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吉村昇

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

吉村 昇(よしむら のぼる、1943年(昭和18年)- )は、日本工学者工学博士。専門は基礎電気工学[1]秋田大学および東北公益文科大学で学長を務めた。

略歴

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新潟県で生まれ秋田県秋田市で育つ[2]

秋田県立秋田高等学校を卒業後、秋田大学に進学[3]。1969年3月同大学院鉱山学研究科修士課程電気工学専攻修了。1974年名古屋大学より工学博士(電子・電気材料工学)の学位を受く[1]

1969年4月秋大鉱山学部助手[4]、1974年4月同講師[4]、1975年同助教授に就き[5]、一度は外国の大学で研究したいと考えていた時、米国ニューヨーク州にあるクラークソン工科大学客員研究員として招かれ、家族とともに渡米。約2年間滞在した[3]

帰国後の1983年4月、39歳で秋大鉱山学部教授に昇進[4]。1995年4月から1998年3月まで鉱山学部学部長、引き続き2000年3月まで鉱山学部から改組となった工学資源学部の初代学部長。また2002年4月から2004年3月まで及び2006年4月から2008年3月まで工学資源学部長。2008年、秋大出身者としては初の学長に就任し[4][3]、工学資源学部の理工学部・国際資源学部への改組に道筋をつけ[6]、2014年3月定年退職[7]

同年4月、山形県酒田市に所在する東北公益文科大学の学長に就任し[8]、2020年3月末で退任した。

栄典

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学会・社会活動

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受賞学術賞

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  • 電気学会論文賞 (1986年)[5]
  • 静電気学会論文賞 (1988年、1991年)[5]
  • 静電気学会功績賞 (1992年)[5]
  • オーム技術賞 (1993年)[5]
  • 国際素材物性学賞 (1994年)[5]
  • 秋田市文化章 (1995年)[5]
  • 電気学会産業応用部門功労賞 (1999年)[5]

脚注

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  1. ^ a b c d e f g 秋田大学研究者総覧
  2. ^ asahi.com あの人とこんな話
  3. ^ a b c ポラリス 秋田大学にとって近くて遠い秋田高校 吉村 昇”. 秋高同窓会だより83号 (2008年7月18日). 2020年5月2日閲覧。
  4. ^ a b c d 国立大学法人秋田大学役員名簿
  5. ^ a b c d e f g h J-GLOBAL
  6. ^ 秋田大国際資源学部の来春開設を文科省認可”. msn産経ニュース (2013年11月2日). 2014年4月5日閲覧。
  7. ^ 文部科学省人事(4月1日付、3月31日付)”. 朝日新聞DIGITAL. 2014年4月5日閲覧。
  8. ^ 東北公益大の町田学長が退任へ 後任に吉村氏(前秋田大学長)見通し”. 山形新聞 (2014年4月7日). 2014年4月9日閲覧。
  9. ^ 令和2年春の叙勲受章者名簿