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大ノ濱勝治

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大ノ濵勝治から転送)

大ノ濵 勝治(おおのはま かつじ、1909年9月20日 - 1979年1月1日[1])は、現在の千葉県銚子市出身で立浪部屋に所属した大相撲力士。本名は若山 勝治。167cm、107kg。最高位は東前頭4枚目[2]

経歴

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1927年1月初土俵、1932年1月十両昇進、1932年2月新入幕(春秋園事件の余波)したが、1933年5月に廃業した。もろ差しからの速攻を磨き、幕下時代には6戦全勝の優勝同点も記録した。春秋園事件の影響で幕内に上がったが、地力が伴わず4場所とも勝ち越せなかった。廃業後は千葉県内で鮮魚店を営み、巡業の勧進元を務めた[2]

成績

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  • 幕内在位:4場所
  • 幕内成績:13勝27敗
  • 通算在位:26場所
  • 通算成績:21勝41敗[3]
  • 各段優勝:序二段優勝1回

場所別成績

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大ノ濱 勝治
春場所 三月場所 夏場所 秋場所
1927年
(昭和2年)
(前相撲) (前相撲) 東序ノ口17枚目
 
西序ノ口5枚目
 
1928年
(昭和3年)
西序ノ口9枚目
 
東序二段21枚目
 
西序二段29枚目
 
西序二段29枚目
 
1929年
(昭和4年)
東序二段28枚目
 
東序二段28枚目
優勝
6–0 
西三段目17枚目
 
西三段目17枚目
 
1930年
(昭和5年)
東三段目26枚目
 
東三段目26枚目
 
東三段目7枚目
 
東三段目7枚目
 
1931年
(昭和6年)
東幕下28枚目
 
東幕下28枚目
 
東幕下22枚目
 
東幕下22枚目
 
1932年
(昭和7年)
東前頭4枚目
1–7[4] 
東前頭4枚目
5–5 
西前頭5枚目
3–8 
西前頭5枚目
4–7 
1933年
(昭和8年)
西十両3枚目
4–7 
東十両9枚目
引退
4–7–0
x x
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。    優勝 引退 休場 十両 幕下
三賞=敢闘賞、=殊勲賞、=技能賞     その他:=金星
番付階級幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口
幕内序列横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列)
  • 幕下以下の地位は小島貞二コレクションの番付実物画像による。

改名

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改名歴なし [5]

脚注

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  1. ^ 京須利敏・水野尚文『令和三年版 大相撲力士名鑑』(共同通信社) 75頁
  2. ^ a b ベースボールマガジン社『大相撲名門列伝シリーズ(4) 立浪部屋』p25
  3. ^ 当時の幕下以下の星取や勝敗数等の記録は相撲レファレンス等のデータベースに登録がないため、勝敗数は便宜上暫定的に幕内と十両の合計のみを表示するものとする。ただしこの他に少なくとも序二段優勝時の6勝が確認できる。
  4. ^ 春秋園事件による番付編成変更前の1932年1月場所の番付は西十両10枚目。
  5. ^ 大相撲力士名鑑平成13年版、水野尚文、京須利敏、共同通信社、2000年、ISBN 978-4764104709

外部リンク

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