古賀若菜
獲得メダル | ||
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日本 | ||
柔道 | ||
世界選手権 | ||
銀 | 2021 ブダペスト | 48kg級 |
銅 | 2023 ドーハ | 48kg級 |
ワールドマスターズ | ||
金 | 2023 ブダペスト | 48kg級 |
銀 | 2022 エルサレム | 48kg級 |
グランドスラム | ||
金 | 2021 パリ | 48kg級 |
金 | 2024 東京 | 48kg級 |
銀 | 2020 パリ | 48kg級 |
銀 | 2024 パリ | 48kg級 |
銅 | 2019 大阪 | 48kg級 |
銅 | 2022 パリ | 48kg級 |
銅 | 2022 東京 | 48kg級 |
グランプリ | ||
金 | 2019 モントリオール | 48kg級 |
金 | 2022 ザグレブ | 48kg級 |
金 | 2024 ザグレブ | 48kg級 |
アジア選手権 | ||
金 | 2022 ヌルスルタン | 48kg級 |
世界ジュニア | ||
金 | 2019 マラケシュ | 48kg級 |
古賀 若菜(こが わかな、2001年6月28日 - )は、福岡県久留米市出身の、日本の女子柔道選手。階級は48kg級。身長154cm。リーチ162cm。握力は右39kg、左37kg。組み手は左組み。血液型はO型。段位は初段。得意技は背負投、寝技[1][2]。憧れの選手は中村美里[3]。
経歴
[編集]5人兄弟の長女で、柔道は4歳の時に長男に続いて始めた。弟3人もその後に続いた[2]。高武館に所属していた上津小学校時代より全国クラスで活躍しており期待の声が高かった。小学5年の時に全国小学生学年別柔道大会40kg級で優勝して、柔志学舎の所属となった6年生の時には45kg級で優勝を飾った[1][3]。田主丸中学に進むと、1年の時には早くも全国中学校柔道大会40kg級で優勝を果たした[1]。2年の時には44kg級に出場して2連覇を達成した[1]。近代柔道杯でチームは2位だったが、決勝で技あり優勢勝ちした以外は全て一本勝ちをしたことから一本勝ち大賞に選ばれた[4]。なお、中学の1年先輩には素根輝がいた[2]。3年の時には全日本カデでも優勝を飾った[1]。全国中学校柔道大会には48kg級に出場するが、決勝で吉野中学3年の中馬梨歩に有効で敗れて日下部基栄以来となる大会3連覇、史上初の3階級制覇はならなかった。団体戦では準決勝で大成中学と対戦すると、個人戦の63kg級で優勝した小山遥佳を有効で破るなど48kg級の選手ながら大活躍してチームを決勝に押し上げるが、広陵中学戦では引き分けて2位にとどまった[2][5]。
南筑高校へ進むと、1年の時には全日本カデの初戦で敗れた。金鷲旗では決勝で夙川学院高校と対戦すると、先鋒戦で1階級上の阿部詩に技あり2つを取られると、他のメンバーも阿部に次々と敗れ去った。しかし、大将の素根輝が阿部を始めとした相手チームのメンバー5人全員に一本勝ちする大活躍によりチームは優勝を飾った[6]。インターハイでは決勝で富士学苑高校2年の野村真希をGSに入ってから技ありで破って1年生にして優勝を果たした[2][7]。2年の時には全日本カデの決勝で国分中央高校2年の中馬に腰車の技ありで敗れて2位だった。金鷲旗では決勝の大成高校戦で引き分けるも、その後に素根が3人を破って2連覇を達成した[8]。インターハイでは準決勝までオール一本勝ちすると、決勝では熊本西高校2年の白石響を指導2で破って2連覇を果たした[2][9]。講道館杯では決勝まで進むも、57kg級世界チャンピオンの芳田司の妹である比叡山高校3年の芳田真に送襟絞で敗れて2位だった[2][10]。3年の時には選抜体重別決勝で自衛隊体育学校の山崎珠美を大内刈で破って、同級では田村亮子(福岡工大附属高校出身)以来となる高校生女王に輝き、シニアの全国大会初優勝を飾った[2][11][12]。7月のグランプリ・モントリオールでは準決勝でリオデジャネイロオリンピック金メダリストであるパウラ・パレトにGSに入ってから反則勝ちすると、決勝ではポルトガルのカタリナ・コスタを8分以上の戦いの末に背負投の技ありで破って、IJFワールド柔道ツアー初出場で優勝を飾った。この際に、「全ての大会で優勝して、東京五輪に近づけるように頑張っていきたい」とコメントした[13][14][15]。なお、福岡県からオリンピックなど国際大会での活躍を目指す「ふくおかアスリート育成強化事業」の特別強化指定選手に選ばれた[16]。金鷲旗では4回戦の埼玉栄高校戦で大将として登場すると、相手副将の体重が100kgある比嘉萌を大内刈の技ありで破る健闘を見せるも、大将同士の対戦で70kg級の佐藤星麗七に指導2で敗れて大会3連覇はならなかった[17][18]。8月のインターハイでは昨年に続いて決勝で白石と対戦すると、GSに入ってから反則勝ちを収めて、2007年に旭川南高校の上野巴恵が70kg級で成し遂げて以来史上2人目となる大会3連覇を達成した[19][20][21]。9月の全日本ジュニアでは決勝で東海大学1年の渡邉愛子に小外掛で敗れて2位にとどまった[22]。10月の世界ジュニアでは準決勝でセルビアのアンドレア・ストヤディノフに技ありを先取されるも片手絞で逆転勝ちすると、決勝でフランスのシリヌ・ブクリを合技で破って優勝した[23][24]。11月の講道館杯では準々決勝で52kg級から階級を下げてきた了徳寺大学職員の角田夏実に腕挫十字固で敗れるも、その後の敗者復活戦を勝ち上がって3位になった[25][26]。11月のグランドスラム・大阪では準々決勝でスペインのフリア・フィゲロアに帯取返で敗れるも、敗者復活戦で元世界チャンピオンであるモンゴルのムンフバット・ウランツェツェグを袈裟固で破ると、3位決定戦では三井住友海上の近藤亜美に内股で技ありを取った後に、近藤が負傷したために棄権勝ちとなった[27][28]。2020年2月のグランドスラム・パリでは準々決勝でムンフバットに反則勝ち、準決勝で地元フランスのメラニー・クレマンを合技で破るも、決勝では世界チャンピオンであるウクライナのダリア・ビロディドに払巻込の技ありで敗れて2位にとどまった[29][30]。
4月からは山梨学院大学へ進学した[1]。11月の講道館杯では準決勝で了徳寺大学職員の馬場彩子に技ありで敗れて3位だった[31]。2年の時には体重別の決勝で角田に腕挫十字固で敗れて2位だった[32]。しかしながら、将来性が評価されて世界選手権代表に追加で選出された[33][34]。6月の世界選手権では準々決勝でムンフバットを大外刈、準決勝ではフィゲロアを技ありで破ると、2011年の世界選手権における浅見八瑠奈対福見友子以来、10年ぶりとなった日本人同士の決勝では角田に合技で敗れて2位にとどまった[35][36][37]。10月のグランドスラム・パリでは準々決勝でブクリを技ありで破るなどして決勝まで進むと、フランスのメラニー・クレマンを崩袈裟固で破って優勝を飾った[38][39]。2022年2月のグランドスラム・パリでは準決勝で角田に技ありで敗れるも、その後にクレマンを崩袈裟固で破って3位になった[40][41]。3年の時には4月の体重別では準決勝でパーク24の渡名喜風南に崩上四方固で敗れて3位だった[42]。なお、世界選手権代表には選ばれなかったが、アジア大会代表に選ばれた[43]。7月のグランプリ・ザグレブでは決勝でフランスのメラニー・ビウを片手絞で破るなど、オール一本勝ちで優勝した[44][45]。8月のアジア選手権では決勝で地元カザフスタンのアビバ・アブジャキノワを技ありで破って優勝した[46][47]。12月のグランドスラム・東京では準決勝で修徳高校3年の宮木果乃に技ありで敗れて3位だった[48]。続くワールドマスターズでは準決勝まで全て一本勝ちするも、決勝でブクリに技ありを取られて2位にとどまった[49]。その直後の強化委員会で2023年の世界選手権代表に決まった[50]。
2023年5月の世界選手権では準々決勝でブクリに技ありで敗れるも、その後の敗者復活戦を勝ち上がって3位になった[51][52]。8月のワールドマスターズでは決勝でアメリカのマリア・セリア・ラボルデを背負投で破るなどオール一本勝ちして優勝した[53][54]。10月の体重別団体では準々決勝の東海大学戦で吉岡光と引き分けると、チームは敗れて5位だった[55]。
2024年2月のグランドスラム・パリでは準決勝でイタリアのアッスンタ・スクットに逆転勝ちするも、決勝では地元のブクリに技ありで敗れた[56][57]。4月からはJR東日本の所属となった。体重別では決勝で宮木を払腰で破るなどオール一本勝ちして、今大会5年ぶり2度目の優勝を飾った[58][59]。これにより、世界選手権代表に選出された[60]。5月の世界選手権では3回戦でブラジルのナターシャ・フェレイラに開始早々のヘッドダイブで反則負けを喫した[61][62]。9月のグランプリ・ザグレブでは決勝でカザフスタンのガリヤ・ティンバエワを合技で破るなどオール一本勝ちして優勝した[63][64]。12月のグランドスラム・東京では準決勝で東海大学4年の吉岡光、決勝で同大学2年の近藤美月をそれぞれ技ありで破って優勝した[65]。
IJF世界ランキングは5510ポイント獲得で、3位(24/12/9現在)[66]。
戦績
[編集]- 2012年 - 全国小学生学年別柔道大会 優勝(40kg級)
- 2013年 - 全国小学生学年別柔道大会 優勝(45kg級)
- 2014年 - 全国中学校柔道大会 優勝(40kg級)
44kg級での戦績
48kg級での戦績
- 2016年 - 全国中学校柔道大会 2位
- 2016年 - 全日本ジュニア 7位
- 2017年 - 金鷲旗 優勝
- 2017年 - インターハイ 優勝
- 2018年 - 全日本カデ 2位
- 2018年 - 金鷲旗 優勝
- 2018年 - インターハイ 優勝
- 2018年 - 講道館杯 2位
- 2018年 - エクサンプロバンスジュニア国際 優勝
- 2019年 - 選抜体重別 優勝
- 2019年 - スペインジュニア国際 優勝
- 2019年 - グランプリ・モントリオール 優勝
- 2019年 - インターハイ 優勝
- 2019年 - 全日本ジュニア 2位
- 2019年 - 世界ジュニア 優勝
- 2019年 - 講道館杯 3位
- 2019年 - グランドスラム・大阪 3位
- 2020年 - グランドスラム・パリ 2位
- 2020年 - 講道館杯 3位
- 2021年 - 体重別 2位
- 2021年 - 世界選手権 2位
- 2021年 - グランドスラム・パリ 優勝
- 2022年 - グランドスラム・パリ 3位
- 2022年 - 体重別 3位
- 2022年 - グランプリ・ザグレブ 優勝
- 2022年 - アジア選手権 優勝
- 2022年 - グランドスラム・東京 3位
- 2022年 - ワールドマスターズ 2位
- 2023年 - 世界選手権 3位
- 2023年 - ワールドマスターズ 優勝
- 2023年 - 体重別団体 5位
- 2024年 - グランドスラム・パリ 2位
- 2024年 - 体重別 優勝
- 2024年 - グランプリ・ザグレブ 優勝
- 2024年 - グランドスラム・東京 優勝
(出典[1]、JudoInside.com)
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g 「柔道全日本強化選手名鑑 2022」近代柔道 ベースボールマガジン社、2022年4月号
- ^ a b c d e f g h 「解体新書 古賀若菜」近代柔道 ベースボールマガジン社、2019年7月号 32頁-35頁
- ^ a b 柔道少女 久留米から世界へ
- ^ 「第29回近代柔道杯全国中学生柔道大会」近代柔道 ベースボールマガジン社、2016年5月号31頁
- ^ 「全国中学校柔道大会」近代柔道 ベースボールマガジン社、2016年10月号 12-16頁
- ^ 南筑の素根、圧巻の決勝5人抜き「気持ちが結果につながった」/柔道 サンケイスポーツ 2017年7月23日
- ^ 1年の古賀、多彩な柔道で女子48キロ級制す「インターハイ3連覇したい」/高校総体 サンケイスポーツ 2017年8月11日
- ^ 獅子奮迅の背中、私が継ぐ 南筑の連覇支えた2年生、古賀若菜選手 素根選手追い入学「次は3連覇」 西日本新聞 2018年7月23日
- ^ 古賀(福岡南筑)2連覇 柔道女子48キロ級 全国高校総体 西日本新聞 2018年8月11日
- ^ 平成30年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会
- ^ 丸山、阿部一破り連覇=男子73キロ級は大野-選抜体重別柔道 時事通信 2019年4月7日
- ^ 17歳古賀高校生V YAWARAちゃん以来 西日本新聞 2019年4月8日
- ^ 高藤、古賀が優勝=柔道グランプリ大会 時事通信 2019年7月6日
- ^ 柔道 高3の古賀若菜、リオ五輪女王倒し鮮烈デビューV シニア国際大会初出場 デイリースポーツ 2019年7月6日
- ^ シニア優勝デビューの18歳・古賀若菜「緊張した、うれしかった」 柔道女子48キロ級のホープYAWARAの道を進め スポーツ報知 2019年7月9日
- ^ 特別強化に古賀、野田選手 ふくおかアスリート育成事業 西日本新聞
- ^ 南筑3連覇ならず 48キロ級大将古賀、100キロ投げた 西日本新聞 2019年7月23日
- ^ 金鷲旗 女子
- ^ 高校総体、古賀若菜が3連覇 柔道女子48キロ級 日本経済新聞 2019年8月12日
- ^ “令和のヤワラちゃん”古賀若菜が史上2人目の高校総体3連覇 五輪逆転出場目指す デイリースポーツ 2019年8月13日
- ^ 柔道 | 南部九州総体
- ^ 柔道・古賀若菜、逆転五輪は「まだ諦めてない」全日本ジュニアV逸も巻き返し誓う デイリースポーツ 2019年9月14日
- ^ 女子48キロ級の古賀が優勝=柔道世界ジュニア 時事通信 2019年10月17日
- ^ World Junior Championships 2019
- ^ 高校生の古賀若菜が東京五輪に望み 柔道48キロ級3位に食い込む 西日本新聞 2019年11月3日
- ^ 2019年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会
- ^ GS初挑戦、古賀3位 柔道女子48キロ級 来春、山梨学院大に進学予定 西日本新聞 2019年11月23日
- ^ 柔道グランドスラム大阪2019
- ^ 18歳古賀、殊勲ならず「まだまだだなと実感した」 柔道GS サンケイスポーツ 2020年2月9日
- ^ Grand Slam Paris 2020
- ^ 2020年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会
- ^ 2021年全日本選抜柔道体重別選手権大会
- ^ 角田、冨田ら優勝 選抜体重別柔道 時事通信 2020年4月3日
- ^ 古賀若菜は将来性で初の世界選手権代表入り/柔道 サンケイスポーツ 2020年4月3日
- ^ 柔道世界選手権、女子48キロ級は角田夏実が初優勝 17年銀の52キロ級から階級変更で頂点に スポーツ報知 2020年6月7日
- ^ 古賀若菜は将来性アピール「自信になった」/柔道 サンケイスポーツ 2021年6月7日
- ^ All japan final between Koga and Tsunoda final U48kg
- ^ 田中、原田ら優勝 柔道グランドスラム 時事通信 2021年10月17日
- ^ 古賀若菜「いいスタート」 新添左季「結果を残せて良かった」/柔道 サンケイスポーツ 2021年10月20日
- ^ 女子48キロ級の角田夏実、57キロ級の舟久保遥香ら日本勢が4階級制覇 柔道GS大会 日刊スポーツ 2022年2月6日
- ^ Paris Grand Slam 2022
- ^ 2022年全日本選抜柔道体重別選手権大会
- ^ 冨田ら世界選手権代表に 柔道女子 時事通信 2022年4月17日
- ^ 五輪金の阿部詩が優勝 五輪後初の国際大会/柔道 サンケイスポーツ 2022年7月16日
- ^ Zagreb Grand Pri 2022
- ^ 永山竜樹、古賀若菜、玉置桃が優勝 アジア選手権/柔道 サンケイスポーツ 2022年8月5日
- ^ Asian Senior Championships 2022 (Individuals and Teams)
- ^ Tokyo Grand Slam 2022
- ^ 古賀若菜、決勝で力負け 間合いを取られて反撃できず/柔道 サンケイスポーツ 2022年12月21日
- ^ 23年世界柔道、日本代表が決定 阿部一二三、斉藤立、高藤直寿、素根輝らを新たに選出 スポーツ報知 2022年12月25日
- ^ 女子48キロ級の古賀若菜は銅メダル 3位決定戦で一本勝ち…世界柔道 スポーツ報知 2023年5月8日
- ^ World Judo Championships - Doha 2023 Individuals 2023
- ^ 男子60キロ級は永山V、東京五輪金の高藤は3位 マスターズ大会/柔道 サンケイスポーツ 2023年8月5日
- ^ Hungary Masters 2023
- ^ 2023年度全日本学生柔道体重別団体優勝大会
- ^ 武岡、丸山破ってV 女子の古賀は準優勝―柔道GSパリ 時事通信 2024年2月3日
- ^ Paris Grand Slam 2024
- ^ 古賀、女子48キロ級制す 男子は田中兄弟が優勝―選抜体重別柔道 時事通信 2024年4月6日
- ^ 2024年全日本選抜柔道体重別選手権大会
- ^ 世界選手権代表を発表 パリ五輪代表では男子60キロ級の永山竜樹が唯一出場/柔道 サンケイスポーツ 2024年4月8日
- ^ 【世界柔道】パリ五輪内定の永山竜樹が初戦敗退、中村太樹は3位 古賀若菜は3回戦で敗れる 日刊スポーツ 2024年5月20日
- ^ Abu Dhabi World Championships Seniors 2024 Individuals
- ^ 古賀若菜、大森生純が優勝 グランプリ・ザグレブ大会/柔道 サンケイスポーツ 2024年9月14日
- ^ Zagreb Grand Prix 2024
- ^ 柔道GS東京、初日は全7階級を日本代表が制覇 いずれも日本勢同士の決勝が実現 スポーツ報知 2024年12月7日
- ^ World ranking list