大河内一雄
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大河内一雄(おおこうち かずお、1928年(昭和3年)10月8日 - 2007年(平成19年)10月10日)は、日本の医学者、ウイルス学者 血清学者。九州大学名誉教授。
専門は輸血による感染症。
概要
[編集]1963年にバルーク・サミュエル・ブランバーグが発見したオーストラリア抗原を肝炎患者の血液から分離し、B型肝炎ウイルスの発見につながった。この研究は輸血によるB型ウイルス性肝炎感染防止に応用され、輸血の安全性を高めることに大きく貢献した。その後も成人T細胞白血病ウイルスや、エイズウイルスの輸血による感染の研究に尽力した。
経歴
[編集]- 千葉県市原市生まれ
- 1945年 千葉県立千葉中学校卒業
- 1945年 海軍兵学校
- 1948年 武蔵高等学校卒業
- 1953年 東京大学医学部卒業
- 1965年 東京大学医学部講師
- 1972年 九州大学医学部教授
- 2007年10月10日 すい臓がんのため自宅で死去。享年79歳。
受賞歴
[編集]脚注
[編集]- ^ “野口英世記念医学賞受賞者一覧”. 野口英世記念館. 2023年4月27日閲覧。
- ^ “日本輸血・細胞治療学会. 村上記念賞受賞者”. 日本輸血・細胞治療学会. 2023年4月27日閲覧。