名仁川るい
表示
名仁川 るい(なにがわ るい)は、日本の漫画家。宮城県在住[1]。双子座[1]。血液型はAB型[1]。
経歴
[編集]漫画家になろうと思ったのは、小学校のころに『ちゃお』を読んだことがきっかけで、漫画賞のページで「原稿を描いて認められれば雑誌に掲載される」という事実を知ったからである。その後、專門学校への進学を決めた頃、講談社のある少年誌の月例賞を受賞するが、同時期にパニック障害を発病したために高校卒業に必要な単位がギリギリになった。このため高校卒業後の進路を変更せざるを得なくなり、スクウェア・エニックスの雑誌に応募し、当選してデビューする。その後、読者であったemilyの単行本にあった漫画賞の記述がきっかけで、『COMICポプリクラブ』から再デビューし、同誌の休刊により奇しくも最後の漫画賞受賞者となった[2]。デビュー作、『孤高のサプリ』を描くまで、Hな女性を描いたことがなかった、という[3]。雑誌の異動など紆余曲折あり、最初の単行本『求愛少女』を出したあたりで「核」のようなものが生まれ、目標を達成した安心感が生まれたようである[2]。
根本的にリミッターが外れた女の子を描くのが好きであり、目標は「安定しながらより良いものを描き続ける事」だそうである。「万人が安心して嗜める、口当たりはソフトなのに、濃厚な話にも力を入れていきたい」そうである[4]。セツナ系とされる[5]。
ペンネームは母親が「何が悪い」をもじって考えたものである[6]。
作品リスト
[編集]- 『欲情ウラハラJK』2017年1月6日発売、文苑堂〈BAVEL COMICS〉
- 『求愛少女』[7] 2017年5月30日発売、文苑堂〈BAVEL COMICS〉、ISBN 978-4-86117-271-7
- 『スキノウラガワ』[8] 2019年11月30日発売[9]、文苑堂〈BAVEL COMICS〉、ISBN 978-4-86117-334-9
- 『キミが、イイ。』[10] 2021年12月28日発売[11]、文苑堂〈BAVEL COMICS〉、ISBN 978-4-86117-385-1
- 見つめなくていいから。 (COMIC BAVEL 2021年4月号)
- どうかこっちを向いて。 (COMIC BAVEL 2021年9月号)
- chicken (COMIC BAVEL 2021年1月号)
- 悪友。 (COMIC BAVEL 2020年10月号)
- レッドゾーン (COMIC BAVEL 2020年7月号)
- 仔犬達のジレンマ (COMIC BAVEL 2020年1月号)
- 眼をそらさないでいて。 (COMIC BAVEL 2022年2月号)
受賞歴
[編集]- 第55回ポプリ大賞佳作『孤高のサプリ』[12]
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c “名仁川るい(ナニガワルイ:成人向け漫画家)”. note(ノート). 2022年4月21日閲覧。
- ^ a b “少女漫画家に憧れていたら、いつの間にか少年漫画でデビューし、気付いたら成人向け漫画で単行本を出していた話。|名仁川るい(ナニガワルイ:成人向け漫画家)”. note(ノート). 2018年10月26日閲覧。
- ^ 単行本『求愛少女』文苑堂、2017年。あとがき。
- ^ 単行本『スキノウラガワ』文苑堂、2019年。あとがき。
- ^ 『COMIC BAVEL 2022年2月号』文苑堂、2021年12月22日、181頁。
- ^ “何でこのペンネームになったのかって話。|名仁川るい(ナニガワルイ:成人向け漫画家)|note”. note(ノート) (2020年5月5日). 2020年5月12日閲覧。
- ^ “求愛少女”. 文苑堂. 2022年4月21日閲覧。
- ^ “スキノウラガワ”. 文苑堂. 2022年4月21日閲覧。
- ^ “2nd単行本『スキノウラガワ』11月30日発売です。”. pixiv (2019年11月9日). 2022年4月21日閲覧。
- ^ “キミが、イイ。”. 文苑堂. 2022年4月21日閲覧。
- ^ “本日発売日☆3rd単行本『キミが、イイ。』”. pixiv (2021年12月28日). 2022年4月21日閲覧。
- ^ 『COMICポプリクラブ 2015年9月号』マックス、2015年8月1日、324頁。