コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

大和システム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

大和システム株式会社(だいわシステム、英文社名:Daiwa System Co., Ltd.)は、大阪府大阪市中央区本社を置く、不動産業等を行う株式会社である。

旧法人

[編集]
(旧)大和システム株式会社
Daiwa System Co., Ltd.
種類 株式会社
市場情報
東証1部 8939
2005年4月 - 2010年11月2日
本社所在地 日本の旗 日本
542-0086
大阪府大阪市中央区西心斎橋2-2-3
設立 1960年昭和35年)6月29日
(大阪大和ハウス販売株式会社)
業種 不動産業
事業内容 商業施設の管理・運営
温浴施設の管理・運営
不動産の賃貸
商業用建物等の設計・施行
代表者 代表取締役社長 広本和彦
資本金 32億4072万5千円
発行済株式総数 1031万1000株
売上高 連結:353億45百万円
単独:353億46百万円
営業利益 連結:-268億79百万円
単独:-246億24百万円
純利益 連結:-281億66百万円
単独:-286億30百万円
純資産 連結:-242億72百万円
単独:-240億16百万円
総資産 連結:567億81百万円
単独:419億77百万円
従業員数 連結:241人 単独:180人
決算期 3月31日
主要株主 大和ハウス工業(株) 12.02%
葉 東峰 5.95%
主要子会社 (株)やまとの湯 100%
外部リンク http://www.daiwasys.co.jp/
(アーカイブサイト、2011年9月10日時点)
特記事項:経営指標等は2010年3月期
テンプレートを表示

旧法人は、商業施設の管理・運営、温浴施設の管理・運営、不動産賃貸、商業用建物等の設計・施工を事業内容としていた。西日本を中心にショッピングモールや温浴施設(健康ランド)などの運営を行っていた。

ピエリ守山の開業と同時期にリーマン・ショックが発生、ピエリ守山の売却予定延期とその後の売却解約により、2010年10月の経営破綻につながった[2]。経営破綻により不動産事業を投資ファンド等へ事業譲渡、子会社が運営していた温浴施設「やまとの湯」は他社へ譲渡後に廃業した。経営破綻後、ショッピングモールは他社に事業譲渡の上で営業継続している。また温浴施設の一部も他社へ譲渡され、名称変更して営業継続しているものもある。

大和ハウス工業は、旧法人の筆頭株主であったが、2010年(平成22年)10月5日付で全株式を譲渡し株主ではなくなっていた[3]

沿革

[編集]

運営していた施設

[編集]
商業施設
ピエリ守山(2008年撮影)
2005年10月開業(2005年9月13日竣工)[4]阪神・淡路大震災復興のシンボルタウンとして三宮地区の東側約2kmに再開発された「HAT神戸」の核となる商業施設としてオープンした、約40店舗からなるネイバーフッド型ショッピングセンター (NSC) [4]。1階には核テナントとなる関西スーパーサンキエディオンが出店するほか、マクドナルドココカラファインニトリ デコホームなどの飲食店や物販・サービス店舗が出店する。2階には核テナントとなるシネマコンプレックス109シネマズHAT神戸を中心に、ユニクロなどの衣料品店や飲食店等が出店。3 - 5階は駐車場となっている[8][4]
温浴施設
  • スーパー銭湯やまとの湯
    元々は当社の子会社であった株式会社やまとの湯が運営していたが、前述のとおり2011年9月から湯快生活株式会社の運営となっていた。しかし、親会社の株式会社スピードパートナーズ及びグループ会社の業績悪化や裁判トラブル等により、湯快生活も経営難となった。
    2013年8月、スピードパートナーズは八丁堀投資株式会社に商号変更したが、2014年5月に破産。やまとの湯も同年に入ってから相次いで閉店することとなった(引き受け先のあった店舗は、その後に名称変更の上でリニューアルオープンしている)。さらに同年9月、湯快生活は日本総合ビジネス保証株式会社に商号変更したが、同年10月には債権者より破産申し立てを受け、同社の破産手続き開始により、2015年3月にやまとの湯は廃業した。
その他の施設
現在は池田グループ傘下のサテライト大阪株式会社が所有。

新法人

[編集]
(新)大和システム株式会社
Daiwa System Co., Ltd.
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
540-0012
大阪府大阪市中央区谷町4-5-9[1]
設立 2017年(平成29年)6月13日[1]
業種 不動産業
法人番号 9120001206501 ウィキデータを編集
事業内容 不動産仲介事業
土地建物賃貸事業
自社施設運営事業ほか[1]
代表者 代表取締役社長 広本和彦
資本金 2,000万円[1]
外部リンク https://daiwasys.co.jp/
テンプレートを表示

本社は、Osaka Metro谷町線谷町四丁目駅の南側に位置する。なお、大和ハウスグループ公式サイト「グループ企業一覧[9]」には掲載されていない。

不動産業を中心に、以下4つの事業を行っている[10]

  • 土地転貸事業
地主から遊休地を一括借入して、ファミリーレストラン、遊技場、衣料品販売店、コンビニエンスストア、温浴施設などのテナントを誘致する。
  • 不動産賃貸事業
マンション、オフィスビル、商業施設などの物件を取り扱い、テナント誘致も行う。
  • 不動産仲介事業
不動産売買・賃貸・リース等の仲介を行う。
2008年、阪神本線出屋敷駅兵庫県尼崎市)の駅前再開発で建設された商業ビル「出屋敷リベル」を区分所有として取得[1]、同ビルでの賃貸事業を行っている。物件の詳細は「尼崎中央・三和・出屋敷商店街#リベル」「出屋敷駅#駅周辺」を参照。
  • 自社施設運営事業
大阪市大正区で屋内型バッティングセンター「レインボースタジアム」(2階は24時間営業のフィットネスジムANYTIME FITNESS」に賃貸)及びスーパー銭湯「こうわの湯」を運営。
滋賀県甲賀市信楽町にてキャンプ場「信楽キャンプ北欧ハウス」を運営する。

沿革

[編集]
  • 2017年(平成28年)6月13日 - 大和システム株式会社を設立(資本金300万円)[1]。不動産仲介・転貸事業を主な事業内容とする[1]
  • 2018年(平成29年)
  • 2019年7月 - 資本金を2,000万円に増資
  • 2020年9月 - C.O.事業として、キャンプ場「信楽キャンプ北欧ハウス」を滋賀県甲賀市信楽町で営業開始。

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l 会社案内 - 会社概要 大和システム株式会社、2021年9月13日閲覧。
  2. ^ 「倒産学 (199) 大和システム 市場悪化で売却ならず 頼みのADRも頓挫」日刊工業新聞、2011年1月5日
  3. ^ 主要株主である筆頭株主の異動に関するお知らせ 平成22年10月5日 大和システム株式会社
  4. ^ a b c d ポートフォリオ一覧 - ブルメールHAT神戸 ケネディクス商業リート投資法人
  5. ^ 事業再生ADR手続の利用申請及び受理に関するお知らせ” (PDF). 大和システム株式会社 (2010年6月1日). 2010年7月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年9月13日閲覧。
  6. ^ 大型倒産速報”. 帝国データバンク (2010年10月1日). 2010年10月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年9月13日閲覧。
  7. ^ a b 『滋賀・守山の商業施設買収 kodo.cc』 - 日本経済新聞(地方経済面・中部) 2012年3月20日 7ページ
  8. ^ a b ブルメールHAT神戸
  9. ^ 大和ハウスグループ一覧 大和ハウスグループ、2021年9月13日閲覧。
  10. ^ 事業内容 大和システム株式会社

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]