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嗅脳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
概略図

嗅脳(きゅうのう)は、大脳半球の底の部分から側頭葉にかけて存在し、嗅覚に関係する領域である。嗅球嗅索嗅三角などからなる前部と、前有孔質終板傍回からなる後部にわけられる。古皮質に属し、下等な動物や爬虫類両生類ではよく発達し広く占める。鳥類哺乳類では他の皮質に被われている。ヒトでは著しく退化している。

広義の嗅脳は大脳辺縁系の大部分を含み、嗅覚に限らず、本能情動行動にも関係している。鼻腔の嗅部粘膜の嗅細胞の神経突起である嗅神経は、篩骨の篩板を通って嗅球に入る。ここの神経から発した線維は、嗅索、嗅三角を経て大脳皮質の嗅覚領に達する。

関連項目

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脚注

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外部リンク

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