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増田増蔵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

増田 増蔵[1](ますだ ますぞう、1863年9月21日文久3年8月9日[2] - 1943年昭和18年)9月4日[3])は、日本商人(増田屋[4]、砂糖貿易[5][6])、会社重役[5]、神奈川県多額納税[1][2][7]資産家[8]政治家実業家[9][10]増田製粉所相談役[4][5][6]。族籍は神奈川県平民[2][11]

人物

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神奈川県・増田嘉兵衛の長男[5]。中村房次郎の兄[5][6]横浜生まれ[9]1883年家督を相続する[5]。増田屋と称し、砂糖貿易商を創め、ついで麦粉石油貿易を兼ねる[4]。同族及び同業者を糾合し、横浜製糖会社を創設[1]

日露の戦役に際し、功によって勲六等に叙せられ瑞宝章を賜る[1]。横浜蚕糸外四品取引所仲買[10]増田貿易[12]、増田製粉所各相談役横浜市会議員、神奈川県会議員、横浜商業会議所副会頭などを務めた[3]

増田について『京浜実業家名鑑』で「頗る質素にして秋亳も虚飾に趨る所なく其店風も亦簡易素朴にして些かのハイカラ風なく而も社会公共慈善の事業に至っては巨額の資金を投じ惜むことなし」と紹介されている[9]。住所は神奈川県横浜市中区本町4丁目[5][10]

家族・親族

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増田家
親戚

脚注

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  1. ^ a b c d 『大正人名辞典』574頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2020年1月29日閲覧。
  2. ^ a b c 『人事興信録 第4版』ま80頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2020年1月25日閲覧。
  3. ^ a b 『神奈川県史 別編1』684頁。
  4. ^ a b c 『人事興信録 第8版』マ48 - 49頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2020年1月25日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g h i j k 『人事興信録 第14版 下』マ48頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2020年1月25日閲覧。
  6. ^ a b c d 『人事興信録 第12版 下』マ54頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2020年1月25日閲覧。
  7. ^ 『日本紳士録 第16版』全国多額納税者2頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2020年1月29日閲覧。
  8. ^ 『全国五十万円以上資産家表 時事新報社第三回調査』4頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2020年1月29日閲覧。
  9. ^ a b c 『京浜実業家名鑑』523頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2020年1月27日閲覧。
  10. ^ a b c 『日本現今人名辞典』ま45頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2023年6月18日閲覧。
  11. ^ a b c d e 『人事興信録 第7版』ま109 - 110頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2020年1月29日閲覧。
  12. ^ 『銀行会社要録 附・役員録 第23版』神奈川県 会社マ43頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2020年10月24日閲覧。
  13. ^ a b 『早稲田大学校友会会員名簿 大正4年11月調』得業生之部223頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2020年1月29日閲覧。

参考文献

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  • 『日本現今人名辞典』日本現今人名辞典発行所、1900年。
  • 遠山景澄編『京浜実業家名鑑』京浜実業新報社、1907年。
  • 交詢社編『日本紳士録 第16版』交詢社、1911年。
  • 人事興信所編『人事興信録 第4版』人事興信所、1915年。
  • 『早稲田大学校友会会員名簿 大正4年11月調』早稲田大学校友会、1915 - 1925年。
  • 『全国五十万円以上資産家表 時事新報社第三回調査』時事新報社、1916年。
  • 東洋新報社編『大正人名辞典』東洋新報社、1917年。
  • 東京興信所 編『銀行会社要録 附・役員録 第23版』東京興信所、1919年。
  • 人事興信所編『人事興信録 第7版』人事興信所、1925年。
  • 人事興信所編『人事興信録 第8版』人事興信所、1928年。
  • 人事興信所編『人事興信録 第12版 下』人事興信所、1940年。
  • 人事興信所編『人事興信録 第14版 下』人事興信所、1943年。
  • 神奈川県県民部県史編集室編『神奈川県史 別編1』人物 : 神奈川県歴史人名事典、神奈川県、1983年。