側跡地に、校舎を新設(大枝公園の南側で、通称「松下町校地」)。大和田は滝井と統廃合され移転、校名も「大阪国際中学校」と「大阪国際高等学校」に改称される。
教育方針
教育方針は、学校法人大阪国際学園の 、建学の精神「全人教育」を基礎として、「礼節を重んじ世界に通じる心豊かな人材を育成すること」。
その上で「心の力」「グローバル力」「知力」の3つの力を「人間力」として、中高6年間でバランスよく育成するとしている[3]。
沿革
年表
- 1947年(昭和22年) - 「帝国学園中学校」開設(1974年に事実上の廃校)
- 1948年 - 「帝国女子高等学校」開設(のちの大阪国際滝井高等学校)
- 1951年 - 学校設置者の財団法人帝国学園を「学校法人帝国学園」に改組
- 1962年 - 分校の「帝国女子高等学校大和田校」が開校(現在地)。同じ校地に中学の分校「帝国学園中学校(大和田校)」と帝国女子短期大学も開校
- 1978年 - 2月13日、帝国女子高等学校大和田校の分離独立(高校の新設)を、大阪府から認可される。4月、「帝国女子大学大和田高等学校」開校
- 1985年 - 1月10日、「帝国女子大学大和田中学校」設立を大阪府から認可される。4月、開校
- 1992年(平成4年) - 4月、「大阪国際滝井高等学校」「大阪国際大和田高等学校」「大阪国際大和田中学校」に改称
- 2002年 - 4月、高校が男女共学化
- 2004年 - 4月、中学校も男女共学化
- 2022年(令和4年) - 3月末に滝井を募集停止、大和田を閉校。
- 4月、「大阪国際高等学校」「大阪国際中学校」開校[4]
(沿革は学校法人大阪国際学園の事業報告など参照[5])。
基礎データ
高校の募集定員は280名。費用は初年度91万円に別途、教科書・制服・制定品などの費用も必要[6]。
中学校の募集定員は80名。費用は初年度126万円に別途、制服・制定品などの費用も必要[7]。
交通アクセス
電車
- 2022年(令和4年)に統廃合後(松下町校地)は京阪本線守口市駅より南へ約800m(徒歩約12分)、土居駅より東へ約600m(徒歩約9分)、またはOsaka Metro今里筋線清水駅から約1km(徒歩約15分)。
制服
授業
高校は2004年4月に国際コース、翌2005年4月に理数コース、2010年4月にスーパー理数コースを設置していたが、2014年4月、理数コースを特進に、スーパー理数コースをスーパー特進に改名した。
不祥事
- 高等学校必履修科目未履修問題 - 2006年(平成18年)10月に発覚。(大阪府内で30校)未履修分は補習で対応した。
- 大学合格実績水増し問題 - 2007年の大学受験(入学試験)で、生徒9人に関西の有名4私大100学部・学科の受験料を負担。9人は87学部・学科に合格した。4大学の合格実績を「255人」と公表したが、うち3分の1を9人で占めていた。1990年代から行われていたという。
著名な出身者
- 水美舞斗(宝塚歌劇団専科男役)
- 二宮健(映画監督・脚本家)
- 堀口夏実
- 高野由里加
- 宮下遥(岡山シーガルズ)
- 金田修佳(岡山シーガルズ)
- 前田明里(岡山シーガルズ)
- 長瀬そら(岡山シーガルズ)
- 髙柳有里(岡山シーガルズ)
- 中本柚朱(岡山シーガルズ)
- 岩佐歩夢(レーシングドライバー)
- コンドル斉藤(全日本女子プロレス)
脚注
- ^ (3)「団塊の世代」が社会に与えたインパクト - 文部科学省
- ^ 1961年(昭和36年)312万人が4年後の1965年(昭和40年)507万人に急増した。
- ^ “校長先生からのメッセージ”. 大阪国際大和田高等学校(校長の清水隆). 2020年9月29日閲覧。
- ^ “大阪国際学園広報誌「GLOBAL MIND」2020年夏(第65号”. 大阪国際学園. 2020年9月29日閲覧。
- ^ “令和元年度 事業報告書”. 学校法人大阪国際学園. 2020年9月29日閲覧。
- ^ “募集要項(高校)”. 大阪国際大和田中学校高等学校. 2020年9月29日閲覧。
- ^ “募集要項(中学)”. 大阪国際大和田中学校高等学校. 2020年9月29日閲覧。