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古神道仙法教

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

古神道仙法教(こしんとうせんぽうきょう)は、大阪府堺市に本部を置く神道系の宗教団体。1946年に立教、1953年に宗教法人として認証。教義の中心は、平田篤胤宮地水位の古神道・霊学である。会員数は、12,986人[1]

創始者

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古神道仙法教の創始者は、正井頎益(1907年1970年)である。正井は、大阪府に生まれ、20歳代後半から神道を研究し始め、神道天行居神仙道本部といった古神道系の宗教団体を経て、古神道仙法教を立教した[2]

所在地

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大阪府堺市に本庁を置いている。また、九州北陸に教会を、滋賀東京に祭祀所を設置している。

沿革

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正井頎益は、神道天行居の幹部(地方教会教会長)を務めていたが、戦後になって教団を離れ、同じく神道天行居から独立していた清水宗徳[要曖昧さ回避]の神仙道本部に参加したものの、清水とも袂を分かった。そして、戦後日本の精神的退廃を見かねたとして、1946年に大阪で「産須奈教会」として宗教活動を開始した。翌年には「浪速霊学研究所」を設置し、1949年には「神道仙法教」として旧宗教法人令による宗教法人として認証され、1953年に現宗教法人法による宗教法人として認証された。1971年には、教団名を現在の「古神道仙法教」に変更した。1970年に正井頎益が死去してからは、息子の正井頎豫(1943~2015)が教団を継承し、信徒の教化と祭祀の実行に取り組んだ[2]。また、現在の教団の代表役員は、正井彰吾である[3]

教義

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平田篤胤の古神道と宮地水位の霊学に立脚している。神道天行居や神仙道本部と同じく、神仙道を教義の中心に据えている。教団では、記紀のほか、篤胤や宮地の著作を教典としている[2]

教会

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  • 本庁
    • 大阪府堺市南区美木多上1019-1
  • 水鶯社
    • 大阪府堺市南区美木多上1021-1
  • 北陸教会
    • 富山県南砺市院林88-1
  • 九州教会
    • 鹿児島県姶良市加治木町木田3758-3
  • 茨木祭祀所
    • 大阪府茨木市春日2丁目2-28
  • 東京祭祀所
    • 東京都板橋区徳丸1丁目14-13
  • 滋賀祭祀所
    • 滋賀県長浜市野瀬町995

脚注

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  1. ^ 文化庁編『宗教年鑑 令和4年版』
  2. ^ a b c 井上順孝編『新宗教教団・人物事典』弘文堂(1996年)
  3. ^ 文化庁編『平成29年度 宗教年鑑』