多田元
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多田 元(ただ はじめ、1944年 - )は、日本の弁護士、元裁判官。少年事件や子どもの権利などを扱い、特定非営利活動法人子どもセンターパオ理事長、全国不登校新聞社代表理事、南山大学大学院法務研究科教授等を歴任。
人物・経歴
[編集]兵庫県尼崎市生まれ。一橋大学法学部在学中に旧司法試験に合格。1967年に大学を卒業し、司法修習を経て、1969年裁判官に任官。家庭裁判所で少年事件を扱うなどし、1988年金沢地方裁判所判事を最後に退官[1][2]。1989年に名古屋弁護士会(現愛知県弁護士会)弁護士登録[3]。
少年事件の国選弁護人を務めるなど、少年事件や子どもの権利などを扱い、愛知県弁護士会子どもの権利特別委員会委員長[4]、子どもの虐待防止ネットワーク・あいち理事[3]、豊川市主婦殺人事件弁護団長[5]、名古屋大学女子学生殺人事件主任弁護士[6]などを歴任。
1990年愛知学院大学法学部非常勤講師(少年法)、医療事故情報センター常任理事。1995年一橋大学法学部非常勤講師(少年法)。1997年名古屋市児童相談所児童福祉専門員(子どもの虐待対応)。1998年中京大学非常勤講師(少年法)、特定非営利活動法人全国不登校新聞社代表理事。2002年富山大学非常勤講師(子どもの人権)[2]。
2004年から2011年まで南山大学大学院法務研究科教授(刑事実務演習)[2][7]。2006年特定非営利活動法人子どもセンターパオ理事長。2012年から2014年まで南山大学大学院法務研究科非常勤講師[2][8]。
著書
[編集]- 『刑事裁判の現代的展開 : 小野慶二判事退官記念論文集』(共著)勁草書房 1988年
- 『子どもの教育と人権を考えるフォーラム : 子どもの権利条約をふまえて』山口県不登校を考える親の会ネットワーク 1995年
- 『引きこもり狩り : アイ・メンタルスクール寮生死亡事件/長田塾裁判』(芹沢俊介編、共著)雲母書房 2007年
- 『少年事件 心は裁判でどう扱われるか』(高岡健編、共著)明石書店 2010年
脚注
[編集]- ^ 公益社団法人金沢こころの電話 - ほっとらいん第102号
- ^ a b c d 南山大学 - 法曹実務教育研究センター主催公開講演会
- ^ a b 「2010/9/4シンポジウム「子どもの貧困と社会的養護~子どもシェルターって何?~」のご案内」京都弁護士会
- ^ 「【06.10.05】多田 元さん[弁護士]」革新・愛知の会
- ^ コラム 山口一臣】佐世保高1少女はなぜ同級生を殺害したのか財経新聞2014年8月2日
- ^ 「「タリウム女子」は法廷で「検事も弁護人も殺したい」 大メディアの「19歳殺人鬼」顔・実名隠しに何の意味があるのか」デイリー新潮
- ^ 南山大学
- ^ 子どもセンターパオ