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スオーナダフェリー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
周防灘フェリーから転送)
周防灘フェリー株式会社
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
745-0025
山口県周南市築港町9番1号
設立 1965年7月10日
業種 海運業
法人番号 9250001008942
事業内容 自動車並びにその他車両及び一般旅客の運送、旅客業
代表者 代表取締役社長 池田 弘明
資本金 4億8000万円
従業員数 41名
外部リンク http://www.suonada.co.jp/
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周防灘フェリー株式会社(すおうなだフェリー)は、山口県周南市に本拠を置く海運会社。本州と九州東部(国東半島)を結ぶフェリースオーナダフェリー』を運航している。

概要

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1965年周防灘航送船株式会社として設立され、1968年10月2日に運航を開始した。設立当初、本社は神戸市生田区にあったが、1970年長田区淡路フェリーボートの事務所内へ移転した後、1976年4月1日徳山市へ移転、同時に社名を周防灘フェリー株式会社へ変更した。現在も登記上の商号は「周防灘フェリー株式会社」であるが、公式サイトをはじめとして旅客案内の表記は、片仮名の「スオーナダフェリー」に統一されている。

沿革

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航路

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運航中の航路

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航路延長48km、航海時間2時間、1日5往復。深夜便があり終夜運航を行っている。
陸路(関門海峡経由)に比べ、瀬戸内地域と大分方面を短絡できるため、一定の利用がある[2]
利用者の減少から2011年2月1日より減便、1日5往復の運航となった[3][4]。「進光丸」が引退により「ニューくにさき」1隻での運航となったため、ドック期間中は運休となる。

過去の航路

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  • 徳山港(山口県周南市) - 国東港(大分県国東市国東地区)
正式には航路廃止ではなく休止中の扱い。

船舶

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運航中の船舶

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スオーナダフェリーの「ニューくにさき」
着岸中の「ニューくにさき」
  • ニューくにさき
1994年2月竣工、3月就航[5]三菱重工業下関造船所建造。725総トン、全長67メートル、幅12.8メートル、機関出力4,400PS(主機械2,999kW×2セット)、最大速力18.0ノット、航海速力:15.9ノット、旅客定員293名、8トントラック12台
客室は座席、マス席、エントランス席がある。船内の設備として、ゲームコーナーや授乳室もある。洋式トイレはウォシュレット付きである。

過去の船舶

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  • 両子丸
1968年10月2日就航、田熊造船建造、980総トン、全長62.0m、幅13.4m、深さ4.6m、ディーゼル2基2軸、機関出力2,660PS
  • 周南丸
1968年12月1日就航、1980年2月引退、田熊造船建造、980総トン、全長62.0m、幅13.4m、深さ4.6m、ディーゼル2基2軸、機関出力2,660PS、航海速力14.6ノット、旅客定員495名
  • 進光丸
1972年6月29日就航[5]2011年1月31日引退、三菱重工業下関造船所建造、1,253.73総トン、機関出力4,000PS、最大速力17.47ノット、航海速力14.9ノット、旅客定員585名、乗用車65台
  • フェリーくにさき
1980年3月就航、1994年、中国へ売却[5]若松造船建造、1,255.13総トン、機関出力3,600PS、最大速力16.69ノット、航海速力14.5ノット、旅客定員440名、乗用車72台

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k スオーナダフェリー - 会社案内
  2. ^ 例えば、広島市~大分市をすべて陸路で走ると山陽自動車道・東九州自動車道経由で330kmとなるが、徳山からフェリーを利用する場合、陸路はほぼ半分の170kmとなる。ただし、所要時間はフェリー利用の方が高速道路利用より1時間弱ほど多くなる。高速道路を使わず国道のみを利用する場合、陸路が7時間弱かかるのに対しフェリー利用では6時間あまりと距離の短さが活きる。
  3. ^ 運行ダイヤ変更(予定)のお知らせ - スオーナダフェリー 2010年12月1日
  4. ^ 周防灘フェリー、1日5往復に減便 11年2月から - asahi.com 山口 2010年12月2日。記事内で「現在の2隻による運航から「ニューくにさき」(725トン)1隻に減船し」と記載あり。
  5. ^ a b c 『日本のカーフェリー その揺籃から今日まで』 海人社、2009年3月

関連項目

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  • 別府ゆけむり号 - 広島市別府市大分市を結んでいた高速バス。途中で当フェリーを利用して運行していた。航路の就航スケジュールに併せて迂回路での運行となる場合があった。
  • 宿毛フェリー - 周防灘フェリーは、2004年の航路休止後に設立された新会社における関連会社である。

外部リンク

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