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吉田凞生

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

吉田 凞生(よしだ ひろお、1930年10月25日 - 2000年5月13日)は、日本近代文学研究者。 難字であるため、「吉田 煕生」「吉田 熈生」などで代用記載されることが多い。

来歴・人物

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広島県出身。東京大学国文科卒。東京女子大学助教授、教授、千葉大学教授、大妻女子大学教授、1992年城西国際大学教授。

小林秀雄中原中也の研究・作品解説で知られた。 邦楽家(箏曲者)中島雅楽之都(1896 - 1979)の伝記と著書編纂(さん)もしている。

著書

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編・解説

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  • 『汚れっちまった悲しみに 中原中也 わが人生観』(大和出版) 1976、のち新版 1983
  • 『中原中也の世界』(冬樹社) 1978
  • 『中学校・高等学校のための詩の読解指導』(東京書籍) 1980
  • 『中原中也必携』(学燈社) 1981、のち新版 1993
  • 『小林秀雄必携』(学燈社) 1983、のち新版 1989 
  • 『レクイエム小林秀雄』(講談社) 1983
  • 『中原中也全詩歌集』上・下(講談社文芸文庫) 1991
  • 『中原中也詩集』(第三文明社、レグルス文庫) 1992、のち新潮文庫 2000
  • 『作家の自伝16 草野心平「凹凸の道 - 対話による自伝」』(日本図書センター) 1994
  • 『作家の自伝54 中原中也「耕二のこと / 山羊の歌〈抄〉」』(日本図書センター) 1997
  • 『作家の自伝92 小林秀雄「僕の大学時代 / 栗の樹」』(日本図書センター) 1999

共編

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  • 『書誌 小林秀雄』(堀内達夫共編、図書新聞社) 1967
  • 『中原中也全集』全5巻・別巻(大岡昇平中村稔共編、角川書店) 1967 - 1971
  • 『中原中也全詩集』(大岡昇平・中村稔共編、角川書店) 1972
  • 『中原中也アルバム』(中原思郎共編、角川書店) 1972
  • 『現代作家辞典』(大久保典夫共編、東京堂出版) 1973、新版 1982
  • 『現代文芸評論』(高橋春雄神谷忠孝共編、双文社出版) 1974
  • 『近代の詩と詩人』(中村稔・三好行雄共編、有斐閣選書) 1974
  • 『現代の詩と詩人』(中村稔・三好行雄共編、有斐閣選書) 1974
  • 『近代日本文学における中国像』(村松定孝紅野敏郎共編、有斐閣選書) 1975
  • 『現代詩物語 激動の時代を貫く抒情の系譜』(分銅惇作共編、有斐閣) 1978
  • 『近代詩物語 明治・大正の詩的遺産を展望する』(分銅惇作共編、有斐閣) 1978
  • 『現代詩シンポジウム日本文学20』(学生社) 1978
  • 『鑑賞日本現代文学 26巻 大岡昇平・武田泰淳』(菊田均共編、角川書店) 1990

中島雅楽之都 関連

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  • 『中島雅楽之都先生略伝』全8巻(私家版正派邦楽会) 1985 - 1999 ※小冊子集。未完で、吉田倫子が引き継いで書いている。
  • 『ある邦楽家の青春 評伝・中島雅楽之都』(砂子屋書房) 1993
  • 『人間中島雅楽之都の文業』(正派邦楽会) 1996 ※小冊子
  • 『中島雅楽之都随筆集』(正派邦楽会) 1996