大山沼
表示
大山沼(おおやまぬま)は、茨城県古河市の南西部に所在していた沼である。
向堀川が流れ込み大山沼が形成された。また大山沼から流出する水は、赤堀川が開鑿されるまでは、すぐ西を流れる渡良瀬川(太日川)へ合流した。
概要
[編集]この大山沼は長らく水面を有し、南北に2400間(約4.3km)・東西に200間~600間(約364m~1091m)・面積319町歩(約316ha)の沼地であったが、大正時代に入り干拓地として開発された。1920年(大正9年)に大山沼耕地整理組合が設立され、大山沼の水面を含む周辺一帯の干拓および開田が行われることとなった。1931年(昭和6年)に竣工し、米4400石(約794kl)・麦3200石(約577kl)の生産が可能となった。その後、大山沼耕地整理組合は1952年(昭和27年)に大山沼土地改良区へと改組された。1982年(昭和57年)6月開業の東北新幹線は大山沼の地区を通過するように敷線されている[1]。また、大山沼の南部では旧古河市(西側)と旧猿島郡総和町(東側)との境界となっていた。
所在地
[編集]関連項目・周辺
[編集]関連項目
周辺
脚注・参考資料
[編集]脚注
参考資料
- 『総和町史 通史編 近代・現代(207ページ ~ 209ページ、214ページ、217ページ、268ページ ~ 270ページ)』 総和町史編さん委員会 編集 総和町 発行 平成17年3月30日 発行
- 『総和町史 民俗編(606ページ ~ 609ページ)』 総和町史編さん委員会 編集 総和町 発行 平成17年6月30日 発行
外部リンク
[編集]- 「主な埋蔵文化財包蔵地(遺跡)」 - 古河市ホームページ
- 古河市都市計画図 (PDF) - 古河市ホームページ
- 東北新幹線後~向堀川排水樋門~新利根川橋 - 原生生物情報サーバ
- 『近世初頭の河川改修と浅間山噴火の影響』 (PDF) - Kubotaホームページ
- 「昔の流れ」 幸手の環境を学ぼう - 幸手市ホームページ
- 『利根川・鬼怒川の瀬替えによる利根川中流低地の地形環境変化』 (PDF) - 筑波大学水理実験センターホームページ
- 『歴史的農業環境閲覧システム』 - 独立行政法人 農業環境技術研究所ホームページ
- 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス
- 大山沼周辺(1947年11月7日撮影)
- 大山沼周辺(1948年9月17日撮影)
- 大山沼周辺(1949年1月9日撮影)
- 大山沼周辺(1964年5月13日撮影)
- 大山沼周辺(1968年8月22日撮影)
- 大山沼周辺(1972年9月27日撮影)
- 大山沼最北部周辺(1975年2月19日撮影)
- 大山沼北部周辺(1975年1月6日撮影)
- 大山沼中北部周辺(1975年1月3日撮影)
- 大山沼中南部周辺(1975年1月3日撮影)
- 大山沼南部周辺(1975年1月3日撮影)
- 大山沼周辺(1981年5月8日撮影)
- 大山沼最北部周辺(1986年10月14日撮影)
- 大山沼北部周辺(1986年10月14日撮影)
- 大山沼中北部周辺(1986年9月4日撮影)
- 大山沼中南部周辺(1986年9月4日撮影)
- 大山沼南部周辺(1986年9月4日撮影)
- 大山沼周辺(1995年5月18日撮影)
- 大山沼周辺(2002年5月25日撮影)
- 大山沼最北部周辺(2009年4月29日撮影)
- 大山沼北部周辺(2009年4月28日撮影)
- 大山沼中北部周辺(2009年4月28日撮影)
- 大山沼中南部周辺(2009年4月28日撮影)
- 大山沼南部周辺(2009年4月29日撮影)