古田織部美術館
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古田織部美術館 The Museum of Furuta Oribe | |
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古田織部美術館 外観 | |
施設情報 | |
専門分野 | 茶道具 |
館長 | 宮下玄覇 |
開館 | 2014年 |
所在地 |
〒603-8054 日本 京都市北区上賀茂桜井町107-2 B1 |
位置 | 北緯35度3分3.9秒 東経135度45分44秒 / 北緯35.051083度 東経135.76222度座標: 北緯35度3分3.9秒 東経135度45分44秒 / 北緯35.051083度 東経135.76222度 |
外部リンク | 公式ウェブサイト |
プロジェクト:GLAM |
古田織部美術館(ふるたおりべびじゅつかん)は、京都市北区にある古田織部(重然)ゆかりの茶道具、古美術、歴史資料等を展示する美術館。
概要
[編集]古田織部研究家・宮下玄覇の収集品を展示するため、古田織部四百年遠忌にあたる2014年(平成26年)4月に、京都鷹峯太閤山荘の敷地内に開館。2016年(平成28年)2月に、同じ北区の北山通沿いのビルの地下1階に移転した。隣には表千家北山会館がある。
古田織部の史料や織部好みの桃山陶器類、織部形の茶道具を所蔵する。ほかに本阿弥光悦や伊達政宗などの織部流の茶人、かぶき者・織田道八(頼長)や猪熊事件関係のもの、豊臣秀吉・秀頼、キリシタン遺物、膨大な茶書なども収蔵する。
常時4、50点を展示し、年2、3回、企画展が行われる。坪庭には織部好みの織部灯籠が据えられ、織部好み団子つくばいが古文書より復元されている。
展覧会にあわせて定期的にブックレットを発行している。
2016年(平成28年)11月より織部賞(隔年)が開始された。
宮下館長主宰で古田織部流茶道教室(温知会)が近郊の鷹峯太閤山荘において開催されている。
2021年(令和3年)に姉妹館として樂焼玉水美術館が誕生した。
展示された収蔵品
[編集]- 古田宗屋(織部)・(大徳寺)春屋宗園両筆 勘返状
- 古田織部作 竹尺八花入 銘「韮山」
- 黒織部六波文茶碗
- 織部好芽張柳蒔絵黒大棗
- 辻与次郎作 織部好鋸歯文矢筈口大筒釜
- 高麗銀箔押乾漆虎枕 豊臣秀吉所持 方広寺伝来
- 唐獅子頭 富田一白 豊臣秀吉より拝領
- 金銅菊透釣灯籠 豊臣秀吉寄進 在銘
- 辻与次郎作 秀吉好鉄釣灯籠 在銘
- 山上宗二作 竹茶杓 銘「洗耳」 共筒
- 佐久間信栄(不干斎)作 竹茶杓 共筒
- 下間頼照所用 鉄桶側胴残欠風炉 西本願寺坊官 下間少進家伝来
- 茶人・針屋宗実(1562~1635)像
- 駿河焼織部肩衝茶入 銘「円扇」 島津家伝来 底に「十蔵」(有来新兵衛)彫
- 織田信長茶会記(津田宗及筆、天正2年5月2日)
- 伊達政宗筆 古田織部宛書状
- 野々村仁清作 色絵蓬菖蒲文茶碗
- 本阿弥光悦作 赤筒茶碗 銘「有明」 平瀬家伝来 「光悦七種」の内
利用案内
[編集]- 入館時間は9時30分から17時(入館は16時40分まで)。月曜休館。展示替え期間(5日間ほど)休館。入館料は大人500円、大学生・高校生400円、中学生以下300円、団体(15人以上)100円引。
所在地
[編集]- 京都市北区上賀茂桜井町107-2 B1