堕ちた天使
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「堕ちた天使」 | ||||
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J・ガイルズ・バンド の シングル | ||||
初出アルバム『フリーズ・フレイム』 | ||||
リリース | ||||
録音 | 1980年 | |||
ジャンル | ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | EMI | |||
作詞・作曲 | セス・ジャストマン | |||
プロデュース | セス・ジャストマン | |||
チャート最高順位 | ||||
1位(アメリカ)/ 3位(イギリス)[1] | ||||
J・ガイルズ・バンド シングル 年表 | ||||
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「堕ちた天使」(おちたてんし、Centerfold)はJ・ガイルズ・バンドのヒット曲。高校時代の憧れの女性が男性誌の見開きピンナップページに載っていることにショックを受けた青年の物語である。原題の "Centerfold" (センターフォールド)は「中央見開き、もしくは折り込みページの(ヌード)写真」の意味。
1981年の秋に発表され、1982年2月にビルボードホット100の1位に輝く。その後6週にわたって1位の座を保ち続け、オーストラリアでも1位になった。アルバム『フリーズ・フレイム』からの最初のシングルカットであり、初期MTVの常連となった。ヴィデオが撮影された学校の上の階には少女向けダンス・スクールがあり、その出身者がヴィデオに出演している。ヴィデオにはMTVのヴィデオジョッキー、マーサ・クインが出演していると長らく思われていたが、ダンサーの一人が彼女によく似ていただけである。
バンドのリード・シンガー、ピーター・ウルフはラジオ番組『イン・ザ・スタジオ・ウィズ・レッドベアード』で「悲しみのエンジェル」が当初のシングルカット候補であったことを明かしている。「悲しみのエンジェル」のヴィデオ撮影中のアメリカEMI社長からの指示により、「堕ちた天使」がシングルカット曲に変更された。
アメリカで1位になった1年後の1983年2月に全英トップ40の3位になり、バンドのイギリスでの唯一のヒット曲となった[1]。
なお、日本では2014年に8代目スズキ・アルトのCMソングに起用された。
カヴァー・ヴァージョン
[編集]- ドイツのスラッシュメタルバンド“タンカード”の1993年のアルバム『ストーン・コールド・ソーバー』でカヴァーされた。
- スカパンクバンド“アゲンスト・オール・オーソリティ”は“レス・ザン・ジェイク”とのスプリット・シングルで、また“ヘイシード・ディキシー”は2004年のアルバム『レット・ゼア・ビー・ロックグラス』でカヴァーした。
- イギリスのスカパンクバンド“スパンジ”もアルバム『ザット・シュド・カヴァー・イット!』で、これも2004年にカヴァーした。
- ドイツのユーロポップグループ“キャプテン・ジャック”もこの曲をカヴァーした。彼らのヴァージョンはゲーム「DDR SuperNOVA」で使用されている。
- アメリカの俳優/モデルのアダム・オースティンがカヴァーしたヴァージョンは1999年2月にイギリスで小当たりした。
脚注
[編集]- ^ a b “J GEILS BAND|full Official Chart History”. Official Charts Company. 2023年1月24日閲覧。