スオーナダフェリー
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種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒745-0025 山口県周南市築港町9番1号 |
設立 | 1965年7月10日 |
業種 | 海運業 |
法人番号 | 9250001008942 |
事業内容 | 自動車並びにその他車両及び一般旅客の運送、旅客業 |
代表者 | 代表取締役社長 池田 弘明 |
資本金 | 4億8000万円 |
従業員数 | 41名 |
外部リンク | http://www.suonada.co.jp/ |
周防灘フェリー株式会社(すおうなだフェリー)は、山口県周南市に本拠を置く海運会社。本州と九州東部(国東半島)を結ぶフェリー『スオーナダフェリー』を運航している。
概要
[編集]1965年に周防灘航送船株式会社として設立され、1968年10月2日に運航を開始した。設立当初、本社は神戸市生田区にあったが、1970年に長田区の淡路フェリーボートの事務所内へ移転した後、1976年4月1日に徳山市へ移転、同時に社名を周防灘フェリー株式会社へ変更した。現在も登記上の商号は「周防灘フェリー株式会社」であるが、公式サイトをはじめとして旅客案内の表記は、片仮名の「スオーナダフェリー」に統一されている。
沿革
[編集]- 1965年7月10日 - 周防灘航送船株式会社設立[1]
- 1968年10月2日 - 「両子丸」就航、1日4往復[1]
- 1968年12月1日 - 「周南丸」就航、1日8往復へ増便[1]
- 1970年5月1日 - 本社を神戸市長田区の淡路フェリーボート事務所内に移転[1]
- 1972年6月29日 - 「進光丸」就航[1]
- 1973年1月22日 - 1日9往復へ増便[1]
- 1976年4月1日 - 本社を徳山市へ移転、周防灘フェリー株式会社へ社名変更[1]
- 1980年3月2日 - 「フェリーくにさき」就航[1]
- 1994年3月1日 - 「ニューくにさき」就航[1]
- 2005年12月22日 - 航路を利用して広島 - 別府間を結ぶ高速バス「別府ゆけむり号」運航開始[1]
- 2011年2月1日 - 進光丸の引退により1日5往復へ減便[1]
- 2017年1月9日 - 高速バス「別府ゆけむり号」廃止
航路
[編集]運航中の航路
[編集]- 航路延長48km、航海時間2時間、1日5往復。深夜便があり終夜運航を行っている。
- 陸路(関門海峡経由)に比べ、瀬戸内地域と大分方面を短絡できるため、一定の利用がある[2]。
- 利用者の減少から2011年2月1日より減便、1日5往復の運航となった[3][4]。「進光丸」が引退により「ニューくにさき」1隻での運航となったため、ドック期間中は運休となる。
過去の航路
[編集]- 徳山港(山口県周南市) - 国東港(大分県国東市国東地区)
- 正式には航路廃止ではなく休止中の扱い。
船舶
[編集]運航中の船舶
[編集]- ニューくにさき
- 1994年2月竣工、3月就航[5]、三菱重工業下関造船所建造。725総トン、全長67メートル、幅12.8メートル、機関出力4,400PS(主機械2,999kW×2セット)、最大速力18.0ノット、航海速力:15.9ノット、旅客定員293名、8トントラック12台
- 客室は座席、マス席、エントランス席がある。船内の設備として、ゲームコーナーや授乳室もある。洋式トイレはウォシュレット付きである。
過去の船舶
[編集]- 両子丸
- 1968年10月2日就航、田熊造船建造、980総トン、全長62.0m、幅13.4m、深さ4.6m、ディーゼル2基2軸、機関出力2,660PS
- 周南丸
- 1968年12月1日就航、1980年2月引退、田熊造船建造、980総トン、全長62.0m、幅13.4m、深さ4.6m、ディーゼル2基2軸、機関出力2,660PS、航海速力14.6ノット、旅客定員495名
- 進光丸
- 1972年6月29日就航[5]、2011年1月31日引退、三菱重工業下関造船所建造、1,253.73総トン、機関出力4,000PS、最大速力17.47ノット、航海速力14.9ノット、旅客定員585名、乗用車65台
- フェリーくにさき
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k スオーナダフェリー - 会社案内
- ^ 例えば、広島市~大分市をすべて陸路で走ると山陽自動車道・東九州自動車道経由で330kmとなるが、徳山からフェリーを利用する場合、陸路はほぼ半分の170kmとなる。ただし、所要時間はフェリー利用の方が高速道路利用より1時間弱ほど多くなる。高速道路を使わず国道のみを利用する場合、陸路が7時間弱かかるのに対しフェリー利用では6時間あまりと距離の短さが活きる。
- ^ 運行ダイヤ変更(予定)のお知らせ - スオーナダフェリー 2010年12月1日
- ^ 周防灘フェリー、1日5往復に減便 11年2月から - asahi.com 山口 2010年12月2日。記事内で「現在の2隻による運航から「ニューくにさき」(725トン)1隻に減船し」と記載あり。
- ^ a b c 『日本のカーフェリー その揺籃から今日まで』 海人社、2009年3月
関連項目
[編集]- 別府ゆけむり号 - 広島市と別府市・大分市を結んでいた高速バス。途中で当フェリーを利用して運行していた。航路の就航スケジュールに併せて迂回路での運行となる場合があった。
- 宿毛フェリー - 周防灘フェリーは、2004年の航路休止後に設立された新会社における関連会社である。