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大山川

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

大山川(おおやまがわ)は、一級河川筑後川本流の上流部のうち、玖珠川との合流点より上流で、津江川と杖立川の合流点より下流の部分の通称である。

概要

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筑後川の最上流は、大分県熊本県にまたがる津江山系、阿蘇山に源を発しており、熊本県南小国町小国町などを流れる津江川や杖立川などに分岐している。大分県日田市大山町(旧日田郡大山町)に入り津江川と杖立川が合流すると大山川と呼ばれるようになる。この合流点には松原ダムが造成されている。大山川はほぼ北流して、旧大山町から旧日田市に入る。そして玖珠川と合流すると三隈川と呼ばれ、福岡県に入ると筑後川と呼ばれるようになる。

かつては、より長い玖珠川が筑後川の本流とされていたが、現在は、より流域面積の広い大山川が本流とされている。大山川という名は、大山町を主流域とすることから名づけられたものである。

1952年に大山町は九州電力等に大山川の全水量使用を認め、1973年3月に本川に松原ダム、上流の津江川に下筌ダムが完成した後には実際に大山川堰(大山川ダム)から全水量が取水されて大山川からは水が消えた。その後、1983年9月に毎秒1.5tの放流が開始され、2002年3月からは夏季が3倍増の毎秒4.5t、冬季が1.8tとされたが、地元では毎秒10t以上の放流を求めている。2011年9月から毎秒10t以上の放流を2時間程度行うフラッシュ放流4回が試験的に行われた[1]。同様のフラッシュ放流の試験は2015年2016年にも実施され一定の効果があったために、2017年2月から放流量を年間平均で毎秒1t増やすことが決定されている[2][3]

大山川は体長30cmを超える巨(尺鮎)が生息する川として知られてきた。現在は水量が減少し大物の鮎は少なくなったが、毎年9月中旬には日田市大山町を中心三隈川・大山川・玖珠川流域において「3匹1kgに挑戦しよう」をキャッチフレーズに日田市長杯 水郷ひた鮎釣り大会(旧大山川鮎釣り大会)が開催されている[4][5]

流域の自治体

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主な支流

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  • 杖立川
  • 津江川

並行する交通

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道路

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脚注

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関連項目

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