コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

土方重巳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

土方 重巳(ひじかた しげみ、1915年3月12日 - 1986年1月5日)は日本の画家

多摩帝国美術学校(現:多摩美術大学)卒業。

飯沢匡作のNHK人形劇デザインなどで知られる。

兄は人形劇団プーク創立メンバー、元東京新聞編集局長のジャーナリスト土方正巳。サインは「hidi.」と1字ずつ筆記体だった。

兵庫県生まれだが、父が日本郵船勤務で幼時は各地を転々とする。

成城学園から東京開成中学(旧制)を経て1933年、帝国美術学校(武蔵野美術大学の前身)図案科に入学。1935年、3年生のときに帝美分裂に伴い多摩美へ。

1938年に卒業、東宝映画(現:東宝)入社、ポスターや広告などを描く。

1944年に応召、横須賀海兵隊に配属。復員後東宝に復帰するが1948年東宝争議の発端の人員整理により退社(その後1年は「契約者」として東宝の仕事を行った)。翌年、『婦人朝日』(朝日新聞社発行)編集長の飯沢匡と出会い、1950年1月号に初めての童画「森の大さわぎ」を描く。

以後、映画、演劇のポスターのほか、演劇の舞台装置、CMのデザイン、童画、挿絵などでその実力を発揮。

また川本喜八郎らの協力を得て制作した人形絵本は国内版・外国版を含めて百数十種出版した。

NHK人形劇

[編集]

主なCMキャラクター

[編集]

その他主な挿絵

[編集]

参考文献

[編集]
  • 『土方重巳・造形の世界』(造形社、1978年