チャーリーズ・エンジェル
チャーリーズ・エンジェル Charlie's Angels | |
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別名 | Main title card of Charlie's Angels |
ジャンル | |
原案 |
Ivan Goff Ben Roberts |
出演者 | |
テーマ曲作者 |
Jack Elliott Allyn Ferguson |
国・地域 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
シーズン数 | 5 |
話数 | 115 (各話リスト) |
各話の長さ | 48–50分 |
製作 | |
製作総指揮 |
Aaron Spelling Leonard Goldberg |
製作 |
Spelling-Goldberg Productions Columbia Pictures Television |
配給 |
Columbia Pictures Television (1976–1995) Columbia TriStar Television (1996–2002) Sony Pictures Television (2002–present) |
放送 | |
放送チャンネル | ABC |
映像形式 | NTSC |
音声形式 | Monaural |
放送期間 | 1976年9月22日 | - 1981年6月24日
番組年表 | |
関連番組 | Charlie's Angels (2011) |
『チャーリーズ・エンジェル』(英: Charlie's Angels)は、1976年から1981年にかけてアメリカのABCネットワークで放映された1時間枠のテレビドラマ。2000年以降、映画等で複数回リメイクされている。
日本語版は『地上最強の美女たち!チャーリーズ・エンジェル』で、日本で1977年から1982年にかけて、日本テレビ系列で放映、また1980年2月9日には同局の『土曜スペシャル』(『土曜トップスペシャル』の前身)で、単発作品『チャーリーズ・エンジェル 初代エンジェル全員集合!ぶどう園乗っ取り殺人事件』が放送された[1]。スカパー!が開設された後には、AXNでたびたび全話放映されている。2013年10月5日よりDlifeでも放送された。2015年8月3日から2016年1月5日にかけてFOXクラシック 名作ドラマでも放送。
原題は複数形の「チャーリーズ・エンジェルズ」だが、日本語版では単数形となっている。
内容
[編集]チャーリーズ・エンジェルとは、チャーリー探偵事務所に所属する女性探偵のことである。時期によって顔ぶれは違うが、常勤しているのは3名に限られる。この探偵事務所には、他にはエンジェルたちをバックアップするジョン・ボスレーという中年男性しか出勤しない[2]。所長のチャーリーは、エンジェルとは顔を合わせることがなく、常に音声でしか指示や連絡を取らない[3]。
身分を隠し、時にはコスプレ(変装)を行い、男顔負けの活躍(アクション)で事件を解決していく。原則としてチャーリーがスカウトした婦人警官がエンジェルとして起用されているが、最後のメンバーであるジュリー・ロジャースのみ例外で、事件に巻き込まれてから参加している[4]。
エンジェルの変遷・キャスト
[編集]役名 | 女優 | 声優(日本語) | シーズン1 (全22話) |
シーズン2 (全25話) |
シーズン3 (全21話) |
シーズン4 (全26話) |
シーズン5 (全14話) |
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サブリナ・ダンカン | ケイト・ジャクソン | 高林由紀子 日高千香子 |
○ | ○ | ○ | × | × |
ジル・マンロー | ファラ・フォーセット ・メジャーズ |
中村晃子 | ○ | × | (ゲスト) | (ゲスト) | × |
ケリー・ギャレット | ジャクリーン・スミス | 上田みゆき | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
クリス・マンロー | シェリル・ラッド | 小山まみ | × | ○ | ○ | ○ | ○ |
ティファニー・ウェルズ | シェリー・ハック | 清水石あけみ | × | × | × | ○ | × |
ジュリー・ロジャース | タニア・ロバーツ | 戸田恵子 | × | × | × | × | ○ |
以上の通り、全シーズンに登場しているのはケリーのみである。クリス・マンローは、姉のジル・マンローの代わりにシーズン2で加入、以後は最後まで登場した。サブリナはシーズン1-3までで降板、後釜はティファニーとジュリーが1シーズンずつ登場した。
- 男性レギュラー(全シーズン)
- ジョン・ボスレー:デビッド・ドイル (声: 富田耕生)
- “チャーリー”チャールズ・タウンゼント所長(声):ジョン・フォーサイス (声: 中村正)
チャーリーはオープニング・ナレーションも兼任している。
制作スタッフ
[編集]- オリジナル版
- 製作総指揮:アーロン・スペリング、レナード・ゴールドバーグ
- 企画:アイバン・ゴフ、ベン・ロバーツ
- 音楽:ジャック・エリオット、アリン・ファーガソン
- 製作:スペリング/ゴールドバーグ・プロダクション
- 放映局:ABC
- 配給:メトロメディア・プロデューサーズ・コーポレーション(MPC) → コロムビア・ピクチャーズ・テレビジョン(現:ソニー・ピクチャーズ テレビジョン)
- 日本語吹替版
- DVDでは本放送版でカットされたシーンの吹替もオリジナルキャスト(ゲスト側は故人を中心に一部代役)で追加収録が行われているが、チャーリー役の中村正による次回予告とエンディングはカットされている。
各話一覧表
[編集]パイロット版
[編集]邦題 | 原題 | 放送日 |
放送日 |
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初代エンジェル全員集合!ぶどう園乗っ取り殺人事件 | Charlie's Angels | 1976年3月21日 | 1980年2月9日 |
シーズン1
[編集]シーズン2
[編集]シーズン3
[編集]シーズン4
[編集]シーズン5
[編集]商品展開
[編集]当時はレコードやノベライズが発売されていた。2014年現在は、絶版あるいは廃盤。
音楽
[編集](シェリル・ラッドの歌)
- 『ダンス・フォーエヴァー』 - EP盤(TOSHIBA EMI)。本シリーズ予告編のバックで流された。
- 『恋の雨音』[6] - TOSHIBA EMI。4th SEASON
- 『行きずりの人』[7] - 旧:TOSHIBA EMI。5th SEASON
文庫本
[編集]- 4冊ともマックス・フランクリン著。三笠書房のミカサノベルズから出版されていた。
- 『地上最強の美女たち チャーリーズ・エンジェル1 / 土曜日がこわい』 木原たかし 訳
- 『地上最強の美女たち チャーリーズ・エンジェル2 / 西海岸で何かが起こる』 進藤光太 訳
- 『地上最強の美女たち チャーリーズ・エンジェル3 / 真昼の誘拐劇』 浅川寿子 訳
- 『地上最強の美女たち チャーリーズ・エンジェル4 / 謎に消えた女』 岸本康子 訳
リメイク等
[編集]映画
[編集]- チャーリーズ・エンジェル (2000年)
- 本シリーズを題材にした映画化。エンジェルは新メンバー。
- チャーリーズ・エンジェル フルスロットル (2003年)
- 上記の続編。
- チャーリーズ・エンジェル (2019年の映画)
- 上記の映画2作の続編という位置付けであるが、エンジェルやチャーリーの出演者は一新されている。
テレビ番組
[編集]- チャーリーズ・エンジェル・ストーリー[8](2004年)
- 本シリーズ制作の内幕を描いたドラマ。いわゆる再現ドラマで、当時のエンジェル役の女優を、現代(本ドラマ製作当時)の女優が演じている。
- 新チャーリーズ・エンジェル[9](2011年)
- 2011年9月よりABCで放送されたリブート版。舞台をロサンゼルスからマイアミへ移し、シリアスなドラマとなる。
- 映画版のエンジェルの一人でプロデューサーでもあったドリュー・バリモアが製作総指揮として参加している。低視聴率のため全7話で打ち切られた。
パロディ、オマージュ
[編集]- Cherry Girl
- 倖田來未主演、本人のオリジナルアルバム「Black Cherry」に収録されたDVDドラマ。チャーリーズ・エンジェルにインスパイアされて作られたとおもわれる[要出典]。
- いちご100%
- ヒロインの東城綾・西野つかさ・北大路さつきが扮する、文化祭の映画撮影用として登場。
- サラリーマンNEO
- NHK総合テレビジョン。2009年のシーズン5にて、当作品のオマージュとも取れる[要出典]パロディー「派遣エンジェル」が放送された。演者は中田有紀、原史奈、奥田恵梨華の3人であった。
- レイクエンジェル
- 消費者金融会社レイクのテレビ広告。出費のピンチにスポーティな衣装の白人女性3人が現れ、『レイクエンジェル』を名乗り、それぞれで「レ」「イ」「ク」の人文字を描く。
- ポケモン不思議のダンジョンシリーズ
- 時・闇・空の探検隊、超不思議のダンジョンに登場する探検隊チームの1つである『チャームズ』が本作品をオマージュして作られたもの。メンバーは全て♀のポケモン、すなわち作中世界の認識では女性三人組である。
構想自体は『時・闇』の攻略本に、本作を意識したイラストを面白半分で載せたもので、そこからイメージが作られていった。[10]。 - ポチャーリーズエンジェル
- ぽっちゃり女優三名出演のAV
脚注
[編集]- ^ 『読売新聞 縮刷版』読売新聞社、1980年2月9日ラジオ・テレビ欄。
- ^ パイロット版の『チャーリーズ・エンジェル/ぶどう園乗っ取り殺人事件』にはもう一人、スコット・ウッドヴィル(演:デヴィッド・オグデン・スティアーズ)という男性スタッフが登場する。チャーリーは彼としか会わないとされている。
- ^ 視聴者の前にも顔は晒さない。画面に登場するのは、後姿や腕などに留まる。また、エンジェルたちが見ていないだけで、「実はさっきまで傍にいた」と言われ、驚くこともある。最終シーズン最終回では、ケリーの入院先に姿を見せたが、他の医療スタッフに紛れ、顔もマスクで隠していた。
- ^ オープニングはメンバーの顔触れに合わせて変更されているため、シーズン1、シーズン2と3共通、シーズン4、シーズン5の4種類がある。シーズン5はジュリーの出自が違うので、過去3パターンとナレーションにも差が出ている。
- ^ 畠中貞行 著、塚田博男 編『日本音声制作者 2004 Vol.1』小学館、2004年4月10日、281頁。ISBN 4-09-526301-6。
- ^ 英: WALKING IN THE RAIN
- ^ 英: JUST ANOTHER LOVER TONIGHT
- ^ 英: Behind the Camera:The Unauthorized Story of Charlie's Angels
- ^ 英: Chalie's Angels
- ^ チュンソフト編、スタジオベントスタッフ著『ポケモン不思議のダンジョン空の探検隊 公式パーフェクトガイド』における開発スタッフへのインタビュー記事より。なお、固有名詞にあたるためか、本作の名前は伏せられている。
外部リンク
[編集]- 国内サイト:Girls' On Top〜Charlies' Angels〜 - ウェイバックマシン(2003年3月5日アーカイブ分)
- 海外サイト:Charlie's Angels.com
日本テレビ 日曜22時30分枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
地上最強の美女たち!
チャーリーズ・エンジェル (第1シリーズ) 1977年10月16日 - 1978年3月19日 |
地上最強の美女
バイオニック・ジェミー (第3シリーズ) 1978年3月26日 - 8月27日 |
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地上最強の美女
バイオニック・ジェミー (第3シリーズ) 1978年3月26日 - 8月27日 |
地上最強の美女たち!
チャーリーズ・エンジェル (第2シリーズ) 1978年9月10日 - 1979年2月11日 |
ベガス
1979年2月18日 - 1979年7月15日 |
ベガス
1979年2月18日 - 1979年7月15日 |
地上最強の美女たち!
チャーリーズ・エンジェル (第3シリーズ) 1979年7月22日 - 1980年1月6日 |
トラック野郎!B・J
1980年1月13日 - 1980年8月24日 |
トラック野郎!B・J
1980年1月13日 - 1980年8月24日 |
地上最強の美女たち!
チャーリーズ・エンジェル (第4シリーズ) 1980年8月31日 - 1981年2月8日 |
ベガスⅡ 私立探偵ダン・タナー
1981年2月15日 - 1981年8月9日 |
地上最強の美女たち!
チャーリーズ・エンジェル (第5シリーズ) 1982年1月10日 - 1982年5月9日 |
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