大久保敏彦
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大久保 敏彦(おおくぼ としひこ、1937年6月13日 - 2006年3月2日)は、日本のフランス文学者、翻訳家。
神奈川県横浜市生まれ。1968年早稲田大学大学院文学研究科博士課程仏文専攻満期退学。1984年より日本大学教授を務めた[1]が、在任中に呼吸不全のため死去[2]。カミュを専門とし、ドイツ占領下フランスについても研究を行った。
翻訳
[編集]- 『さすらいの女』(コレット、二見書房、コレット著作集4) 1973
- 『カミユ論 人と作品』(アデル・キング、清水弘文堂) 1973
- 『行動の社会学』(アラン・トゥーレーヌ、合同出版) 1974
- 『カミュと神話の哲学』(モニック・クロシェ、清水弘文堂) 1978.1
- 『物語ローマ誕生神話』(ガイ・ド・トーリーヌ、植田祐次共訳、社会思想社、現代教養文庫) 1980.5
- 『伝記アルベール・カミュ』(H・R・ロットマン、石崎晴己共訳、清水弘文堂) 1982.7
- 『占領下のパリ文化人 反ナチ検閲官ヘラーの記録』(ゲルハルト・ヘラー、白水社) 1983.4
- 『対独協力の歴史』(ジャン・ドフラーヌ、松本真一郎共訳、白水社、文庫クセジュ) 1990.6
- 『カミュ 太陽の兄弟』(エマニュエル・ロブレス、柳沢淑枝共訳、国文社) 1999.12
- 『アルベール・カミュ、アルジェ - 『異邦人』と他の物語』(クリスティアーヌ・ショーレ=アシュール、松本陽正共訳、国文社) 2007.11
ジャン・グルニエ
[編集]- 『存在の不幸』(ジャン・グルニエ、国文社) 1983.2
- 『自由の善用について』(ジャン・グルニエ、国文社) 1985.8
- 『人間的なものについて』(ジャン・グルニエ、国文社) 1986.3
- 『Xの回想』(ジャン・グルニエ、国文社) 1990.4
- 『エジプトだより』(ジャン・グルニエ、国文社) 1996.9
- 『エセー 日々の生活』(ジャン・グルニエ、国文社) 2001.7
- 『アルベール・カミュ 思い出すままに』(ジャン・グルニエ、国文社) 2004.7
アルベール・カミュ
[編集]- 『カミュ=グルニエ往復書簡 1932 - 1960』(国文社) 1987.9
- 『カミュの手帖 1935 - 1959』(新潮社) 1992.8
- 『最初の人間』(アルベール・カミュ、新潮社) 1996.8
- 『転落』(カミュ、新潮文庫) 2003.4
脚注
[編集]- ^ 日本大学大学院芸術学研究科
- ^ 大久保敏彦氏死去 日本大教授 - 47NEWS