坂本常蔵
表示
坂本 常蔵(さかもと つねぞう、1854年12月4日(安政元年10月15日)[1] - 没年不明)は、日本の土木建築請負業者[2][3]、広島県多額納税者[4]。広島県第一流の請負業者として令名を馳せた[3]。族籍は広島県平民[2]。
経歴・業績
[編集]広島市段原町(現在の南区比治山町)の出身[3]。坂本卯助の二男[2]。性来剛健の坂本は1874年以来土木建築請負業を開始した[3]。
社会に絶大な信用を獲得し、斯界一流の頭角者となり規模は愈々拡張され建築、土木、販売の三部に分かち各部に堪能な主任を採用した[3]。
鉄道省神戸改良事務所指名請負人である[5]。貴族院多額納税者議員選挙の互選資格を有した[1]。住所は広島市段原町、同市土手町[3][6][7][8]。
家族・親族
[編集]- 坂本家
- 父・卯助(広島県平民)[2]
- 妹
- 妻・ノブ(1878年 - ?、広島、宮本保吉の二女)[2]
- 養子・柳太[6][7][8][9](1883年 - ?、広島県多額納税者[10][11]、土木建築請負業[7][12]) - 1925年に家督を相続した[13]。
- 孫
脚注
[編集]- ^ a b 『貴族院多額納税者名鑑』470頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2017年9月27日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j 『人事興信録 第6版』さ70頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2017年9月27日閲覧。
- ^ a b c d e f 『広島県紳士名鑑』広島市之部174頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2017年9月27日閲覧。
- ^ 『日本紳士録 第29版』附録 全国多額納税者 広島県63頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2018年10月8日閲覧。
- ^ 『全国諸官省指名請負業者名鑑』56頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2022年4月24日閲覧。
- ^ a b 『日本紳士録 第28版』広島サ之部27頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2017年9月27日閲覧。
- ^ a b c 『日本紳士録 第35版』広島11頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2018年10月5日閲覧。
- ^ a b c 『日本紳士録 第43版』広島サ、シの部12頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2018年10月6日閲覧。
- ^ 『商工人名録 昭和8年』166頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2017年10月4日閲覧。
- ^ 『全国貴族院多額納税者議員互選人名総覧』68頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2017年9月27日閲覧。
- ^ 『日本紳士録 第37版附録 多額納税者名簿』63頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2018年10月6日閲覧。
- ^ 『広島県紳士録 昭和8年版』79頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2017年9月27日閲覧。
- ^ 『人事興信録 第14版 上』サ107頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2017年9月27日閲覧。
参考文献
[編集]- 『広島県紳士名鑑』国民教育普及社、1917年。
- 人事興信所編『人事興信録 第6版』人事興信所、1921年。
- 交詢社編『日本紳士録 第28版』交詢社、1924年。
- 交詢社編『日本紳士録 第29版』交詢社、1925年。
- 『全国諸官省指名請負業者名鑑』事業興信日報社、1925年。
- 織田正誠編『貴族院多額納税者名鑑』太洋堂出版部、1926年。
- 交詢社編『日本紳士録 第35版』交詢社、1931年。
- 『全国貴族院多額納税者議員互選人名総覧』銀行信託通信社出版部、1932年。
- 『広島県紳士録 昭和8年版』西日本興信所、1933年。
- 広島商工会議所編『商工人名録 昭和8年』広島商工会議所、1933年。
- 交詢社編『日本紳士録 第37版附録 多額納税者名簿』交詢社、1933年。
- 交詢社編『日本紳士録 第43版』交詢社、1939年。
- 人事興信所編『人事興信録 第14版 上』人事興信所、1943年。