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坂崎かおる

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
坂崎 かおる
(さかさき かおる)
誕生 1984年????
日本の旗 日本 東京都
職業 小説家
言語 日本語
活動期間 2020年 -
ジャンル 小説
主な受賞歴 かぐやSFコンテスト審査員特別賞(2020年)
百合文芸小説コンテスト大賞(2022年)
日本推理作家協会賞(2024年)
ウィキポータル 文学
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坂崎 かおる(さかさき かおる、1984年 - )は、日本小説家東京都生まれ[1]

経歴[編集]

2020年、十数年ぶりに書いた小説「リモート」で第1回かぐやSFコンテスト審査員特別賞受賞[2][3]。以降も文学賞や小説コンテストへの投稿を続け、受賞・入賞作多数。多くの文芸アンソロジーに作品が収録される。2024年、初の単著となる『嘘つき姫』を上梓する。同年、「ベルを鳴らして」で第77回日本推理作家協会賞短編部門受賞、「海岸通り」で第171回芥川龍之介賞候補。

受賞・候補歴[編集]

  • 2020年 - 「リモート」で第1回かぐやSFコンテスト審査員特別賞受賞。
  • 2021年 - 「電信柱より」で第3回百合文芸小説コンテストSFマガジン賞受賞[4]。「ファーサイド」で第1回日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト日本SF作家クラブ賞受賞[5]
  • 2022年 - 「あたう」で第28回三田文学新人賞佳作受賞[6]。「嘘つき姫」で第4回百合文芸小説コンテスト大賞受賞[7]
  • 2023年 - 「僕のタイプライター」で第1回幻想と怪奇ショートショートコンテスト優秀作受賞[8]。「渦とコリオリ」で第6回阿波しらさぎ文学賞受賞(後に受賞辞退[9])。
  • 2024年 - 「ベルを鳴らして」で第77回日本推理作家協会賞短編部門受賞[10]。「海岸通り」で第171回芥川龍之介賞候補[11]

作品リスト[編集]

単行本[編集]

  • 『嘘つき姫』(河出書房新社、2024年3月)
    • 「ニューヨークの魔女」 - 『スピン/spin』第4号、河出書房新社、2023年6月。
    • 「ファーサイド」 - 初出:pixiv、2021年6月[12]
    • 「リトル・アーカイブス」 - 『SFアンソロジー 新月/朧木果樹園の軌跡』、社会評論社、2022年8月。
    • 「リモート」 - 初出:VG+、2020年7月[13]
    • 「私のつまと、私のはは」 - 書き下ろし
    • 「あーちゃんはかあいそうでかあいい 」 - 『零合 百合総合文芸誌』創刊号、零合舎、2023年2月。
    • 「電信柱より」 - 『S-Fマガジン』2021年8月号、早川書房、2021年6月。
    • 「嘘つき姫」 - 『コミック百合姫』2023年1月号、一迅社、2022年11月。
    • 「日出子の爪」 - 書き下ろし
  • 『海岸通り』(文藝春秋、2024年7月)
    • 「海岸通り」 - 『文學界』2024年2月号

アンソロジー収録[編集]

  • 「リトル・アーカイブス」 - 『SFアンソロジー 新月/朧木果樹園の軌跡』(社会評論社、2022年8月)
  • 「電信柱より」 - 『ベストSF2022』(竹書房文庫、2022年8月)
  • 「嘘つき姫」 - 『百合小説コレクション wiz』(河出文庫、2023年2月)
    • 初出:『コミック百合姫』2023年1月号
  • 「僕のタイプライター」 - 『幻想と怪奇 ショートショート・カーニヴァル』(新紀元社、2023年6月)
  • 「いぬ」[14] - 『水都眩光 幻想短篇アンソロジー』(文藝春秋、2023年9月)
  • 「封印」 - 『乗物綺談 異形コレクションLVI』(光文社文庫、2023年11月)
  • 「本棚は知っている」 - 『幻想と怪奇 不思議な本棚 ショートショート・カーニヴァル』(新紀元社、2024年6月)
  • 「ベルを鳴らして」 - 『ザ・ベストミステリーズ2024』(講談社、2024年6月)
  • 「ニューヨークの魔女」 - 『文学2024』(講談社、2024年6月)
    • 初出:『スピン/spin』第4号(2023年6月)

単行本未収録[編集]

小説
  • 「あたう」[15] - 『三田文学』2022年春季号
  • 「渦とコリオリ」[16] - 『徳島新聞』2023年8月26日
  • 「イン・ザ・ヘブン」 - 『小説現代』2023年10月号
  • 「あたたかくもやわらかくもないそれ」 - 『小説現代』2024年4月号
エッセイ
  • 「かわをくだる」 - 『小説すばる』2021年6月号
  • 「エーゴ」 - 『文學界』2022年5月号
  • 「オムニバス」 - 『小説すばる』2022年12月号
  • 「趣味がない」 - 『小説 野性時代』2024年7月号

脚注[編集]

  1. ^ 嘘つき姫 :坂崎 かおる”. 河出書房新社. 2024年4月14日閲覧。
  2. ^ 『嘘つき姫』あとがきに代えて”. Web河出 (2024年3月22日). 2024年6月13日閲覧。
  3. ^ 第一回かぐやSFコンテスト結果発表 最終候補全作品の選評も公開”. VG+(バゴプラ) (2020年10月10日). 2024年4月14日閲覧。
  4. ^ 応募総数1600作品以上!第3回百合文芸小説コンテスト、結果発表”. pixivision (2021年5月18日). 2024年4月14日閲覧。
  5. ^ さなコン 日本SF作家クラブ賞に坂崎かおる「ファーサイド」 特別審査員賞に関元聡「手をつないで下りていく」”. VG+(バゴプラ) (2021年8月18日). 2024年4月14日閲覧。
  6. ^ “(黒板)第28回三田文学新人賞”. 朝日新聞. (2022年4月24日). https://www.asahi.com/articles/DA3S15275762.html 2024年4月14日閲覧。 
  7. ^ 「第4回百合文芸小説コンテスト」結果発表”. pixiv (2022年6月17日). 2024年4月14日閲覧。
  8. ^ 第一回『幻想と怪奇』ショートショート・コンテスト 入選作品発表”. 新紀元社 (2023年6月9日). 2024年4月14日閲覧。
  9. ^ 第6回阿波しらさぎ文学賞を辞退しました”. note (2023年12月25日). 2024年4月14日閲覧。
  10. ^ mwjsince1947の2024年5月13日のツイート2024年5月13日閲覧。
  11. ^ 芥川・直木賞候補決まる 尾崎世界観さん、柚木麻子さんら”. 時事ドットコム. 時事通信社. 2024年6月13日閲覧。
  12. ^ ファーサイド 坂崎かおる - pixiv
  13. ^ リモート 著者: 坂崎かおる | VG+(バゴプラ)
  14. ^ 掲載時「母の散歩」から改題
  15. ^ [第二十八回三田文學新人賞佳作] あたう 坂崎かおる” (PDF). 三田文学. 2024年4月14日閲覧。
  16. ^ 渦とコリオリ|さかさきかおる”. note (2023年12月25日). 2024年4月16日閲覧。

外部リンク[編集]