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多田元

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

多田 元(ただ はじめ、1944年 - )は、日本弁護士、元裁判官少年事件子どもの権利などを扱い、特定非営利活動法人子どもセンターパオ理事長全国不登校新聞社代表理事、南山大学大学院法務研究科教授等を歴任。

人物・経歴

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兵庫県尼崎市生まれ。一橋大学法学部在学中に旧司法試験に合格。1967年に大学を卒業し、司法修習を経て、1969年裁判官に任官。家庭裁判所少年事件を扱うなどし、1988年金沢地方裁判所判事を最後に退官[1][2]。1989年に名古屋弁護士会(現愛知県弁護士会)弁護士登録[3]

少年事件の国選弁護人を務めるなど、少年事件や子どもの権利などを扱い、愛知県弁護士会子どもの権利特別委員会委員長[4]、子どもの虐待防止ネットワーク・あいち理事[3]豊川市主婦殺人事件弁護団長[5]名古屋大学女子学生殺人事件主任弁護士[6]などを歴任。

1990年愛知学院大学法学部非常勤講師(少年法)、医療事故情報センター常任理事。1995年一橋大学法学部非常勤講師(少年法)。1997年名古屋市児童相談所児童福祉専門員(子どもの虐待対応)。1998年中京大学非常勤講師(少年法)、特定非営利活動法人全国不登校新聞社代表理事。2002年富山大学非常勤講師(子どもの人権)[2]

2004年から2011年まで南山大学大学院法務研究科教授(刑事実務演習)[2][7]。2006年特定非営利活動法人子どもセンターパオ理事長。2012年から2014年まで南山大学大学院法務研究科非常勤講師[2][8]

著書

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  • 『刑事裁判の現代的展開 : 小野慶二判事退官記念論文集』(共著)勁草書房 1988年
  • 『子どもの教育と人権を考えるフォーラム : 子どもの権利条約をふまえて』山口県不登校を考える親の会ネットワーク 1995年
  • 『引きこもり狩り : アイ・メンタルスクール寮生死亡事件/長田塾裁判』(芹沢俊介編、共著)雲母書房 2007年
  • 『少年事件 心は裁判でどう扱われるか』(高岡健編、共著)明石書店 2010年

脚注

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