多田隈建二郎
人物情報 | |
---|---|
生誕 |
1979年1月29日(45歳)[1][2] 日本 熊本県 八代市[3][4] |
居住 |
日本 アメリカ合衆国 |
国籍 | 日本 |
出身校 |
東京理科大学 東京工業大学 |
学問 | |
研究分野 | ロボット工学、機構学 |
研究機関 |
東京工業大学 マサチューセッツ工科大学 東北大学 電気通信大学 大阪大学 |
博士課程指導教員 | 広瀬茂男[5] |
指導教員 |
原文雄(東京理科大学)[6] 米田完(東京工業大学)[7] |
博士課程指導学生 |
髙根英里[8][9] 藤田政宏[10][11] |
学位 | 博士(工学)(東京工業大学・2007年)[5] |
特筆すべき概念 | 『位相機構』[12] |
主な業績 | 惑星ローバー『Tri-Star III』、全方向移動車両『VmaxCarrier2』『Omni-Ball』『Omni-Crawler』、全方向包み込み式なじみグリッパ『Omni-Gripper』移動体『MR-Hot-Ice』磁気力内部補償による車輪『IBM車輪』 |
影響を受けた人物 | 多田隈理一郎、高山俊男 |
学会 | 日本ロボット学会、日本機械学会、計測自動制御学会、日本設計工学会、IEEE[13] |
主な受賞歴 | 日本機械学会 畠山賞、独創性を拓く先端技術大賞 特別賞、競基弘賞 学術業績賞、科学技術分野の文部科学大臣表彰 若手科学者賞、市村学術賞 貢献賞 |
公式サイト | |
多田隈研究室 |
多田隈 建二郎(ただくま けんじろう、1979年(昭和54年)1月29日[1][2] ‐ )は、日本のロボット研究者。博士(工学)(東京工業大学)[5]。ロボット業界で早くから頭角を現し[7]、多くの独創的な全方向移動機構やロボットハンド、ロボット機構を開発[14][15][16]。実兄の多田隈理一郎と共同で研究開発することも多く[17]、「日本ロボット界のライト兄弟」と紹介されることもある[18]。2024年現在、大阪大学大学院基礎工学研究科 教授[19][20]。
大学院修了後はマサチューセッツ工科大学や東北大学の研究員、電気通信大学や大阪大学の助教を経て、2015年より東北大学大学院情報科学研究科 応用情報技術論講座 人間-ロボット情報学分野 准教授[21][22]、同大学タフ・サイバーフィジカルAI研究センター准教授[23][24][25]を歴任。独創性を拓く先端技術大賞 特別賞[26]、競基弘賞 学術業績賞[27]、科学技術分野の文部科学大臣表彰 若手科学者賞[28]、日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス部門技術業績賞[16]などを受賞した。
来歴・人物
[編集]幼少期
[編集]熊本県出身。阿蘇のふもとで育つ。ゾイドが好きで、子供の頃は漫画家になりたかった[29]。お気に入りの漫画家は、「童夢」「AKIRA」などを代表作に持つ大友克洋。中学生の頃に見たテレビ番組「スペースエイジ」がきっかけで、移動ロボットに興味を持つ。夢は火星に自分の作ったローバーと一緒に着地すること[1]。父親が工業高校の教師で、生徒向けに大学の研究を紹介する為のビデオを父親が持っており、それらが子供部屋に転がっていた。その時に面白いと思った研究が、広瀬茂男教授の研究だった[30]。子供時代にそれらのビデオを共に見た兄の多田隈理一郎も同じロボット研究者の道に進む[18]。
学生時代
[編集]東京理科大学を卒業し[31][32]、大学院修士課程から東京工業大学の広瀬茂男研究室に入る[18]。兄理一郎が研究していた全方向移動車両『VmaxCarrier』を引き継ぎ、段差走破性を持たせた『VmaxCarrier2』を開発する[33][34]。博士後期課程では21世紀COEのプロジェクトを兼ねて水平多関節式の展開型惑星ローバー『Tri-Star-III』の研究を行う[35]とともに、東京工業大学機械系21世紀COEコース[35]や早稲田大学など他大学のロボット系COEとの交流活動[36]、西安交通大学と東京工業大学との合同ワークショップ[37]など、様々な経験を積む。これら『Vmax-Carrier』と『Tri-Star-Ⅲ』の成果を「オフセット式車輪を持つ不整地全方向移動機構」として再構築し、博士論文にまとめる[5]。
この間、球状の車輪機構『Omni-Ball』を開発する[38]。また、約1年半にわたる米国ボストンでの留学生活では、弟の建二郎がMITで、兄の理一郎がハーバード大学で研究を行い、子供時代さながらに、2つの大学の中間地点にある同じアパートの部屋をルームシェアして過ごす[18]。MITで客員研究員をしていた頃は博士論文の執筆時期と重なり、厳しいスケジュールだった。研究室での仕事もあり、日中は大学に行き、それ以外の時間は家にこもってずっと論文を書いていた[39]。
研究員・助教時代
[編集]東北大学の研究員、電気通信大学助教を経て、2009年より大阪大学機械工学専攻金子・東森研究室の助教に就任。球状全方向車輪[40]や円形断面クローラ[41]、包み込み式なじみグリッパ[42]など、全方向移動機構や全方向駆動機構[43]、ロボットの要素技術[44][45][46]などについて多くの研究開発や発明を行うとともに[14]、全方向の機構が持つ位相に着目した理論的検討も実施[12]。永久磁石を使用しながらも引きはがし力の小さい「IBM車輪」[47]や、医工連携研究として細胞シートを取り扱う器具も開発した[14]。
この間、2009年には競基弘賞 学術業績賞[27]を、2012年には平成23年度 科学技術分野の文部科学大臣表彰 若手科学者賞を受賞[28]。また、2014年にははやぶさ2に搭載された小型着地ロボット「MINERVA-II2」の開発に参加[48][49]。同機は東北大や山形大など大学コンソーシアムとして製作されたもので[50][51]、多田隈は大須賀公一とともに跳躍機構を担当した[48][49][注釈 1]。
東北大学准教授時代
[編集]2015年5月より東北大学大学院情報科学研究科准教授。田所諭の応用情報技術論講座 人間-ロボット情報学分野の中で、多田隈研究室を開設する[21][22]。2016年の総務省「異能vationプログラム」では遠藤謙らとともに多田隈も採択。多田隈は薬のカプセルのような全周開張式円状断面トーラス型ロボットを体内に飲み込んで推進させる「可食ロボティクス」を提案した[15][53]。
また、革新的研究開発推進プログラム「タフ・ロボティクス・チャレンジ」(ImPACT-TRC)太索状分科会にも参画した[54][55]。「全方向受動湾曲機構」[56][57]や、面状全方向クローラ移動体『Omni-Board』[8][58]や、ジャミング転移を利用したハンド[59][60][61][62]、球殻構造を四方に配置したドローンなども開発する(#Omni-Boardや#1次元ジャミング転移機構、#球殻ドローン、参照)。耐切創性を持つロボットハンド『Omni-Gripper』で第8回ロボット大賞を受賞した[60]。同年より、新学術領域研究「ソフトロボット学」にも参画している[63]。
さらに、「タフ・ロボティクス・チャレンジ」では京都大学の松野文俊の研究室とも連携しており[64][注釈 2]、同研究室のレスキューロボット「FUHGA2」に多田隈が開発したグリッパーが搭載された[65][66][67]。一方で電気通信大学の田中基康らのヘビ型ロボット「T2 Snake-3」や「T2 Snake-4」にも、多田隈の開発したグリッパーが搭載されている[68][69]。
2018年のWorld Robot Summit「災害対応標準性能評価チャレンジ(Standard Disaster Robotics Challenge)」では京都大学との合同チーム「SHINOBI」で1位を獲得し[70]、翌年のRoboCup2019世界大会レスキューロボットリーグでも「SHINOBI」が総合1位と「Best in Class Dexterity」を受賞した[65]。2019年度から田所諭をセンター長とする東北大学タフ・サイバーフィジカルAI研究センターが設立されており[71]、多田隈は2020年度から同センター所属の准教授となる(同センターではフィジカル研究部門の所属)[23][24]。
大阪大学教授時代
[編集]2024年4月から大阪大学大学院基礎工学研究科 教授[72][20]。大学院はシステム創成専攻で、システム理論講座 ロボット機構学グループを担当[73]。学部は基礎工学部システム科学科知能システムコースで、研究室はシステム理論講座 適応ロボット学グループを担当[74]。
全方向移動機構
[編集]VmaxCarrier2
[編集]- →詳細は「多田隈理一郎 § Omni-Disc、VmaxCarrier」を参照[75][76]。
Tri-Star III
[編集]- 多田隈が東京工業大学の広瀬茂男のもとで開発した惑星ローバー[35]。で、脚の先端に車輪が付いている。脚は水平多関節状になっており、収納時は折りたたんだ状態にできる[77][78]。使用された機械要素に対して広瀬茂雄とともに特許出願もなされ、東京工業大学により特許が取得されている[79]
Omni-Ball、Tetra Rover
[編集]- 向い合せた半球状の車輪を受動回転軸で結合し、この結合部分に車輪の軸に直行する能動回転軸を持たせた『Omni-Ball』を開発した。高い段差乗り越え能力を持つ全方向車輪として使用でき、半球の極で生じる特異点については小型の受動輪を持たせて対処している。四面体の頂点に取り付けると『Tetra Rover』となり、どのような向きに着地しても全方向移動が可能になる[7][80][81](#外部リンクの動画も参照)[注釈 3]。
Omni-Crawler
[編集]- オムニクローラ
- 円形断面を持つ、極めて独創的なクローラであり、従来のクローラ機構には無い全方向移動機能を備え、かつ高い段差踏破能力を有している[82]。惑星探査ローバやロボットハンド[83]などの機構に応用され、世界的に高い評価を受けて、数多くの学術賞を受賞している[84][28]。
- また、「イノベーションジャパン2011」や「2011国際ロボット展」のような展示会場で、数多くのデモンストレーションを行っている。その独特の動作から世界的に大きな反響を呼び、YouTubeなどの動画サイトで紹介されている(#外部リンクの動画も参照)[注釈 4]。
- 2016年には国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)の海底作業遠隔操作無人機の移動機構に採用され[85]、2017年10月にはトピー工業が製品化を発表[86][87]。さらに同年11月には、同社と竹中工務店、岡谷鋼機が共同で、建設現場で使用する全方向移動クローラー型搬送支援ロボットを開発した[88]
- 円形断面型クローラ
- スクリュー式作動歯車機構を用い、回転可能な円筒部分に配置した履帯部分も駆動できる全方向移動型のクローラ。前後・左右・斜め方向に駆動でき、視覚障碍者向けの点字ブロックや絨毯の上で安定した走行を実現した[89][90]。
Omni-Board
[編集]- 「面状全方向クローラ移動体」とも呼ばれ、進行方向のクローラの面上に横方向のクローラが配置されている。前後、斜めに動くことができ、面で設置するため耐荷重も大きい。「ImPACT-TRC」や文部科学省の原子力関係の事業[注釈 5]の一環で実施された[8][58][91]。
ロボットハンド
[編集]Omni-Gripper
[編集]- 固体・液相の相変化を利用するもの
- 低溶融合金における液体と固体の状態変化を利用したユニークな機構で、『全方向包み込み式なじみグリッパ機構』、『Omni-Gripper』の名称がある[92][93]。また、移動体としての応用も研究されており、こちらは『MR-Hot-Ice』の名称を持つ[94](#外部リンクの動画も参照)。
- 紛体のジャミング転移を利用するもの
- 紛体が液体のような状態から個体に遷移する現象をジャミング転移と呼び[95]、多田隈は挽いた状態のコーヒー豆を用いた紛体ジャミング転移機構によるハンドを開発[96]。耐切創性ロボットハンドも制作し、各種レスキューロボットにも搭載された[59]。三層構造で柔軟性を高めたこと、袋膜が刃物やがれきに対する耐性を持つことに特徴があり[10][60]、研究室として2018年の第8回ロボット大賞で文部科学大臣賞を受賞している[60]。
1次元ジャミング転移機構
[編集]- さらに上記ジャミング転移機構を指に応用し、極限作業用のロボットハンドを製作。タフ・ロボティクス・チャレンジの一環として開発され、火炎の中にハンドを入れて物体を把持できることを実証した[62]。
その他
[編集]Omni-Gear
[編集]- →詳細は「多田隈理一郎 § Omni-Gear」を参照[99]。
IBM車輪
[編集]- IBM(IBマグネット、Internally Balanced Magnetic unit)は「内部力補償型磁気吸着ユニット」とも呼ばれ、永久磁石を引きはがす際にバネの力を利用して小さい力ではがせるようにしたもの[100]。広瀬茂男や梅谷陽二によって1980年代に開発された[100]。多田隈はこれを応用し、磁気力内部補償による車輪『IBM車輪』を開発した[47][101]。
全方向駆動車輪
[編集]- →詳細は「多田隈理一郎 § 全方向駆動車輪」を参照[102]。
球殻ドローン
[編集]- 東北大学の田所研究室では、岡田佳都らによって球殻ヘリという壁に接触可能なドローンを開発していた(これを球殻ドローンと呼ぶ場合もある)[103][104]。多田隈は岡田とともにこれを改良し、4つのローターの周囲に回転可能な球殻を配置。壁や地面にローターが衝突せず、球殻を回転させながら走行することも可能な「球殻ドローン」を開発した[105]。
スクリュー式作動歯車機構
[編集]履歴
[編集]略歴
[編集]- 2002年3月 - 東京理科大学工学部機械工学科 卒業[31]
- 2004年3月 - 東京工業大学大学院理工学研究科 機械宇宙工学システム専攻修士課程 修了[2]
- 2007年3月 - 東京工業大学大学院理工学研究科 機械宇宙工学システム専攻博士後期課程および機械系21世紀COEプロジェクトリーダーコース修了[35]、博士(工学)[5]
- この間、マサチューセッツ工科大学(MIT) に滞在(2006年9月- 客員研究員[2]、2007年4月- Postdoctoral Associate[106])
- 2008年1月 - 東北大学大学院 工学研究科 航空宇宙工学専攻 産学連携研究員[106]
- 2008年4月 - 電気通信大学 知能機械工学科 助教[107]
- 2009年8月 - 大阪大学大学院 工学研究科 機械工学専攻 助教[107]
- 2015年5月 - 東北大学大学院 情報科学研究科 准教授[22]
- 2020年 - 東北大学タフ・サイバーフィジカルAI研究センター 准教授[23][24]
- 2024年4月 - 大阪大学大学院 基礎工学研究科 教授[19][20]
主な受賞歴
[編集](学会関係)
- IEEE - IEEE Tokyo Young Researchers Workshop 2005 優秀賞[114]、Robotics and Automation Society Japan Chapter Young Award(IROS2006)[114]、IROS2007 Best Paper Award Finalist[117]、ICMA2008 Best Paper Award[117]、2011年 Best Paper Award[注釈 14]、Best Paper Award on Mechanisms and Design(ICRA2019)[119][注釈 15]
- 2006年 - 1st prize Film Award(2006 Material Research Society Fall Meeting (Boston, October 2006)[114][注釈 16]
(その他)
- 2006年 - 第20回独創性を拓く先端技術大賞 特別賞[26][注釈 17]
- 2009年 - 第五回 競基弘賞 学術業績賞[27][注釈 18]
- 2012年 - 平成23年度 科学技術分野の文部科学大臣表彰 若手科学者賞[注釈 19]
- 2016年 - 総務省「異能vationプログラム」採択[15][53][注釈 20]
- 2016年 - FA財団 平成28年度論文賞受賞[120][注釈 21]
- 2018年 - 経済産業省 第8回ロボット大賞「文部科学大臣賞」[60][注釈 22]
- 2018年 - World Robot Summit「災害対応標準性能評価チャレンジ(Standard Disaster Robotics Challenge)」1位(チーム「SHINOBI」として)[70]
- 2019年 - 第2回東京理科大学物理学園賞[32]
- 2020年 - みやぎ産業科学振興基金 研究奨励賞「球状構造を技術核とした全方向移動・駆動ロボット機構の研究」[25]
- 2021年 - 第18回日本学術振興会賞「球状構造を技術核とした全方向駆動ロボット機構の研究開発」[121]
- 2022年 - 第54回市村学術賞貢献賞[122]
社会的活動
[編集]主な著作
[編集]学位論文
[編集]- 『オフセット車輪を用いた不整地全方向移動車両の開発』東京工業大学〈博士論文(甲第6811号)〉、2007年3月、NAID 500000404192。
解説
[編集](単著)
- 「水平多関節式展開型3輪惑星探査ローバ「Tri-StarⅢ」の開発」(レポート)、(PDF)独創性を拓く先端技術大賞。2019年10月20日閲覧。
- 「全方向移動・駆動機構」『日本ロボット学会誌』第29巻第6号、2011年7月、 516-519頁。
- 「全方向移動・駆動の機巧」『日本ロボット学会誌』第32巻第4号、2014年7月、 354-357頁。
- 「包み込み式グリッパ機構の原理および具現化」『日本ロボット学会誌』第35巻第1号、2017年、 36-39頁。
- 「トーラス型移動機構から柔軟グリッパ機構に至るまでの実際」『計測と制御』第58巻第10号、2019年、802-805頁。
(共著)
- 「先端ロボット開発を核とした創造技術の革新 ― 東京工業大学 21世紀COEプログラム ―」『日本ロボット学会誌』第25巻第3号、2007年4月、 343-345頁。広瀬茂男との共著。
- 「東京工業大学広瀬研究室における探査ローバの開発」『日本ロボット学会誌』第32巻第5号、2014年、426-430頁。広瀬茂男、青木岳史、河上篤史との共著。
- 「ロボット機構の試作における3次元造形機の活用事例と抽出的コツ」『システム・制御・情報』第59巻第8号、2015年8月、 296-300頁。津田和俊との共著。
- 「ImPACT TRC太索状ロボットの研究開発の現状と展望」『日本ロボット学会誌』第35巻第10号、2017年、720-726頁[注釈 23]。
- 「ソフトロボット機構における温故知新」『計測と制御』第58巻第10号、2019年、743-744頁。鈴森康一との共著。
- 「安心・快適性を創出するRobotic Nimbus」『計測と制御』第63巻第5号、2024年、287-292頁。
出演
[編集]- ガリレオX - 第154回「ロボット技術で人命を救え 次世代レスキューロボットへの挑戦」(BSフジ、2017年8月13日、11:30 - 12:00)[125]
- ニュースモーニングサテライト「災害救援ロボの実力」(テレビ東京、2018年9月19日、5:45 - 7:05)[69]
- モーニングショー「羽鳥が現場へ直行!聞きトリ」(テレビ朝日、2019年11月26日、8:00 - )[126]
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 結局、小惑星の地表に着地できたのは、JAXAが開発した「MINERVA-II1」で、大学コンソーシアムの「MINERVA-II2」は電気系統の異常のため重力落下試験で運用を終了した[50][51][52]。→「はやぶさ2」を参照
- ^ 京都大学松野研究室のレスキューロボット「FUHGA」は、2018年に西日本豪雨で被災した岡山県において、被災家屋からの物品回収作業を実施している[64]。
- ^ Omni-Ball_IROS2007 - YouTube。
- ^ Omni-Crawler_IROS2008 - YouTube。
- ^ 「文部科学省英知を結集した原子力科学技術・人材育成推進事業」「廃止措置のための格納容器・建屋等信頼性維持と廃棄物処理・処分に関する基盤研究および中核人材育成プログラム」[58]。
- ^ 指導学生により学会発表がなされ[97]、優秀講演奨励賞を受賞している[98]。
- ^ 畠山賞は高専、大学の機械系学科の卒業生のうち、学科で1名、人格・学力ともに優秀な学生に授与される[108]
- ^ 受賞講演 - 多田隈建二郎、多田隈理一郎、木下宏晃、永谷圭司、吉田和哉、Karl Iagnemma「横方向移動を可能にする円形断面クローラ-基本概念の提案と第一次試作機の設計・開発-」『日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス部門講演会 ROBOMEC2008 講演論文集』、NAID 110008696477。
- ^ 受賞講演 - 藤田政宏、高根英里、野村陽人、小松洋音、多田隈建二郎、昆陽雅司、田所諭「能動変形可能なジャミング膜グリッパ機構 ―挿入除去作業用扁平型エンドエフェクタの索状プラットフォームとの統合―」『ロボティクス・メカトロニクス講演会2017講演概要集』、2017年、1P2-P08[112]。
- ^ 受賞講演 - 清水杜織、林聡輔、藤本敏彰、向出陸央、猪股翔平、緑川俊貴、鉄井光、髙根英里、渡辺将広、多田隈建二郎、昆陽雅司、田所諭「1次元柔剛切替メカニズムを活用した耐火性トーラスグリッパ機構」『ロボティクス・メカトロニクス講演会2019講演概要集』、2019年、2P1-E08[16]。
- ^ 受賞論文 - 廣瀬優紀、福井航、東森充、多田隈建二郎、金子真、新井健生、坂田泰史、山本一博、川原知洋、山西陽子、新井史人「高速ビジョンとマイクロ流路を用いた実時間赤血球硬さ評価」『計測自動制御学会論文集』第47巻第5号、2011年5月、221-229頁。[115]
- ^ 部門はシステムインテグレーション部門。評価対象となった講演は2013年システムインテグレーション部門講演会(SI2013)の「高速チューブ状組織構築のための円形断面機構」[116]
- ^ 受賞講演 - 「円形断面により横方向移動を実現するクローラユニットの開発-球状全方向車輪”Omni-Ball”の発展型機構として-」[84]
- ^ 受賞講演・論文 - K. Tadakuma, R. Tadakuma, M. Higashimori, M. Kaneko. “Finger mechanism equipped omnidirectional driving roller”. IEEE International Symposium on Micro-NanoMechatronics and Human Science.[118]
- ^ 受賞論文 - Carl John Salaan, Kenjiro Tadakuma, Yoshito Okada, Yusuke Sakai, Kazunori Ohno, Satoshi Tadokoro (July 2019).“Development and Experimental Validation of Aerial Vehicle with Passive Rotating Shell on Each Rorter”. IEEE Robotics and Automation Letters 4(3):2568-2575[119].
- ^ Jose Berengueres, Kenjiro Tadakuma, Shigeki Saito.“Capsule Summaries of Cotestants Title: Gecko-On The Shape and Function of Gecko Foot-Hair”[114].
- ^ 受賞テーマ - 「水平多関節式展開型3輪惑星探査ローバ「Tri-StarIII」の開発」[26]
- ^ 受賞テーマ - 「円形断面クローラ機構によるレスキューロボットの移動機能の高度化・多様化」[27]
- ^ 受賞テーマ - 「革新的全方向移動ロボット機構の研究」[28]
- ^ 総務省主催だが、事務局は株式会社角川アスキー総合研究所に置かれている[15]。採択された技術課題名は「可食ロボティクスの展開:体内管腔状空間での推進を可能とする全周開張式円状断面トーラス型ロボット機構の開発」[15]
- ^ 受賞論文 - Kenjirou Tadakuma, Riichirou Tadakuma, Shotaro Onishi and Yuichi Tsumaki. (2014) “Worm Wheel Mechanism with Passive Rollers”. Advanced Robotics 28(24): 1617-1635.[120]
- ^ 受賞は田所・昆陽・多田隈研究室として。受賞タイトルは『耐切創性式の柔剛切替グリッパ機構 「Omni-Gripper」』[60]。
- ^ 共著者 - 松野文俊、亀川哲志、竹森達也、田中基康、鈴木陽介、坂東宜昭、糸山克寿、奥乃博、藤原始史。
出典
[編集]- ^ a b c 瀬戸 2012, p. 38.
- ^ a b c d 多田隈・広瀬 2007, p. 345.
- ^ “ようこそ、駄本 理一郎のホームページへ。”. 東京工業大学福島研究室. 2004年3月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年3月18日閲覧。
- ^ “<杜の都のチャレン人>無駄ない形 究めたい”河北新報 (2016年12月24日) 2017年10月15日閲覧。
- ^ a b c d e 多田隈建二郎 2007.
- ^ 駄本建二郎、小倉慶満、市川純章、原文雄「2A1-A04 結合・分離可能なクラスタロボットモジュールの開発」『ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集 2002』2002年、 61頁。
- ^ a b c 瀬名 2008, p. 1.
- ^ a b c “東北大、縦横無尽に動作できるクローラー-災害調査ロボなどに提案”. 日刊工業新聞 (2016年8月24日) 2018年7月7日閲覧。
- ^ “学生”. 東北大学 Human-Robot Informatics Laboratory. 2018年7月7日閲覧。
- ^ a b Masahiro Fujita, Kenjiro Tadakuma, Hirone Komatsu, Eri Takane, Akito Nomura, Tomoya Ichimura. (May, 2018). “Jamming layered membrane gripper mechanism for grasping differently shaped-objects without excessive pushing force for search and rescue missions”. Advanced Robotics 32 (11): 590-604.
- ^ “藤田政宏さん(田所・昆陽・多田隈研究室 博士後期課程1年)、野村陽人さん(同研究室 博士前期課程2年)が日本機械学会 若手優秀講演フェロー賞を受賞”. 研究活動 > 受賞 東北大学大学院情報科学研究科. 2020年6月19日閲覧。
- ^ a b 多田隈建二郎 2014.
- ^ a b c d 多田隈建二郎 2017, p. 39.
- ^ a b c 朝日新聞 2014.
- ^ a b c d e “平成28年度採択プログラム 最終選考総評”. 異能vationプログラム. 総務省. 2016年11月3日閲覧。
- ^ a b c d e “2020年度”. 部門賞. 日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス部門. 2020年9月25日閲覧。
- ^ 佐藤 2014.
- ^ a b c d せとふみ 2008.
- ^ a b 渡辺・多田隈 2024.
- ^ a b c “多田隈元准教授 大阪大学への異動のお知らせ”. NEWS. Tohoku University Human-Robot Informatics Laboratory. 2024年6月17日(UTC)閲覧。
- ^ a b “NEWS 多隈准教授が赴任されました 大阪大学より多田隈 建二郎准教授が赴任されました.”. Human Robot Informatics Laboratory. 東北大学. 2015年7月6日閲覧。
- ^ a b c 多田隈・津田 2015, p. 300.
- ^ a b c “研究者紹介”. 東北大学タフ・サイバーフィジカルAI研究センター. 2020年11月28日閲覧。
- ^ a b c “多田隈建二郎". KAKEN ー 研究者で探す. 国立情報学研究所. 2020年11月28日閲覧。
- ^ a b “研究奨励賞 一覧(平成11年度以降)”. 一般社団法人みやぎ産業科学振興基金. 2020年11月28日閲覧。
- ^ a b c “第20回(2006年度)独創性を拓く 先端技術大賞 受賞者”. Fuji Sankei Business i. 2014年3月18日閲覧。
- ^ a b c d “これまでの受賞者 第5回 2009年度各部門受賞者”. 竸基弘賞”. 国際レスキューシステム研究機構. 2020年9月25日閲覧。
- ^ a b c d “平成23年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 若手科学者賞 受賞者一覧”. 文部科学省. 2014年3月18日閲覧。
- ^ 瀬戸 2012, p. 51-52.
- ^ 瀬戸 2012, p. 53.
- ^ a b c “2001年度日本機械学会畠山賞受賞者”. 日本機械学会畠山賞]”. 日本機械学会. 2020年9月25日閲覧。
- ^ a b “第2回 東京理科大学物理学園賞表彰式を開催(6/17)”. TUS Today 東京理科大学. (2019年6月17日) 2019年11月22日閲覧。
- ^ 多田隈建二郎、広瀬茂男「1P1-1F-F1 段差踏破型全方向車両のための Omni-Disc の開発」『ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集2003』2003年、 39頁。
- ^ 多田隈建二郎、多田隈理一郎、広瀬茂男「段差踏破型全方向移動車両の段差踏破シーケンスの研究」『ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集2004』2004年6月18日、 99頁。
- ^ a b c d 多田隈・広瀬 2007.
- ^ 多田隈建二郎「21世紀COE 8大学拠点合同シンポジウム」『東工大クロニクル』第400号、2005年6月、 13-15頁、 ISSN 1349-9300。
- ^ 松浦大輔、多田隈建二郎、篠崎明「第1回 上海・西安交通大学-東京工業大学ワークショップ」『東工大クロニクル』第405号、2005年12月、 13-15頁。
- ^ 瀬戸 2012, p. 40-42.
- ^ 瀬戸 2012, p. 45-46.
- ^ 多田隈建二郎、多田隈理一郎、永谷圭司、吉田和哉、Iagnemma Karl「形態可変機能を有する正四面体型移動ロボット」『ロボティクス・メカトロニクス講演会2008講演概要集』、2008年6月、2P1-C15。
- ^ 多田隈建二郎、多田隈理一郎、木下宏晃、永谷圭司、吉田和哉、Iagnemma Karl「横方向移動を可能にする円形断面クローラ-基本概念の提案と第一次試作機の設計・開発」『ロボティクス・メカトロニクス講演会2008講演概要集』、2008年6月、2P1-C14。
- ^ 多田隈建二郎、多田隈理一郎、勅使河原誠一、溝口善智、長谷川浩章、寺田一貴、高山俊男、小俣透、明愛国、下条誠「全方向包み込み式なじみグリッパ-把持応答性向上を目指した各種方法」『ロボティクス・メカトロニクス講演会2009講演概要集』、2009年5月、2A2-B02。
- ^ 多田隈建二郎ほか 2012.
- ^ 寺田一貴、多田隈建二郎、多田隈理一郎、明愛国、下条誠「球状構造を用いた負荷感応・無段変速を特徴とする直動機構」『ロボティクス・メカトロニクス講演会2009講演概要集』、2009年5月、2P1-E05。
- ^ 大石千種、多田隈建二郎、多田隈理一郎、永谷圭司、吉田和哉、明愛国、下条誠「形態可変機能を有する2車体連結クローラ-連結機構における2重関節配置の検討」『ロボティクス・メカトロニクス講演会2009講演概要集』、2009年5月、1A2-G18。
- ^ 多田隈理一郎、多田隈建二郎、横井一仁「ウェアラブル触覚ディスプレイを用いた有毛部皮膚の触覚に関する研究」『日本バーチャルリアリティ学会論文誌』第13巻第4号、2008年12月31日、 429-438頁。
- ^ a b 多田隈建二郎、田中崇裕「IBM車輪 ―磁気力内部補償による車輪機構―」『日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス部門講演会2014講演論文集』、2014年、1P-O01。
- ^ a b “小惑星探査機「はやぶさ2」に夢をのせて 巧みに動く生き物にこそ ロボット制御の答えがある ”. 阪大StoryZ 先端人. 2019年10月20日閲覧。
- ^ a b 大須賀公一「小惑星探査ローバーMINERVA-IIの開発に携わって」『テクノネット』第570号、大阪大学工業会、2015年10月、19-22頁。
- ^ a b (プレスリリース)“小惑星探査機「はやぶさ2」記者説明会”(PDF). JAXA (2019年8月22日) 2019年10月23日閲覧。
- ^ a b 大塚実 (2019年9月25日).“はやぶさ2、小型ローバー「MINERVA-II2」の分離を10月3日に実施へ”. マイナビニュース. 2019年10月23日閲覧。
- ^ “小惑星に小型ロボを放出 はやぶさ2最後の仕事”. 日本経済新聞 (2019年10月3日) 2019年10月23日閲覧。
- ^ a b 森山 2017.
- ^ 鈴木太郎「「タフ・ロボティクス」特集について」『日本ロボット学会誌』第35巻第10号、2017年、695頁。
- ^ 松野文俊ほか「ImPACT TRC太索状ロボットの研究開発の現状と展望」『日本ロボット学会誌』第35巻第10号、2017年、720-726頁。
- ^ 髙根英里、多田隈建二郎、山本知生、大野和則、昆陽雅司、田所諭「全方向受動湾曲メカニズム ―接触感応式連動バルブによる受動湾曲機能―」『第33回日本ロボット学会学術講演会講演論文集』2015年、3K1-08。
- ^ Eri Takane, Kenjiro Tadakuma, Tomonari Yamamoto, Masashi Konyo and Satoshi Tadokoro (Novenber 2016) A mechanical approach to realize reflexive omnidirectional bending motion for pneumatic continuum robots. ROBOMECH Journal 3 (28).
- ^ a b c 髙根英里、藤田政宏、野村陽人、山本知生、小松洋音、多田隈建二郎、昆陽雅司、田所諭「面状全方向クローラ移動体“Omni-Board”」『第34回日本ロボット学会学術講演会講演論文集』、2016年9月。
- ^ a b “東北大、刃物・がれき対応の万能ロボハンド 把持対象の形に変化(動画あり)”. 日刊工業新聞. (2018年6月15日) 2018年6月23日閲覧。
- ^ a b c d e f ロボスタ編集部 (2018年10月12日).“第8回ロボット大賞が発表! 大臣賞ダブル受賞はファナックの「ZDT」”. ロボスタ. 2018年10月14日閲覧。“「第8回ロボット大賞」の各賞の表彰対象”. 経済産業省. 2018年10月14日閲覧。“文部科学大臣賞 耐切創性式の柔剛切替グリッパ機構 「Omni-Gripper」”(PDF). THE 8TH ROBOT AWARD. 2018年10月29日閲覧。
- ^ a b “東北大、数珠状部品の新機構開発 柔軟・固定の状態を簡単切り替え”.日刊工業新聞(2017年12月25日) 2017年12月31日閲覧。
- ^ a b 東北大学、国際レスキューシステム研究機構、科学技術振興機構、内閣府政策統括官(科学技術・イノベーション担当)(2018年10月25日).“炎の中のとがった物体でもつかめる数珠状の柔軟堅牢ロボットハンドを開発(世界初)~灼熱の瓦礫も除去可能な高い耐火性・耐切創性を実現~”. 2019年10月20日閲覧。
- ^ “A02:超柔軟素材を用いた分岐・伸展トーラス機構を基軸とするロボット駆動体の設計と具現化”. 研究課題. 進学術領域「ソフトロボット学」. 2018年8月26日閲覧。
- ^ a b “松野文俊 工学研究科教授らの開発したロボットが、西日本豪雨による岡山県半田山のがけ崩れ現場において災害対応活動を行いました。(2018年7月25日、26日)”. News - 研究・産官学連携. 京都大学 (2018年8月23日) 2019年10月27日閲覧。
- ^ a b “工学研究科大学院生らによるレスキューロボット開発チーム「SHINOBI」が、RoboCup2019世界大会で優勝しました。(2019年7月4日~7日)”. News - 研究・産官学連携. 京都大学 (2019年7月29日) 2019年10月27日閲覧。
- ^ Tatsuya Takemori, et.Al. (2020).“Development of the multifunctional rescue robot FUHGA2 and evaluation at the world robot summit 2018”. Advanced Robotics 34 (2): 119-131.
- ^ “RoboCup世界大会レスキュー実機リーグ優勝”. ロボ學 日本ロボット学会. (2019年9月24日) 2020年6月19日閲覧。
- ^ Motoyasu Tanaka. et.Al. (2020).“Development and field test of the articulated mobile robot T2 Snake-4 for plant disaster prevention”. Advanced Robotics 34 (2): 70-88.
- ^ a b “「多田隈建二郎」に関連する情報”. テレビ紹介情報. 価格.com. 2020年2月6日閲覧。
- ^ a b 神崎洋治 (2018年10月22日).“経産省が主催するロボット競技会「WRS」結果発表!競い抜いた5日間、日本チームの強さが光る / World Robot Summit 2018”. ロボットスタート. 2019年10月20日閲覧。
- ^ “AI・ロボ・IoTの連携拠点設立 東北大学タフ・サイバーフィジカルAI研究センター”. 2019年のプレスリリース・研究成果. 東北大学. (2019年4月16日) 2020年11月28日閲覧。
- ^ 渡辺 2024.
- ^ “研究室一覧”. 大阪大学 基礎工学部 / 大学院基礎工学研究科. 2024年6月17日(UTC)閲覧。
- ^ “研究室紹介”. 大阪大学基礎工学部 システム科学科 知能システム学コース. 2024年6月17日(UTC)閲覧。
- ^ 特許第4127321号 『全方向移動車両』(権利者:国立大学法人東京工業大学、発明者:廣瀬茂男、多田隈建二郎、2012-01-06登録、特開2004-131017、特願2002-299530)
- ^ Tadakuma, Kenjiro; Tadakuma, Riichiro; Hirose, Shigeo (2005). “Mechanical Design of VmaxCarrier2: Omnidirectional Mobile Robot with Function of Step-Climbing”. Journal of Robotics and Mechatronics (Fuji Technology Press) 17 (2): 198-207. doi:10.20965/jrm.2005.p0198 .
- ^ 多田隈建二郎 2006.
- ^ Tadakuma, Kenjiro; Masatsugu, Matsumoto; Hirose, Shigeo (2006). “Mechanical Design of Joint Braking and Underactuated Mechanism of" Tri-Star3"; Horizontal Polyarticular Arm Equipped 3-Wheeled Expandable Mobile Robot”. 2006 IEEE/RSJ International Conference on Intelligent Robots and Systems: 4252-4259. doi:10.1109/IROS.2006.281953 .
- ^ 特許第4892677号 『回転体支持機構』(権利者:国立大学法人東京工業大学、発明者:廣瀬茂男、多田隈建二郎、松本正嗣、2012-01-06登録、特開2007-030860、特願2005-243402)
- ^ 特許第5057130号 『全方向移動体用球状車輪および全方向移動体』(権利者:多田隈建二郎、発明者:多田隈建二郎、2012-08-10登録、2016年8月10日特許権利抹消。特開2007-210576、特願2006-058607)
- ^ 多田隈建二郎「(日本ロボット学会協力企画 最新ロボット事情 第3回)正四面体型探査ロボット Tetra Rover」『Robocon Magazine』第54号、2007年10月15日、98-101頁、ISBN 978-4-274-20467-8。
- ^ 特開2009-241916 『円状断面を有する無限軌道機構』(発明者:多田隈建二郎、吉田和哉、永谷圭司、特願2008-114507、審査未請求によるみなし取下)
- ^ “メカトロ技術高度化財団、09年度助成15件決定、阪大の多田隈氏の多指ハンドなど”. robonable (日刊工業新聞社). (2010年3月29日) 2014年3月18日閲覧。
- ^ a b c 『IFToMMニュース第36号?』日本IFToMM会議、2009年7月、6頁、2018年7月7日閲覧。
- ^ 海洋研究開発機構(2016年12月19日). “新たな海洋鉱物資源調査システムの海中試験に成功~汎用ROVを利用して高効率な海洋鉱物資源サンプリング調査が可能に~”. (プレスリリース). 2018年1月1日閲覧。
- ^ “全方向移動機能を備えたクローラー移動機構の自動走行システムを開発”(プレスリリース). TOPY News Release (2017年10月10日) 2018年1月1日閲覧。
- ^ “トピー工業、全方向に移動可能な自動走行システム開発” 日刊工業新聞 (2017年10月13日) 2017年10月15日閲覧。
- ^ “資材搬送を省力化する全方向に移動可能なクローラー型搬送支援ロボット「クローラーTO(トゥ)」を開発”(プレスリリース). TOPY News Relase (2017年11月7日) 2018年1月1日閲覧。
- ^ a b 森山和道 (2019年8月26日).“点字ブロックや芝生、毛の長い絨毯上でもロボットの移動を可能にする「円形断面型クローラー」~東北大学多田隈研とNEDOが開発”. PC Watch. 2019年10月27日閲覧。
- ^ a b (Press Release)“世界初、360度方向に連続的に移動可能な円形断面型クローラーを開発 ―柔らかい絨毯や点字ブロックの上でも、向きを変えずにスムーズに移動―”. 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構、国立大学法人東北大学. (2019年8月26日). 2019年10月27日閲覧。
- ^ Kenjiro Tadakuma, Eri Takane, Masahiro Fujita, Akito Nomura, Hirone Komatsu , Masashi Konyo and Satoshi Tadokoro (Januarry 2018). Planar Omnidirectional Crawler Mobile Mechanism Development of Actual Mechanical Prototype and Basic Experiments. IEEE Robotics and Automation Letter 3 (1): 395-402.
- ^ 特開2010-208006 『把持機構』(発明者:多田隈建二郎、多田隈理一郎、勅使河原誠一、溝口善智、長谷川浩章、寺田一貴、高山俊男、小俣透、明愛国、下条誠、特願2009-087295、審査未請求によるみなし取下)
- ^ 多田隈建二郎 (2011-05-31) (PDF). “科学研究費補助金研究成果報告書(研究活動スタート支援 21860034)液・固の相変化により超なじみ性を有実現する包み込み式ロボットグリッパの研究開発” (Report).
《元研究》液・固の相変化により超なじみ性を実現する包み込み式ロボットグリッパの研究開発 KANEN 研究課題/領域番号:21860034 - ^ 多田隈建二郎、田中大貴、福田拓人、東森充、金子真「超柔軟形状・剛性可変移動体“MR Hot-Ice”」『第11回計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会(SI2010)論文集』、2010年11月、1473-1476頁(講演番号:2K1-4)。
- ^ 大槻道夫「粉体のジャミング転移 ―「流れる固体」の物理―」『分子シミュレーション学会誌』第16巻第2号、2014年、88-93頁。
- ^ 小寺貴之 (2017年8月16日).“できたよ、ドラえもんハンド。柔軟性とグリップ力を両立”. ニュースイッチ. 日刊工業新聞社. 2017年12月31日閲覧。
- ^ a b 藤本敏彰、清水杜織、西村礼貴、野村陽人、鉄井光、藤田政宏、高根英里、小松洋音、多田隈建二郎、昆陽雅司、田所諭「1次元ジャミング転移機構の原理考案と具現化」『計測自動制御学会東北支部 第312回研究集会(2017.11.24)』資料番号 312-5。
- ^ “田所研究室の藤本敏彰さん、清水杜織さんが、それぞれ計測自動制御学会東北支部 優秀発表奨励賞を受賞しました。”. 東北大学機械系 (2017年12月25日) 2018年1月1日閲覧。
- ^ 多田隈建二郎, 多田隈理一郎, 井岡恭平, 妻木勇一「全方向駆動歯車機構の研究」『日本ロボット学会誌』第30巻第6号、日本ロボット学会、2012年、611-620頁、CRID 1390282679705927680、doi:10.7210/jrsj.30.611、ISSN 02891824。
- ^ a b 広瀬茂男、今里峰久、工藤良昭、梅谷陽二「内部力補償型磁気吸着ユニット」『日本ロボット学会誌』第3巻第1号、1985年、10-19頁。
- ^ a b “多田隈 建二郎 准教授(情報科学研究科)がベストプレゼンテーション表彰を受賞しました。”. 東北大学大学院機械系 (2015年5月25日) 2019年10月23日閲覧。
- ^ “東北大・山形大、全方向駆動車輪開発-その場で方向転換、3年以内の実用化へ”. 日刊工業新聞 (2017年7月31日) 2017年12月31日閲覧。
- ^ 與座ひかる (2015年10月6日).“「回転球殻」を持つドローンが登場、モノにぶつかりながら飛行可能”. MONOist. ITmedia. 2019年10月27日閲覧。
- ^ “飛行ロボットによる災害・インフラ調査”. 東北大学田所研究室. 2019年10月27日閲覧。
- ^ “東北大、“球殻”ドローン開発 構造物に密着飛行(動画あり)”. 日刊工業新聞 (2018年6月14日) 2019年10月27日閲覧。
- ^ a b 瀬名秀明 2008, p. 1.
- ^ a b 多田隈建二郎 2011, p. 519.
- ^ “日本機械学会畠山賞”. 表彰. 日本機械学会. 2020年9月25日閲覧。
- ^ 「特集:ロボティクス・メカトロニクス講演会2004における優秀講演のノミネーション」『ロボティクス・メカトロニクス部門ニュースレター』33号、2004年12月、4頁。
- ^ “過去の受賞一覧(年度別)2009年度”. 部門賞. 日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス部門. 2019年10月20日閲覧。
- ^ 「(19)高い走破性を実現する球状全方向車輪"Omni-Ball"の開発(研究奨励,日本機械学会賞〔2008年度(平成20年度)審査経過報告〕)」『日本機械学会誌』第112巻第1086号、2009年5月5日、 370頁。
- ^ a b “過去の受賞一覧(年度別)2018年度”. 部門賞. 日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス部門 . 2019年10月20日閲覧。
- ^ 「日本ロボット学会第23回研究奨励賞の贈呈-第23回研究奨励賞選考結果報告-」『日本ロボット学会誌』第26巻第8号、2008年11月、 お知らせ11頁。
- ^ a b c d e “多田隈 建二郎 博士(工学)”. 大阪大学大学院工学研究科 機械工学専攻 知能機械部門 金子・東森研究室. 2014年3月18日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “2013年度計測自動制御学会学会賞の贈呈”. 計測自動制御学会. 2014年3月30日閲覧。
- ^ “2014年度部門賞”. 部門表彰. 計測自動制御学会システムインテグレーション部門 (2015年3月13日). 2015-03-24。閲覧。
- ^ a b 日本学術会議. 推薦者:多田隈 建二郎「全方向駆動を実現する円形断面クローラ機構」 (PDF) (Report). 宣伝会議ONLINE. p. 3. 2015年3月20日閲覧。
- ^ (PDF) “超高速バイオアセンブラNewsletter No.2” (Report). p. 7.
- ^ a b “多田隈准教授らが国際会議ICRA 2019において、Best Paper Award on Mechanisms and Designを受賞しました。”. 東北大学田所研究室. 2019年11月22日閲覧。“多田隈建二郎准教授らがIEEE ICRA Best Paper Award on Mechanisms and Designを受賞”. 東北大学大学院情報科学研究科. 2019年11月22日閲覧。
- ^ a b “財団の事業”. 一般財団法人 FA財団. 2017年10月15日閲覧。
- ^ 「第18回(令和3年度)日本学術振興会賞受賞者及び受賞理由」、日本学術振興会、2021年12月、11頁。
- ^ 第54回概要
- ^ 水谷義弘、片桐幸徳、多田隈建二郎「連載講座「ブレークスルーの原点」を始めるに当たって」『日本機械学会誌』第117巻第1142号、2014年1月、51-52頁
- ^ 「特集「機構の知と技」」『日本ロボット学会誌』第29巻第6号、2011年7月。
- ^ “第154回 「ロボット技術で人命を救え 次世代レスキューロボットへの挑戦」”. 『ガリレオX』. BSフジ. 2020年2月6日閲覧。
- ^ “多田隈 建二郎准教授が開発したグリッパ機構について、羽鳥慎一モーニングショー(テレビ朝日)にて放送されました。(2019年11月26日)”. 東北大学機械系. (2019年11月27日) 2020年2月6日閲覧。
参考文献
[編集]- “(ミチをひらく)球状車輪ロボ 進む先は? ―宇宙探査・防災・医療・応用は自在― 大阪大学大学院研究科助教 多田隈建二郎さん(上)”. 朝日新聞(10版): p. 18面(科学面). (2014年4月17日)
- 佐藤健仁 (2014年4月24日). “(ミチをひらく)「ロボットと火星へ」夢が原動力 ―宇宙探査・防災・医療・応用は自在― 大阪大学大学院研究科助教 多田隈建二郎さん(下)”. 朝日新聞: p. 22面(科学面記事)
- せとふみ「ロボティクス若手ネットワーク・ランチタイムセミナー「君と共に、ロボティクスが拓く未来」開催~学術講演会って実はこんなに面白い!?」『Robot Watch』、2008年6月12日。2014年3月18日閲覧。
- 瀬戸文美『私のとなりのロボットなヒト: 理系女子がロボット系男子に聞く』近代科学社、2012年5月30日、38-55頁。ISBN 978-4-7649-5019-1。
- 瀬名秀明 (2008年2月22日). “東北大学機械系-瀬名秀明がゆく!シリーズ24『若手ロボット研究者がゆく!』”. 東北大学機械系. 2014年3月18日閲覧。
- 森山和道 (2017年3月14日). “「可食ロボティクス」食べられる栄養カプセルロボットの実現を目指す多田隈建二郎氏”. ロボスタ 2017年10月22日閲覧。
外部リンク
[編集]- Robot Mechanisms Lab. G. - 大阪大学 ロボット機構学研究グループ(研究室サイト)
- 研究者情報(KAKEN、J-GLOBAL)
- 文献情報(CiNii Research、IRDB、DBLP、ResearchGate、Google Scholar)
(講演情報など)
- このロボットがすごい2015 (10) 多田隈 建二郎(Kenjiro Tadakuma,東北大学大学院 情報科学研究科 准教授) - ニコニコ動画
- ロボット機構研究の実際 ―原理考案から具現化までの泥臭く重要な過程―(PDF) - 講演スライド(2015年12月11日)
- 講義No.09023 どんな物でもつかめる夢のようなドラえもんの手! - 夢ナビ
(開発したロボットの動画)
- TADAKUMA Mechanism Group - YouTubeチャンネル
- diginfonewsjapan (2011年9月27日). 全方向に移動可能なクローラ機構 #DigInfo - YouTube
- IEEE Spectrum (2014年6月9日). Robot With Torus Omnidirectional Driving Unit - YouTube
- 日刊工業ビデオニュース (2018年6月18日). 東北大、車型の球殻ドローン開発(東北大学提供) - YouTube
- 日刊工業ビデオニュース (2018年8月22日). 多田隈建二郎准教授の万能変形ハンド - YouTube
- Yoshito Okada (2019年5月23日). Development and Experimental Validation of Aerial Vehicle with Passive Rotating Shell on Each Rotor - YouTube
- Kazumichi Moriyama (2019年8月26日). 円形断面型クローラー 東北大学 多田隈研 - YouTube