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唐沢隆三

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

唐沢 隆三(からさわ りゅうぞう、1918年5月4日 - 2011年5月6日)は、社会運動研究者・俳人自由律俳句研究者・作家。「唐沢柳三」の筆名も使用する。石川三四郎に師事する。

人物

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長野県に生まれる。滋野尋常高等小学校、長野県上田中学校(現:長野県上田高等学校)、純真学園、東京物理学校(現:東京理科大学)を経て、北海道帝国大学理学部数学科を卒業。北海道大学応用電気研究所に勤務。同研究所を退職後、東京に移住し、東京都立桜町高等学校東京都立北高等学校ほか都立高校の教員を務めた。

出版のためにソオル社を興し、書籍の編集・発行も行った。

上田中学校時代に荻原井泉水の俳句誌『層雲』に参加した。

個人誌『柳』および『美』の発行者。『柳』は、石川三四郎の個人誌『ディナミック』に倣った個人誌で、第57巻第2号(通巻第863号)まで57年にわたって発行され続けた個人誌であった。同誌に掲載された豊富な写真資料も、歴史的に価値のあるものとして評価されている。

日本社会文学会、初期社会主義研究会の会員であった。

著編書

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  • 唐沢柳三編『石川三四郎書簡集』、ソオル社、1957年12月。
  • 唐沢柳三『雑文集 馬の足』、ソオル社、1972年7月。
  • 唐沢柳三『詩集 ふるさと』、ソオル社、1973年5月。

参考文献

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  • 大和田茂「個人誌『柳』八六三号でついに終刊―追悼 唐沢隆三氏」(『日本古書通信』第984号、2011年7月)
  • 『20世紀日本人名事典』日外アソシエーツ