坂井俊之
坂井 俊之 さかい としゆき | |
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生年月日 | 1961年8月5日 |
出生地 | 佐賀県唐津市 |
没年月日 | 2019年7月11日(57歳没) |
出身校 |
佐賀県立唐津西高等学校卒業 国士舘大学文学部中退 |
所属政党 |
(自由民主党→) 無所属 |
称号 |
正五位 旭日小綬章 |
初代(新)唐津市長 | |
当選回数 | 3回 |
在任期間 | 2005年2月6日 - 2017年2月5日 |
第10代(旧)唐津市長 | |
当選回数 | 1回 |
在任期間 | 2003年 - 2004年12月31日 |
佐賀県議会議員 | |
選挙区 | 唐津市選挙区 |
当選回数 | 1回 |
在任期間 | 1999年4月30日 - 2003年 |
坂井 俊之(さかい としゆき、1961年(昭和36年)8月5日[1] - 2019年(令和元年)7月11日)は、日本の政治家。唐津市長(新制、3期)、唐津市長(旧制、1期)、佐賀県議会議員(1期)などを務めた。
略歴
[編集]佐賀県唐津市出身。佐賀県立唐津西高等学校(24期)を経て、国士舘大学文学部中退。
1999年、佐賀県議会議員選挙に自民党公認で立候補し初当選[2]。
2003年4月27日に行われた旧唐津市長選挙に自民党・公明党の推薦を受けて立候補し、初当選[3]。
2005年1月1日、旧唐津市は東松浦郡呼子町、鎮西町、肥前町、相知町、厳木町、浜玉町、北波多村と合併して新たな唐津市となった。これに伴って同年2月6日に行われた市長選に自民党・公明党の推薦を受けて立候補し、旧・相知町長の大草秀幸を破り当選を果たす[4]。
2009年1月に再選。2013年1月に3選。2017年の市長選には立候補しなかった。
2019年7月11日、死去[5]。57歳没。死没日をもって正五位叙位、旭日小綬章追贈[6]。
不祥事
[編集]2015年3月11日、贈賄罪で起訴された上滝建設から、3選を果たした2か月後の2013年4月に献金10万円を受けていたことが、市議会議案質疑で明らかになった。献金は坂井が代表を務める自民党唐津支部の政治団体が受け取った[7]。
同年11月6日、市民グループが坂井を佐賀地検に告発した。坂井が代表を務める自民党唐津支部が2013年1月の市長選告示直前、市発注工事の請負業者から20万円の寄付を受けたことは公職選挙法違反と指摘。また、過去5年間に1千万円以上を坂井の後援会に寄付したことは事実上の「迂回献金」であると指摘し、政治資金規正法違反に当たるとした[8]。
2016年9月8日、坂井は定例市議会で「市政に対する不信感を抱かせた」と述べ、翌年1月の市長選には出馬しない意向を表明した。また、2016年10月から2カ月間、給料を半減する議案を市議会に追加提案した[9]。
同年9月13日までに佐賀県警は政治資金規正法違反の疑いで坂井を佐賀地検に書類送検した[10]。
同年11月21日、佐賀地検は坂井を嫌疑不十分で不起訴にした[11]。2017年3月9日、不起訴とした佐賀地検の処分の一部をについて佐賀検察審査会は不起訴不当と議決した[12]。
脚注
[編集]- ^ 『全国歴代知事・市長総覧』日外アソシエーツ、2022年、403頁。
- ^ 佐賀県議選 平成11年 - 選挙マニア 選挙資料室
- ^ 統一地方選挙・後半戦(2003年4月27日)、中部・近畿・中国・四国・九州地方の市長選挙
- ^ 過去の選挙結果(2005年1月から3月まで)
- ^ “<訃報>前唐津市長、坂井俊之氏死去 57歳”. 佐賀新聞. (2019年7月11日) 2019年7月11日閲覧。
- ^ 『官報』第74号7・8ページ 令和元年8月20日号
- ^ “上滝建設が坂井氏団体に10万円献金 1月に全額返還”. 佐賀新聞. (2015年3月12日) 2016年11月28日閲覧。
- ^ “市民団体が唐津市長を刑事告発 献金問題で”. 佐賀新聞. (2015年11月6日) 2016年11月28日閲覧。
- ^ “坂井氏、4選不出馬表明 唐津市長選”. 佐賀新聞. (2016年9月9日) 2016年11月28日閲覧。
- ^ “政治資金規正法違反容疑で唐津市長を書類送検”. 佐賀新聞. (2016年9月14日) 2016年11月28日閲覧。
- ^ “唐津市長を嫌疑不十分で不起訴 佐賀地検”. 佐賀新聞. (2016年11月22日) 2016年11月28日閲覧。
- ^ “前唐津市長の不起訴不当 佐賀検察審査会が議決”. 産経新聞. (2017年3月12日) 2017年3月12日閲覧。
公職 | ||
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先代 創設 |
佐賀県(新)唐津市長 2005年 -2017年 |
次代 峰達郎 |
先代 福島善三郎 |
佐賀県(旧)唐津市長 2003年 -2004年 |
次代 廃止 |