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古川典裕

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
古川 典裕
別名 Wiz-Master
中山上等兵
なかやまらいでん
生誕 (1970-02-08) 1970年2月8日(54歳)
出身地 日本の旗 日本
学歴 福島県立福島工業高等学校卒業
ジャンル ゲームミュージック効果音同人音楽
職業 作曲家編曲家シンガーソングライター
担当楽器 キーボードボーカル
活動期間 1988年 -
公式サイト www.nakayamaraiden.com

古川 典裕(ふるかわ のりひろ、1970年2月8日 - )は作曲家編曲家シンガーソングライター福島県出身。福島県立福島工業高等学校卒業。「なかやまらいでん」名義で知られる。

略歴

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幼少時に発声の習得が遅れたことから、両親に童謡を聴かせられて育つ[1][2]。家にあったオルガンで音楽に親しみ、作曲活動は小学生の頃より行ってきた。

高校卒業後の1988年タイトーに入社。サウンド課に配属され、ZUNTATA所属となる。最初に担当したのはPCエンジン版『ニンジャウォーリアーズ』で、「WIZARDRY MASTER」の名義を使用。その後、「Wiz-Master」名義で『スペースガン』などの楽曲を手がける。また、ZUNTATAのアルバム『TAITO DJ STATION -G.S.M. TAITO 5-』初回盤封入のドラマCDでは、「中山二等兵」役などで熱演を見せ、その影響もあってか『グリッドシーカー』以降は「中山上等兵」名義となる[3]

演奏家としても、ZUNTATAのライブ活動には1990年のステージデビュー時から参加。『ニンジャウォーリアーズ』の楽曲「DADDY MULK」では、三味線ソロパートをショルダーキーボードで弾くのが定番であった。また、前述のドラマCD以降もナレーションなどを務めることがあり、『電車でGO!』のタイトルコールも担当した。

2000年末、アルバム『ZUNTATA RARE SELECTION Impromptu』発表を最後に、タイトーを退社[4]。以降はフリーランスとなり、「なかやまらいでん」名義で活動[5]。ゲーム音楽の作曲のみならず、シンガーソングライターとしての活動も行っている。2011年より、専門学校HAL東京ミュージック学科の非常勤講師に就任。

人物

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絶対音感を持つ[1]

ゲーム好きであり、好きなゲームは『妖怪道中記』『ダライアス』『電脳戦機バーチャロン』など。

好角家で、東京伊勢ノ海部屋後援会に所属している。

現名義の「らいでん」は、『電脳戦機バーチャロン』で使用していたバーチャロイド・RAIDENと、江戸時代力士雷電爲右エ門にちなんだもの。なお「中山雷電」という表記もある。

イラストも嗜んでおり、旧ウェブサイトにて公開していたほか、アルバム『パズルボブルばらえてぃ〜』のライナーノーツにも掲載されている。

松任谷由実の大ファン。松任谷や、中島みゆきらの歌を弾き語りする「歌ってみた」動画を、ニコニコ動画にアップしている。

元ZUNTATAの小塩広和(COSIO)とは、顔が似ていることからタイトー社内で兄弟と呼ばれていた[6]

ドルアーガオンライン THE STORY OF AON』のヘビープレイヤーであった。同作品には業務として関与していないが、サウンドトラックのライナーノーツにはプレイヤー代表としてコメントを寄稿している。

作品

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ゲーム

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タイトー在籍時

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ほか多数

フリーランス以後

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ほか多数

CD・配信

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個人名義のもののみ記載。

サウンドトラック

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  • 『ZUNTATA RARE SELECTION Vol.4 舞姫』
    • ゲーム『アラビアンマジック』のサウンドトラック
  • 『ZUNTATA RARE SELECTION Impromptu』
  • 『i怪談サウンドトラックその一』
  • 『なかやまの電撃ホラー大作戦』
    • 『i怪談』シリーズの未収録楽曲、および自主制作アニメ『アリスボルト』のサウンドトラック
  • 『なかやまの活動写真』
    • 北大映画研究会の作品のサウンドトラック

オリジナル作品

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  • 『階段をどこまでも降りて行こう』
  • 『COZMO 〜ZUNTATA 25th Anniversary〜』
    • 「流星群がやって来る」作曲
  • 『玉座の記憶』
  • 『なかやまのばけつ』
    • 未収録楽曲集
  • 『あかさたなはまやらわ』
  • 『赤い時間、赤い音楽。』
  • 『なかやまのたたきうり』
  • 『巻向の 山辺響みて 行く水の 水沫のごとし 世の人我れは』
  • 『句読点』
  • 『なかやまのこえ』
    • ボーカル曲およびカラオケバージョン集
  • 『去来向』

脚注

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出典

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  1. ^ a b タイトーサウンドチーム「ZUNTATA」を彩った8人が語る25周年記念インタビュー”. GIGAZINE (2012年10月24日). 2016年5月7日閲覧。
  2. ^ ZUNTATAクリエイターズ インタビュー:なかやまらいでん氏”. ZUNTATA OFFICIAL SITE "Z-Field" (2006年11月2日). 2016年5月7日閲覧。
  3. ^ 1990年のZUNTATAのライブにて、『ナイトストライカー』の楽曲「シ・メール」の演奏を見た、同作品のゲームデザイナー海道賢仁により昇進とのこと。
  4. ^ ZUNTATA 20周年に寄せて - なかやまらいでん (コンポーザー)”. ZUNTATA OFFICIAL SITE "Z-Field" (2007年9月4日). 2016年5月9日閲覧。
  5. ^ 「なかやまらいでん」の名義自体は、タイトー退社以前の1997年3月にプライベートでウェブサイトを作成したときから使用していた。
  6. ^ ZUNTATAクリエイターズ インタビュー:小塩広和氏 第1回”. ZUNTATA OFFICIAL SITE "Z-Field" (2007年3月9日). 2016年5月9日閲覧。

外部リンク

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