大村恒雄
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大村 恒雄(おおむら つねお、1930年(昭和5年)7月29日[1] - 2022年(令和2年)1月29日[1])は、日本の生化学者。シトクロムP450発見者。九州大学名誉教授。理学博士。
人物・経歴
[編集]静岡市に生まれる[2]。静岡県立静岡中学校を経て[3]、1949年(昭和24年)、静岡高等学校 (旧制)卒業。1953年(昭和28年)、東京大学理学部化学科卒業[2]。同年、静岡大学文理学部化学科助手[4]。1960年(昭和35年)、 大阪大学蛋白質研究所助教授[2]。 1961年(昭和36年)、理学博士[2]。1970年(昭和45年)、九州大学理学部生物学科教授[2]。1986年(昭和61年)、九州大学大学院医学系研究科教授(分子生命科学専攻)[4]。1994年(平成6年) 、九州大学を定年退職、名誉教授。1995年(平成7年)-1999年(平成11年)、米国ヴァンダービルト大学医学部客員教授[2]。1999年(平成11年)-2009年(平成21年)、BBRC Editor[2]。日本生化学会 名誉会員[5]。日本薬物動態学会 名誉会員[6]。日本蛋白質学会 名誉会員[7]。
1962年(昭和37年)、シトクロムP450を発見した[8]。
著書
[編集]- 『P450の分子生物学 第2版』 大村恒雄, 石村巽, 藤井義明 編 講談社 2009.8
- 『P450の分子生物学』 大村恒雄, 石村巽, 藤井義明 編 講談社2003.10
- 『薬物代謝の酵素系』 佐藤了, 大村恒雄 編 講談社1988.10
- 『細胞生物学』 小川和朗 ほか編 理工学社 1978.2
- 『細胞生物学』 小川和朗 等編 理工学社 1977.4
- 『膜蛋白質の膜への組込みと膜内トポロジー形成の機構』 研究代表者 大村恒雄 九州大学 1994.3
- 『生体膜局在化シグナルの改変による新機能膜蛋白質の開発』 研究代表者 大村恒雄 九州大学 1992.3
- 『蛋白質分子のミトコンドリア膜小胞体膜通過機構』 研究代表者 大村恒雄 九州大学 1990.3
- 『チトクロームP-450の生合成と膜への組込み機構』 研究代表者 大村恒雄 九州大学 1988.3
脚注
[編集]- ^ a b In memoriam: Tsuneo OmuraAmerican Society for Biochemistry and Molecular Biology
- ^ a b c d e f g Nature Japan Nature Café 第11回 内・外環境と生物応答 - 環境変化への適用メカニズムとP450
- ^ 『静中・静高同窓会会員名簿』平成15年度(125周年)版 93頁。
- ^ a b 日本薬物動体学会 若者へのメッセージ 生物学と医学,薬学 九州大学名誉教授 大村恒雄
- ^ 日本生化学会 名誉会員
- ^ 日本薬物動態学 名誉会員
- ^ 日本蛋白質学会 名誉会員
- ^ シリーズ「わが国の蛋白質科学研究発展の歴史」第2回 Cytochrome P450 の発見 大村恒雄