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坂出市歌

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
坂出市歌

市歌の対象
坂出市

作詞 堀沢周安
作曲 杉江秀
採用時期 1933年11月28日[1]
言語 日本語
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坂出市歌」(さかいでしか)は、日本香川県坂出市が制定した市歌である。作詞・堀沢周安、作曲・杉江秀

解説

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綾歌郡坂出町が1933年(昭和8年)に制定した「坂出町歌」(さかいでちょうか)を1942年(昭和17年)の市制施行後も「町歌」から「市歌」へ改題して引き継いだものである[2]。作詞は町から尽誠中学校教諭で「大阪市歌」や「高松市歌(その二)」「丸亀市歌」を作詞した堀沢に依頼されたもので「番ノ州干拓で大工業地域が塩田の奥に出現した今日、感慨深いものである」と評されている[3]。作曲者の杉江は、5年前に文部省が選定した唱歌「明治節」で堀沢作の歌詞に曲を付けた関係であった。

発表演奏は11月28日に鎌田共済会社会教育館で行われ[1]、戦後も引き続き演奏されたが制定当時の楽譜は散逸しており、式典での演奏を録音したカセットテープを基に採譜を行って復元された[2]。2009年(平成21年)以降、市内で活動する団体「坂出文化村」が市歌の保存と継承活動を行っており、この時期から市の行事で「久米通賢翁顕彰歌」と合わせて市歌の演奏機会が設けられるようになっている。

坂出市に関連する市歌以外の楽曲としては、マスコット「さかいでまろ」のテーマソング「Let'sまろフレンズ!」がある[4]

歌詞

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本楽曲は歌詞・旋律とも著作権の保護期間を満了し、パブリックドメインとなっている。

一、
讃岐さぬき富士ふじを ひて 瀬戸内海せとないかいを まえにして
みなとまちも 塩浜しおはまも ひとちからに ひろがれる
こゝぞ坂出さかいで わが坂出さかいで

二、

あや松山まつやま 朝日子あさひごの のぼるがごとき いきおい
商工業しょうこうぎょうの うえる 日本一にっぽんいちの 製塩地せいえんち
こゝぞ坂出さかいで わが坂出さかいで

三、

久米くめおきなの あとふみて さとさかえを はかりつゝ
ひとこころに すすみゆく おいわかきも 意気高いきたか
こゝぞ坂出さかいで わが坂出さかいで

参考文献

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出典

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  1. ^ a b 溝渕(2016), p206
  2. ^ a b 坂出市歌、復活継承へ/市民有志らが活動”. 四国新聞 (2009年11月8日). 2024年5月22日閲覧。
  3. ^ 日本専売公社広報課(1970), pp123-124
  4. ^ さかいでまろダンス『Let'sまろフレンズ!』”. 坂出市役所 (2020年8月14日). 2024年5月22日閲覧。

関連項目

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