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大元妃

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

元妃大氏(げんひ だいし)は、の廃帝海陵王の妃嬪。

生涯

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海陵王の生母の大氏と同じく渤海の人。武将の大撻不野の娘。諸侯王時代の迪古乃(後の海陵王)の第二娘子(妾妻)となり、長男の元寿(後の崇王)を産んだ。

海陵王が即位すると、まず貴妃に封ぜられた。同年9月、恵妃に上った。貞元2年(1154年)、姝妃に進んだ。正隆2年(1157年)、元妃に進んだ。

婉順(しとやかですなお)であったという。海陵王が処女と交わる際、命じられて手助けもした。元妃の妹の大蒲速盌は、元妃に会おうと皇宮を訪ねたところ、海陵王に暴行された。大蒲速盌は姉に二度と会わなかった。

元妃のほかの妹の一人は、世宗の柔妃であった。

子女

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  • 崇王 完顔元寿(? - 1151年)

伝記資料

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