古城佳子
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人物情報 | |
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国籍 | 日本 |
出身校 |
東京大学教養学部 東京大学大学院社会学研究科 東京大学大学院総合文化研究科 プリンストン大学政治学部大学院 |
学問 | |
研究分野 |
国際関係論(特に国際政治制度論) 国際制度論 |
研究機関 | 青山学院大学 |
学位 | Ph.D(政治学) プリンストン大学 |
学会 |
日本国際政治学会 日本政治学会 国際法学会 |
古城 佳子(こじょう よしこ)は、日本の政治学者。専門は、国際関係論・国際政治経済学。東京大学名誉教授(元同大学院総合文化研究科教授)。青山学院大学国際政治経済学部国際政治学科教授。
経歴
[編集]- 1980年:東京大学教養学部教養学科国際関係論分科卒業[1]
- 1983年:東京大学大学院社会学研究科国際関係論専攻修士課程修了[1]
- 1988年:プリンストン大学大学院政治学部博士課程修了、Ph.D.(Political Science)の学位を取得[1]
- 1988年:國學院大學法学部専任講師(~1993年)[1]
- 1993年:同助教授(~1996年)[1]
- 1996年:東京大学大学院総合文化研究科助教授(~1999年)[1]
- 1999年:同教授[1]
- 2005年:国際法学会理事[1]
- 2008年:日本国際政治学会副理事長(~2010年)[1]
- 2010年:同理事長(~2012年)[2]
- 2014年:日本学術会議会員
- 2018年:富士通取締役
- 2020年:東京大学大学院総合文化研究科教授を退職、青山学院大学国際政治経済学部国際政治学科教授
著書
[編集]単著
[編集]- 『経済的相互依存と国家――国際収支不均衡是正の政治経済学』(木鐸社, 1996年)
共著
[編集]- (久米郁男・川出良枝・田中愛治・真渕勝)『政治学』(有斐閣, 2003年/補訂版 2011年)
- Park, Gene, Saori N. Katada, Giacomo Chiozza, and Yoshiko Kojo. Taming Japan's Deflation: The Debate over Unconventional Monetary Policy. Cornell University Press, 2018.
共編著
[編集]訳書
[編集]論文
[編集]雑誌収録論文
[編集]- 「IMF増資に対する米国政策の変遷」『国際政治』93号(1990年)
- 「「経済安全保障」再考――概念の整理と歴史的考察」『外交時報』1280号(1991年)
- 「日米貿易不均衡是正と円高をめぐる政治過程――経済的相互依存と調整政策の選択」『レヴァイアサン』11号(1992年)
- 「クリントン政権の対外援助政策――国際開発金融機関に対する政策を中心として」『外交時報』1303号(1993年)
- 「戦後国際経済体制の変容と「埋め込まれた自由主義」」『外交時報』1321号(1995年)
- 「国際通貨レジームの変容と国家間協調」『国際問題』438号(1996年)
- 「日米安保体制とドル防衛政策――防衛費分担要求の歴史的構図」『国際政治』115号(1997年)
- 「『経済のグローバル化』と国際関係――国際政治経済学の展開と課題」『国際関係論研究』12号(1998年)
- 「国際政治経済学の動向――「経済のグローバル化」と国家, 国家間協調の分析視角(上・下)」『国際問題』456号/457号(1998年)
- 「IMFの今日的機能と問題点」『外交時報』1349号(1998年)
- 「資本移動の増大と国際関係――「国家の自律性」の低下をめぐる議論を手掛かりとして」『社会科学研究』50巻2号(1999年)
- 「経済のグローバル化とIMFの役割」『日本比較政治学会年報』2号(2000年)
- 「経済のグローバル化が投げかける問題とは」『外交フォーラム』13巻1号(2000年)
- 「「緩やかな国際制度」と遵守――IMFのコンディショナリティーを事例として」『国際法外交雑誌』100巻2号(2001年)
- 「グローバリゼーションの再検討――その論点と現状」『国際問題』497号(2001年)
- 「グローバリゼーションの何が問題か--国際政治における理論的課題」『世界法年報』24号(2005年)
- 「国際政治におけるグローバル・イシューと企業――知的財産権保護と医薬品アクセス」『国際政治』153号(2008年)
- 「サミットの効果とサミットの正当性」『世界経済評論』53巻7号(2009年)
- 「ブレトン・ウッズ体制の形成と変容――世界金融危機と「埋め込まれた自由主義」の行方」『国際問題』584号(2009年)
単行本収録論文
[編集]- "Burden-Sharing under U.S. Leadership: The Case of Quota Increases of the IMF since the 1970s," in Power, Economics and Security: The United States and Japan in Focus, edited by Henry Bienen (Westview, 1992)
- 「経済的相互依存の深化と国家の政策選択の分析視角」衞藤瀋吉先生古稀記念論文集編集委員会編『衛藤瀋吉先生古稀記念論文集(4)20世紀アジアの国際関係』(原書房, 1995年)
- 「ブレトン・ウッズ体制の変容と日本の対応」草野厚・梅本哲也編『現代日本外交の分析』(東京大学出版会, 1995年)
- 「国際経済」渡辺昭夫・土山實男編『グローバル・ガヴァナンス――政府なき秩序の模索』(東京大学出版会, 2001年)
- 「バブル形成・崩壊の背景としての日米経済関係」村松岐夫・奥野正寛編『平成バブルの研究(下)崩壊編』(東洋経済新報社, 2002年)
- 「逆第二イメージ論」河野勝・岩崎正洋編『アクセス比較政治学』(日本経済評論社, 2002年)
- 「市場のグローバル化と国際政治」五味俊樹・滝田賢治編『9・11以後のアメリカと世界』(南窓社, 2004年)
- "Japan's Policy Change in Multi-layered International Economic Relations", in Global Governance: Germany and Japan in the International System, edited by Saori N. Katada, Hanns Maull, and Takashi Inoguchi (Ashgate Publishing, 2004)
- 「冷戦後アメリカ外交における経済と安全保障」山本吉宣編『変貌するアメリカ太平洋世界(3)アジア太平洋の安全保障とアメリカ』(彩流社, 2005年)
- 「東アジアにおける経済と安全保障」五十嵐暁郎・佐々木寛・高原明生編『東アジア安全保障の新展開』(明石書店, 2005年)
- "Building Stable International Financial Relations", in Japan in International Politics: The Foreign Policies of an Adaptive State, edited by Thomas U. Berger, Mike M. Mochizuki, and Jitsuo Tsuchiyama (Lynne Rienner, 2007).
- 「通商と金融をめぐる外交――グローバリゼーションと重層的経済外交への転換」大芝亮編『日本の外交(5)対外政策 課題編』(岩波書店, 2013年)
脚注
[編集]外部リンク
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