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南西航空警戒管制団

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南西航空警戒管制隊から転送)
南西航空警戒管制団
Southwestern Aircraft Control & Warning Wing 
創設 1973年(昭和48年)10月16日
(南西航空警戒管制隊)
再編成 2017年(平成29年)7月1日
(南西航空警戒管制団)
所属政体 日本の旗 日本
所属組織 航空自衛隊
所在地 沖縄県 那覇市
上級単位 南西方面航空隊
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南西航空警戒管制団(なんせいこうくうけいかいかんせいだん、英称:Southwestern Aircraft Control & Warning Wing)とは、航空総隊隷下の南西航空方面隊に属している航空警戒管制団である。司令部は那覇基地沖縄県那覇市)に所在している。南西防衛区域(トカラ列島~先島諸島地域)の領空や周辺空域をレーダーで監視しており、領空侵犯の恐れのある国籍不明機を発見した場合には、第9航空団などに緊急連絡を行うとともに、スクランブル発進(緊急発進)した要撃機の誘導(地上要撃管制)を行っている。2017年(平成29年)7月1日、南混団の航空方面隊への昇格とともに航空警戒管制団に改編された[1]

沿革

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  • 1972年(昭和47年)
    • 5月15日沖縄返還
    • 10月1日:与座岳分遣隊を編成・派遣[2]
    • 10月11日:「臨時沖縄航空警戒管制隊」を新編、久米島分遣隊を編成。アメリカ空軍第623航空警戒管制中隊(623rd Aircraft Control & Warning Squadron)と協力し、警戒任務の移管準備[2]
    • 12月31日:沖永良部島のレーダー機材、アメリカ軍第623航空警戒管制中隊第4分遣隊(623AC&W Det4)より移管、第55警戒群を新編[3]
  • 1973年(昭和48年)
    • 2月15日:623AC&W Det1よりレーダ機材移管、第53警戒群を新編[2][3]
    • 3月30日:623AC&W Det3よりレーダ機材移管、与座岳分遣隊を改編し第56警戒群を新編[2][3]
    • 5月15日:623AC&W Det2よりレーダ機材移管、久米島分遣隊を改編し第54警戒群を新編[2][3][4]
    • 10月16日南西航空混成団の編成に伴い、その隷下に編入、臨時沖縄航空警戒管制隊から「南西航空警戒管制隊」に改編・改称[2]
  • 1978年(昭和53年)10月:奄美通信隊が隷下に異動[2]
  • 1982年(昭和57年)10月1日:第4移動警戒隊編成[2]
  • 2003年(平成15年)3月27日:第54警戒群を第54警戒隊に改編
  • 2017年(平成29年)7月1日:南西航空混成団の航空方面隊昇格に伴い、「南西航空警戒管制団」に改編[5]
  • 2021年(令和03年)7月1日:第56警戒群を第56警戒隊[6]に改編。
  • 2022年(令和04年)4月1日:第53警戒隊に与那国分遣班を新編[7]

部隊編成

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防空監視所(固定レーダー基地)配置。数字は警戒群・隊

特記ないものは那覇基地内に所在している。

司令部

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  • 監理部
  • 人事部
  • 防衛部
  • 装備部
  • 安全班
  • 衛生班

主要幹部

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官職名 階級 氏名 補職発令日 前職
南西航空警戒管制団司令 空将補 世良達裕 2022年12月23日 航空幕僚監部人事教育部厚生課長
副司令 1等空佐 岩井田智 2023年02月19日 西部航空警戒管制団西部防空管制群司令
南西防空管制群司令 1等空佐 田中政尋 2022年08月01日 統合幕僚監部運用部運用第1課総括班長
歴代の南西航空警戒管制団司令(前身を含む)
南西航空警戒管制隊司令(1等空佐
氏名 在職期間 出身校・期 前職 後職
01 澤榮一 1973年10月16日 - 1974年01月31日 陸士51期 臨時沖縄航空警戒管制隊司令 航空自衛隊幹部学校勤務
02 日野駐八郎 1974年02月01日 - 1975年07月15日 陸士57期 第3航空団副司令 南西航空混成団司令部幕僚長
03 岩瀬秀男 1975年07月16日 - 1977年03月15日 航空自衛隊幹部候補生学校
第2教育部長
航空自衛隊補給統制処勤務
04 橋本潔 1977年03月16日 - 1979年03月15日 海兵75期 プログラム管理隊 北部航空警戒管制団司令
05 鈴木六郎 1979年03月16日 - 1981年02月16日 東北学院大学 中部航空警戒管制団
中部防空管制群司令
北部航空警戒管制団司令
06 篠崎昭廣 1981年02月17日 - 1983年07月31日 小倉外事専門 統合幕僚会議事務局第2幕僚室勤務 航空自衛隊幹部学校勤務
07 西牟田道由 1983年08月01日 - 1983年11月09日 鹿児島大学 統合幕僚学校学校教官 官吏死亡(1983年11月9日)
(空将補昇任)
08 増田久 1983年11月15日 - 1986年03月16日 千葉商科大学 航空自衛隊幹部学校勤務 航空自衛隊幹部候補生学校副校長
09 古井徳松 1986年03月17日 - 1987年07月06日 早稲田大学 航空幕僚監部防衛部調査第1課長 北部航空警戒管制団司令
(空将補昇任)
10 森寛太郎 1987年07月07日 - 1989年03月15日 防大3期 統合幕僚会議事務局第5幕僚室
防衛計画調整官
兼 総括班長
航空自衛隊第4術科学校副校長
11 山岡靖義 1989年03月16日 - 1990年07月08日 関西大学 航空幕僚監部監理部法務課長 北部航空警戒管制団司令
12 中山義民 1990年07月09日 - 1992年03月31日 防大5期 航空総隊司令部防衛部防衛課長 退職(空将補昇任)
13 松岡功 1992年04月01日 - 1993年11月30日 防大6期 統合幕僚会議事務局第1幕僚室
企画調整官
兼 企画班長
航空自衛隊幹部学校教育部長
14 高間庄一 1993年12月01日 - 1995年03月31日 防大9期 統合幕僚会議事務局第3幕僚室
通信電子調整官
兼 通信電子室長
防衛研究所第1研究部第4研究室長
15 中村新三郎 1995年04月01日 - 1996年12月15日 防大7期 防空指揮群司令
府中基地司令
退職(空将補昇任)
16 長嶋浩 1996年12月16日 - 1998年07月31日 防大9期 防空指揮群司令
兼 府中基地司令
退職(空将補昇任)
17 貝吹孝夫 1998年08月01日 - 2000年03月31日 防大11期 航空自衛隊幹部候補生学校副校長 退職(空将補昇任)
18 田中保 2000年04月01日 - 2001年01月10日 防大13期 第1高射群司令 航空自衛隊第5術科学校
(空将補昇任)
19 石井光政 2001年01月11日 - 2002年07月31日 防大17期 航空幕僚監部防衛部通信電子課長 航空総隊司令部総務部長
20 藤本経洋 2002年08月01日 - 2003年11月30日 防大16期 航空支援集団司令部防衛部長 航空気象群司令
21 井上勝 2003年12月01日 - 2005年07月27日 防大19期 航空幕僚監部防衛部情報通信課長 航空自衛隊第2術科学校長
(空将補昇任)
22 射場義彦 2005年07月28日 - 2007年07月02日 防大21期 情報本部緊急・動態部長 防空指揮群司令
兼 府中基地司令
23 岩下寛 2007年07月03日 - 2009年03月31日 防大23期 防衛研究所主任研究官 防衛大学校防衛学教育学群長
兼 防衛大学校教授
24 日吉章夫 2009年04月01日 - 2011年07月31日 防大24期 情報本部画像・地理部長 防空指揮群司令
兼 府中基地司令
25 加減幸良 2011年08月01日 - 2013年03月31日 防大27期 航空幕僚監部防衛部情報通信課長 航空システム通信隊司令
26 中村俊一 2013年04月01日 - 2014年11月30日 防大27期 航空教育隊副司令 航空自衛隊幹部学校教育部長
27 秋山圭太郎 2014年12月01日 - 2016年06月30日 防大31期 航空幕僚監部防衛部施設課長 統合幕僚監部報道官
(空将補昇任)
28 横尾広 2016年07月01日 - 2017年06月30日 日本大学
80期幹候[8]
情報本部画像・地理部長 南西航空警戒管制団司令
(空将補昇任)
南西航空警戒管制団司令(空将補
01 横尾広 2017年07月01日 - 2019年03月31日 日本大学・
80期幹候
南西航空警戒管制隊司令 航空自衛隊第5術科学校長
02 伊藤顕 2019年04月01日 ‐ 2020年08月24日 防大33期 航空幕僚監部総務部総務課長 統合幕僚監部報道官
03 松﨑勇樹 2020年08月25日 - 2022年12月22日 下関市立大学
82期幹候[9]
航空幕僚監部運用支援・情報部
情報課長
防衛装備庁プロジェクト管理部
プロジェクト管理総括官
04 世良達裕 2022年12月23日 - 防大39期 航空幕僚監部人事教育部厚生課長

脚注

[編集]
  1. ^ 防衛省設置法等の一部を改正する法律(平成二十九年六月二日公布法律第四十二号、出典:官報号外平成二十九年六月二日:号外第百十六号より)
  2. ^ a b c d e f g h 沖縄県資料 基地の概要
  3. ^ a b c d ADCC Chronology - 623ACW.com
  4. ^ 久米島分屯基地
  5. ^ 防衛省設置法等の一部を改正する法律の一部の施行期日を定める政令(平成二十九年六月二十三日公布政令第百六十四号、出典:官報号外平成二十九年六月二十三日:号外第百三十四号より)
  6. ^ 航空自衛隊与座岳分屯基地HP
  7. ^ “空自 53警戒隊与那国分遣班を新設(2022年4月1日)”. 朝雲新聞. (2022年4月28日). オリジナルの2022年4月28日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220428020208/https://www.asagumo-news.com/homepage/htdocs/news/newsflash/202204/220428/22042804.html 2022年4月28日閲覧。 
  8. ^ 防大34期相当
  9. ^ 防大36期相当

関連項目

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外部リンク

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