南海バス河内長野営業所
南海バス河内長野営業所(なんかいバスかわちながのえいぎょうしょ)は、大阪府河内長野市錦町にある、南海バスの営業所。最寄停留所は「長野車庫」。
概要
[編集]河内長野市のほぼ全域と和泉市、堺市南区、大阪狭山市、富田林市、千早赤阪村の一部をカバーする。南海高野線沿線をメインに路線が広がっている。
特徴として、三日市町駅発着の路線では平日朝の駅行きの便で前乗り先払い方式を採用している。
沿革
[編集]南海電鉄が1934年3月21日に楠公バスを買収。元来は堺東営業所の出先として河内長野出張所があったが、河内長野市においても宅地開発が進むようになり(詳細は河内長野市のニュータウンを参照)、将来車両の増加が見込まれることから出張所を拡張し、河内長野営業所に格上げする形で1973年4月20日より業務を開始した[1]。なお、同日にワンマン化が実施されている。
- 1973年4月20日:堺東営業所の河内長野出張所を拡張し、河内長野営業所として独立させる。
- 2001年10月1日:南海電鉄から南海バスに移管される。
- 2007年:三日市町駅西口に駅前広場が完成。これにより以下のように変更[南海バス 1]。
- 2015年4月1日:PiTaPaおよび交通系ICカード全国相互利用サービスに対応[南海バス 3]。
- 2016年10月1日:南海バスグループ専用ICカード「なっち」を導入[南海バス 4]。
- 2020年3月1日:系統番号を変更。河内長野営業所には400番台が割り振られた[南海バス 5]。
運行路線
[編集]南海高野線の千代田駅発着・経由の路線、河内長野駅発着の路線、三日市町駅発着・経由の路線、美加の台駅発着の路線を運行している。そのほか、金剛駅を経由するPL病院線、河内長野市のコミュニティバスであるモックルコミュニティバスを運行している。
(旧・◯◯系統)は2020年3月1日以前の系統番号を示す[南海バス 6]。
千代田線
[編集]- 木戸東町系統
- 415系統(旧・特15系統):河内長野駅前 - 河内長野市役所前 - 赤峰 - 千代田駅前 - <循環:大阪南医療センター玄関口→木戸東町>
- 415系統(旧・15系統):木戸東町→千代田駅前→赤峰→河内長野市役所前→河内長野駅前
- 平日の朝1便のみ
- 415C系統(旧・15系統):河内長野駅前→河内長野市役所前→赤峰→千代田駅前→大阪南医療センター玄関口→木戸東町
- 貴望ヶ丘系統
- 422系統(旧・22系統):千代田駅前 - 貴望ヶ丘
木戸東町系統は千代田駅から北西にある住宅地に向かう系統。415系統は日中のみの運行で平日は昼間1時間毎、土休日は1日4便にとどまり最大4時間開く。415C系統は平日の終発の河内長野駅前17:55発のみの運行である。2013年10月26日から大阪南医療センター玄関口に乗り入れると同時に、運賃上限を200円(並行するモックルコミュニティバスと同額)としている[南海バス 7]。なお、運賃差額約20万円(予算)・初期費用(データ修整費用等39万6千円)・延伸区間燃費、人件費・ロータリー改修費用(108万円)が補填されている。
貴望ヶ丘系統は千代田駅から西にある住宅地に向かう系統。昼間時運行の河内長野・泉ヶ丘線、河内長野・狭山ニュータウン線の補完的路線として朝夕に運行されるほか、2021年4月24日の改正より土休日の昼間にも470系統の代わりとして1往復の運行がされるようになった。
千代田駅前 - 長野住宅(現・木戸東町)は1955年 - 1965年運行開始。千代田駅前 - 貴望ヶ丘は1975年6月20日運行開始[2]。1985年時点では、貴望ヶ丘 - 千代田駅前 - 長野住宅を直通する系統もあった[3]。2002年7月6日より木戸東町系統が河内長野市役所前を経由するようになった[南海バス 8]。
河内長野・泉ヶ丘線
[編集]河内長野から、市道原町狭山線を通って狭山ニュータウンへ抜け、泉ヶ丘まで結ぶ路線である。狭山ニュータウン以遠は泉北コミュニティバスと重複する。昼間のみ1時間毎の運行。
市道原町狭山線が1997年10月16日に開通した[4]ことを受け、2003年12月1日から運行が開始された。71系統(現在は廃止)が運行開始されるまでは30分毎の運行だった。
河内長野・狭山ニュータウン線
[編集]- 472系統(旧・72系統):河内長野駅前 - 石坂 - 千代田駅前 - 貴望ヶ丘 - <循環:近畿大学病院前→狭山ニュータウンセンター→大野口>
470系統の区間便といえる路線で、2012年1月16日に河内長野・金剛線を短縮する形で新設された[南海バス 9]。470系統と合わせ30分毎の運行だったが、現在は平日8:00発のみの運行となった。
荘園町線
[編集]- 421系統(旧・21系統):千代田駅前 - 赤峰 - 荘園(そうえん)橋 - <循環:荘園町→荘園センター>
- 421C系統(旧・特21系統):千代田駅前→赤峰→荘園橋→荘園町→荘園センター→荘園橋
千代田駅から南西に向かう路線。平日昼は概ね1時間に2便、平日朝夕は1時間に3便、土休日は概ね1時間に1便運行。2011年7月1日より荘園町内の区間ではフリー乗降制度を導入している[5]。
1973年4月20日に小山田団地線の千代田駅前 - 赤峰 - 小山田荘園(現・荘園町)として運行開始[2]。2005年に特21系統(現・421C系統)荘園センター止めを新設[南海バス 10][南海バス 11]。2011年7月1日よりフリー乗降導入に伴い荘園橋へ延長された。
緑ヶ丘線
[編集]- 420系統(旧・20系統):千代田駅前 - 赤峰 - 東峯口 - 緑ヶ丘北町
千代田駅から南西に向かう路線。平日昼は1時間に2便、平日朝夕は1時間に3 - 4便、土休日は約45分に1便運行。
1973年4月20日に三井団地線の千代田駅前 - 赤峰 - サニータウン(のちにサニータウン南口に改称、現・緑ヶ丘南町)として運行開始[2]。1976年5月22日にサニータウン(現・緑ヶ丘北町)まで延長された[3]。
2015年12月5日から2020年4月1日まで深夜バスの設定もあった[南海バス 12]。
小山田線
[編集]- 407系統(旧・7系統):河内長野駅前 - 赤峰 - 小山田南
- 407V系統(旧・特7系統):河内長野駅前 - 河内長野市役所前 - 赤峰 - 小山田南
- 418V系統(旧・17系統):河内長野駅前 - 河内長野市役所前 - 赤峰 - <循環:緑ヶ丘北町→小山田南>
- 418系統(旧・18系統):河内長野駅前 - 赤峰 - <循環:緑ヶ丘北町→小山田南>
河内長野駅から西へ向かう路線。平日朝夕は407系統と407V系統、平日の昼間は418V系統、土休日は418系統を運行。運行本数は平日朝以外概ね1時間に1便。
1961年10月17日に河内長野駅前 - 小山田として開業[3]。2002年7月6日に循環運転の17系統、18系統を新設[南海バス 8]し、緑ヶ丘地区から河内長野駅前に向かえるようになった。その後、特7系統が新設されている。
河内長野庁舎線
[編集]- 416系統(旧・16系統):河内長野駅前 - 河内長野市役所前
実質的には小山田線の区間便に相当する。平日朝夕のみ運行。
市役所の建て替えにより1988年5月6日新設[6]。415系統(市役所経由便)、418V・418系統運行開始前は多数運行されていた。
天野山線
[編集]- 401系統(旧・1系統):河内長野駅前 - 清崎 - 天野山 - 国分峠東(和泉市総合スポーツセンター前) - 和泉青葉台 - 納花(のうけ) - 変電所前 - 光明池駅
- 402系統(旧・2系統):河内長野駅前 - 清崎 - 天野山 - 国分峠東(和泉市総合スポーツセンター前)- 槙尾中学校前
- 402V系統(旧・特2系統):河内長野駅前 - 清崎 - 旭ヶ丘 - 天野山 - 国分峠東(和泉市総合スポーツセンター前) - 槙尾中学校前
- 403系統:河内長野駅前 - 清崎 - 旭ヶ丘 - 天野山
- 404系統(旧・4系統):河内長野駅前- 清崎 - 天野山 - サイクルセンター
- 405系統(旧・5系統):河内長野駅前- 清崎 - 旭ヶ丘
河内長野駅から国道170号旧道経由で西に向かい、「女人高野」である金剛寺がある天野山を経て国分峠東へ向かったのち北にカーブし、泉北高速線光明池駅へ至る路線(途中で分岐する系統を含む)。国分峠東 - 和田南間で父鬼線と並走する。401C系統・404系統・405系統は、地域内フィ―ダー系統確保維持費国庫補助金にて運行が維持されている。
泉北ニュータウンの光明池まで行く401系統はほぼ1時間毎。401C系統は朝に河内長野駅前行、夜に天野山行き。402系統・402V系統は朝(河内長野駅前行きのみ)と夕方以降(双方向)のみの運行。405系統は夕方以降1時間に2便、それ以外は1便である。404系統は行楽路線のため土休日のみの運行。
- 沿革
- 天野山へのバスは戦前からあり、1928年ごろの時点で南海鉄道が浜寺から、楠公自動車が長野町からバスを走らせていた[7]。
- 1955年ごろの河内長野駅前からの運転回数は、国分峠行が7時、10時、14時、17時30分発の4本、仏並行が12時、19時発の2本、天野山行が11時、13時、17時発の3本。善正行が8時、16時発の2本であった[8]。
- 1965年ごろには槙尾山まで走行していたほか、父鬼線に泉大津駅前 - 河内長野駅前を走る系統があった[9]。
- サイクルセンター行き(現・404系統)は1974年7月10日運行開始。
- 天野グリーンヒルズ行き(現・405系統旭ヶ丘行き)は1974年11月21日運行開始。
- 日野・滝畑コミュニティバスの一般路線化前は滝畑ダム行きも運行されていた。
- 2005年7月1日:光明池営業所父鬼光明池線廃止に伴い、1系統(現・401系統)は和泉青葉台経由となった。
- 2012年10月29日より深夜バスが運行されたが、2015年12月5日に廃止された[南海バス 12]。
- 2016年7月11日:特2系統(現・402V系統)が新設された[南海バス 13]。
- 2023年12月16日:403系統が新設され、401C系統を旭ヶ丘経由としたうえで置き換えた。
高向線
[編集]- 419系統(旧・19系統):河内長野駅前 - 長野車庫 - 高向(たこう) - 日野 - サイクルセンター - 滝畑ダム(日野・滝畑コミュニティバス)
- 419V系統(旧・特19系統):河内長野駅前 - 長野車庫 - 高向(たこう) - 奥河内くろまろの郷 - 日野 - サイクルセンター - 滝畑ダム(日野・滝畑コミュニティバス)
- 400系統(旧・直19系統):河内長野駅前 → サイクルセンター → 滝畑ダムサイト → 清水 → 滝畑ふるさと文化財の森センター前 → 夕月橋 → 滝畑ダム
- 上記の停留所以外は停車しない。土休日1便のみ運行。
- 406系統(旧・6系統):河内長野駅前 - 長野車庫 - 高向
- 406C系統(旧・特6系統):河内長野駅前 - 長野車庫
天野山線と並行し府道218号経由で南西に向かう路線。
高向までの406系統と滝畑ダムまで運行する日野・滝畑コミュニティバス419系統で合わせて1時間に1 - 2便の運行となる。また、日中の日野・滝畑コミュニティバスは奥河内くろまろの郷を経由する419V系統となる。平日にサイクルセンターへ行く場合、404系統が運行されないため419系統・419V系統を利用することとなる。406系統・419系統・419V系統は、地域内フィ―ダー系統確保維持費国庫補助金にて運行が維持されている。
400系統は土休日8:30発の滝畑ダム行きのみ運行で、天野山付近まで大阪外環状線を走行する。
- 沿革
- かつては日野、高向、長野車庫を起終点としており、滝畑ダムへは天野山線が向かっていた。
- 高向 - 日野間の廃止が提案されたため、1995年9月より以下の3本立てとなった。
- 高向、長野車庫行きの南海路線バス
- 日野・滝畑コミュニティバス:貸切運行。河内長野駅前 - 滝畑ダム間で運行されたが、河内長野駅前 - 高向間は日野・滝畑方面は乗車のみ、河内長野駅前方面は降車のみのクローズドドアシステムとなっていた[10][11]。
- 天野山線3系統(河内長野駅前 - 滝畑ダム):土休日のみ運行。
- 2003年7月1日:市が運行費用を補助する一般路線となった。クローズドドアシステムの撤廃、停留所の増設が行われた[南海バス 14]。これにより天野山線3系統が廃止された。
- 2014年11月29日:特19系統、直19系統が新設された[南海バス 15]。
小深線
[編集]- 408系統(旧・8系統):河内長野駅前 - 昇篠坂 - 観心寺 - 小深 - 千早大橋 - 金剛登山口 - 金剛山ロープウェイ前
- 411系統(旧・11系統):河内長野駅前 - 日東町東口 - 観心寺 - 小深 - 千早大橋 - 金剛登山口 - 金剛山ロープウェイ前
千早赤阪村方面への路線で、金剛山への行楽路線の性格も持つため、平日は1時間毎と少ないが、土休日は約30分間隔に増便される。なお、金剛山へは富田林駅から金剛バスの千早線(こちらは「千早ロープウェイ前」)で向かうこともできたが[注釈 2]、2023年12月20日をもって同社が事業を廃止したため、4市町村コミバスで引き継がれることになり、富田林駅からは南海バス千早線(泉北営業所担当)と千早赤阪村営バス(自家用有償旅客運送)を途中の千早赤阪村立中学校前で乗り継ぐ形に変更されている(ただし同村のバス運行は手前の金剛登山口まで)[12] 。なお金剛山ロープウェイは現在廃止されているが、終点の「金剛山ロープウェイ前」停留所からロープウェイ乗り場(ロープウェイ千早駅)へは約10分歩く必要があった(「金剛山ロープウェイ#接続路線」も参照)。
1955年ごろは小深までの運行で、運転回数は2時間 - 2時間半間隔で9本あった[8]。
小吹台団地線
[編集]- 410系統(旧・10系統):河内長野駅前 - 日東町東口 - 観心寺 - 小吹台口 - 小吹台
小深線と観心寺までは同一経路で、そこから北西に進み千早赤阪村の小吹台に至る。日中は1時間毎の運行で、平日朝夕と土休日朝は本数が増える。
1976年5月22日に小深線が小吹台口まで延長され[3]、1979年5月22日運行開始。
こんごう福祉センター線
[編集]- 450系統:河内長野駅前 - 府立こんごう福祉センターかんなびのさと前
小深線から分岐し、富田林市甘南備(かんなび)にある大阪府立こんごう福祉センターへ向かう。なお同施設には従来より金剛バスの東條線(富田林駅発着)が乗り入れていたが、2023年12月20日をもって同社が廃業したため、4市町村コミバスに引き継がれ、南海バス(泉北営業所担当)と近鉄バス(八尾営業所担当の富田林市レインボーバス)の運行に代替された[12]。
2023年6月1日運行開始[南海バス 16]。
清見台団地線
[編集]- 434系統(旧・34系統):三日市町駅前→清見台3丁目→清見台1丁目→三日市町駅前
- 434C系統(旧・特34系統):三日市町駅前→清見台3丁目→清見台1丁目
三日市町駅の東にある清見台住宅地を循環する。平日朝は前乗り先払い方式を実施する(ただし当路線は全線均一運賃である)。
かつては三日市町駅前通(旧・三日市町駅前)発着であったが、2007年7月1日に三日市町駅東発着となり、さらに2015年12月5日改正で三日市町駅前(西口ロータリー内)発着に変更された[南海バス 12]。434C系統は2010年8月1日新設[南海バス 17]。また、2010年8月1日より2020年3月31日まで深夜バスの設定があった。
南青葉台線
[編集]- 運行経路
- 河内長野駅前 - 三日市町駅前 - 新町橋 - 南青葉台中央 - 南青葉台
- 三日市町駅東 - 新町橋 - 南青葉台中央 - 南青葉台
- 新系統番号:基本的に終着停留所によって区別する。
- 413系統:(始発停留所に関わらず) → 南青葉台 → 三日市町駅前 → 河内長野駅前
- 430系統:(始発停留所に関わらず) → 南青葉台 → 三日市町駅東
- 480系統:(始発停留所に関わらず) → 南青葉台 → 三日市町駅前
- 430C系統:三日市町駅東 → 新町橋 → 南青葉台 → 南青葉台中央
- 480C系統:三日市町駅前 → 新町橋 → 南青葉台 → 南青葉台中央
- 旧系統番号:始発停留所と終着停留所の組によって区別する。始発停留所と終着停留所が逆の場合、同じ番号となる。
- 413系統(旧・13系統):河内長野駅前 - 三日市町駅前 - 新町橋 - 南青葉台 - 南青葉台中央
- 413系統(旧・13-1系統): 河内長野駅前 - 三日市町駅前 - 新町橋 - 南青葉台 - 新町橋 - 三日市町駅前 - 河内長野駅前
- 430系統(旧・13-2系統):河内長野駅前 → 三日市町駅前 → 新町橋 → 南青葉台 → 新町橋 → 三日市町駅東
- 413系統(旧・13-2系統):河内長野駅前 ← 三日市町駅前 ← 新町橋 ← 南青葉台 ← 新町橋 ← 三日市町駅東
- 480系統(旧・特13-1系統):河内長野駅前 → 三日市町駅前 → 新町橋 → 南青葉台 → 新町橋 → 三日市町駅前
- 413系統(旧・特13-1系統):河内長野駅前 ← 三日市町駅前 ← 新町橋 ← 南青葉台 ← 新町橋 ← 三日市町駅前
- 430C系統(旧・30系統):三日市町駅東 → 新町橋 → 南青葉台 → 南青葉台中央
- 430系統(旧・30系統):三日市町駅東 ← 新町橋 ← 南青葉台 ← 南青葉台中央
- 480C系統(旧・特30系統):三日市町駅前 → 新町橋 → 南青葉台 → 南青葉台中央
- 480系統(旧・特30系統):三日市町駅前 ← 新町橋 ← 南青葉台 ← 南青葉台中央
- 430系統(旧・30-1系統):三日市町駅東 - 新町橋 - 南青葉台 - 新町橋 - 三日市町駅東
- 480系統(旧・特30-1系統):三日市町駅前 - 新町橋 - 南青葉台 - 新町橋 - 三日市町駅前
- 旧々系統番号:フリー乗降制度導入前
- 13系統:河内長野駅前 - 三日市町駅前 - 新町橋 - 南青葉台
- 30系統:三日市町駅東 - 新町橋 - 南青葉台
三日市町駅の南にある青葉台ニュータウン、青葉台ハイツへ向かう。430系統は平日の朝と夕方以降のみ運行で、朝は前乗り先払い方式を実施する。南青葉台内の区間ではフリー乗降制度を導入している。途中の「北青葉台」停留所は南青葉台方面行きのみが停車する。
1972年5月1日に青葉台線の河内長野駅前 - 南青葉台ハイツ(現・南青葉台)として運行が開始された[2]。2013年10月26日よりフリー乗降が導入され、系統再編で旧番の13-1系統・13-2系統・30-1系統が新設された[南海バス 7]。その後特13-1系統・特30系統・特30-1系統が新設された[南海バス 15]。
岩湧線
[編集]- 412系統(旧・12系統):河内長野駅前 - 三日市町駅前 - 加塩(かしお) - 神納(こうの)
- 436系統(旧・36系統):河内長野駅前 - 三日市町駅前 - 南花台四丁目 - 大矢船橋 - 神納
河内長野駅から三日市町駅までは国道371号を、そこから先は大阪府道221号を南下し加賀田地区へ向かう。436系統は平日朝夕のみ運行で、朝は前乗り先払い方式を実施する。ニュータウンを通る路線ではないため本数が少ない。
1959年3月1日に加賀田口 - 神納が延長された[3]。南海電鉄より廃止の意向が示されたことから、1995年4月より運行経費の一部を河内長野市から補助されている。436系統は2011年4月1日改正で新設された[南海バス 18]。
南花台・南ヶ丘線
[編集]- 414系統(旧・14系統):河内長野駅前 - 三日市町駅前 - 南花台四丁目 - 大矢船北町 - 南ヶ丘
- 432系統(旧・32系統):三日市町駅前 - 南花台四丁目 - 大矢船北町 - 南ヶ丘
- 432C系統(旧・特32系統):三日市町駅前 → 南花台四丁目(急行・ノンストップ)
- 432系統(旧・特32系統):三日市町駅前 ← 南花台四丁目
三日市町駅の南西にある南花台(なんかだい)を経由し、そのさらに南にある南ヶ丘へ向かう路線。沿道上の「加賀田口」停留所には停車しない。平日朝は前乗り先払い方式を実施する。414系統は、平日、土休日ともに昼間のみの運転である。432C系統の南花台行きは平日の8:44発のみ、駅行きは夕方の運行である。
かつては2020年3月31日まで深夜バスの設定があった。
加塩・南ヶ丘線
[編集]- 431系統(旧・31系統):三日市町駅前 - 加塩 - 大矢船北町 - 南ヶ丘
南花台・南ヶ丘線の途中経路が異なる系統である。沿道上の「加賀田口」停留所には停車しない。平日朝は前乗り先払い方式を実施する。
1973年8月4日に大矢船線として三日市町駅 - 大矢船の運行を開始[2]。大矢船、南ヶ丘を通る路線としては最も早く開通した路線で、南花台経由路線が登場するまでは全便この路線(加塩経由)で運行していた[13]。
南花台・大矢船西町線
[編集]- 433系統(旧・33系統):三日市町駅前 - 南花台四丁目 - 大矢船北町 - 大矢船西町
- 439系統(旧・39系統):河内長野駅前 - 三日市町駅前 - 南花台四丁目 - 大矢船北町 - 大矢船西町
南花台・南ヶ丘線の末端部が異なる系統である。沿道上の「加賀田口」停留所には停車しない。平日朝は前乗り先払い方式を実施する。
2014年11月29日に39系統が新設された[南海バス 15]。
加塩・大矢船西町線
[編集]- 435系統(旧・35系統):三日市町駅前 - 加塩 - 大矢船北町 - 大矢船西町
加塩・南ヶ丘線の末端部が異なる系統である。沿道上の「加賀田口」停留所には停車しない。平日の運行はないため、前乗り先払い方式は行われない。
2009年4月7日運行開始[南海バス 19]。
加塩・南花台循環
[編集]- 437系統(旧・37系統)(右回り):三日市町駅前→加塩→大矢船北町→南花台4丁目→三日市町駅前
- 438系統(旧・38系統)(左回り):三日市町駅前→南花台4丁目→大矢船北町→加塩→三日市町駅前
加塩と南花台を循環する系統。平日朝夕のみ運行で、朝は前乗り先払い方式を実施する。
2011年4月1日改正で新設された[南海バス 18]。
美加の台団地線
[編集]美加の台住宅地を循環する系統となる。
- 440系統(旧・40系統)(左回り):美加の台駅前→美加の台口→延命寺口→第一公園前→美加の台西→美加の台駅前
- 441系統(旧・41系統)(右回り):美加の台駅前→美加の台西→第一公園前→延命寺口→美加の台口→美加の台駅前
平日朝は前乗り先払い方式を実施する(ただし当路線は全線均一運賃である)。
2012年10月29日から2020年3月31日まで深夜バス(美加の台駅前→左回り→美加の台西止)の設定があった。
PL病院線
[編集]- 461系統(旧・P1系統):PL病院→藤沢台六丁目→金剛駅前→寺池台1丁目→中央センター前→PL病院
- 461系統(旧・P1-1系統):金剛駅前→寺池台1丁目→中央センター前→PL病院
- 461C系統(旧・P1-2系統):PL病院→藤沢台六丁目→金剛駅前
- 462系統(旧・P2系統):PL病院→藤沢台六丁目→高辺台3丁目→金剛駅前→津々山台1丁目・小金台2丁目→PL病院
2017年6月1日にPL病院の送迎バスを路線化する形で新設された。金剛東団地・金剛駅を循環する系統である。
モックルコミュニティバス
[編集]- 大阪南医療センター玄関口 - 千代田駅前 - 河内長野市役所前 - ラブリーホール前 - 三日市町駅前 - 美加の台駅前
河内長野市のコミュニティバス。スルッとKANSAI、南海バスカードでの利用も可能である。
スクールバス・送迎バス
[編集]イベントの送迎バスについては、他の営業所から応援車が来ることがある。
大阪千代田短期大学
[編集]- 451系統:千代田駅前 - 大阪千代田短期大学
大学のスケジュールに合わせAダイヤ、Bダイヤ、変則ダイヤ、運休日の4パターンが用意されている。朝に学校行きが2本運行され、夕方に駅行きがAダイヤで4本、Bダイヤで3本運行されている。かつては河内長野駅前系統も運行されていたが、自校での運行となった。
南海電車まつり
[編集]- 河内長野駅前 - 南海電鉄千代田工場
2020年度、2021年度は電車まつり自体が中止またはオンライン開催となったため運行されず、千代田工場での開催に戻った2022年度も運行されなかった[14]が、2023年度は再び運行された。
河内長野市民まつり
[編集]- 河内長野駅前 - 赤峰 - 千代田駅前
- 三日市町駅東 - 赤峰
河内長野市商工祭
[編集]- 2015年度:河内長野駅前 - 河内長野市市役所 - 奥河内くろまろの郷
- 大阪外環状線経由。
- 2016-2019年度:河内長野駅前 - 河内長野市市役所 - 千代田駅前
- 2022年度以降:河内長野駅前 - 寺ヶ池公園 - 千代田駅前
廃止・移管路線
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
河内長野・貴望ヶ丘線
[編集]- 23系統:河内長野駅前 - 貴望ヶ丘
2016年7月11日運行開始[南海バス 13]。2017年8月26日廃止。
天野山線
[編集]- 3系統:河内長野駅前→清崎→天野山→サイクルセンター→滝畑ダム→サイクルセンター→天野山→清崎→河内長野駅前
1984年4月14日運行開始[3]。土休日のみ運行の行楽路線で、冬季は運休していた。2003年7月1日の改正で、日野・滝畑コミュニティバスが一般路線化されたことにともない廃止された。
- 401C系統(旧・特4系統):河内長野駅前- 清崎 - 天野山
2023年12月16日改正で旭ヶ丘を経由する403系統が新設されたため、消滅した。
小深線
[編集]- 409系統(旧・9系統):河内長野駅前 - 日東町東口 - 観心寺 - 小深 - 石見川
小深から南へ分岐し、国道310号沿いにある石見川へ向かう系統。地域内フィ―ダー系統確保維持費国庫補助金にて運行が維持されていたが、ほとんどが通学利用のみで利用者が低迷しているため、マイクロバスによるスクールバス等への転換が検討されていた。2022年4月1日の改正で廃止となり、石見川・小深・太井・鳩原地域バス(運行は引き続き南海バス)に転換された。
1972年1月8日小深 - 石見川が延長された[2][3]。廃止直前の運転回数は朝と夕方以降が中心で、平日午後に、川上小学校登校日のみ運転の便も設定されていた。
小吹台団地線
[編集]- 11系統:河内長野駅前 - 昇篠坂 - 観心寺 - 富田林かんぽセンター
1日2往復という非常に本数が少ない路線であった。2003年4月1日廃止[南海バス 20]。廃止後に現在の小深線11系統が新設された。
河内長野・金剛線
[編集]2010年8月1日運行開始[南海バス 17]。2012年1月16日の改正で廃止され、代替として河内長野・狭山ニュータウン線が開設された[南海バス 9]。
清見台団地線
[編集]- 60系統:河内長野駅前 - 三日市町駅前 - 清見台 - 三日市町駅前 - 河内長野駅前
- 60-1系統:河内長野駅前 - 三日市町駅前 - 清見台 - 三日市町駅前
- 60-2系統:河内長野駅前 - 三日市町駅前 - 清見台 - 三日市町駅東
2013年10月26日運行開始[南海バス 7]。2015年12月5日廃止[南海バス 12]。
美加の台団地線
[編集]- 特40系統(左回り):三日市町駅東→美加の台駅前→(左回り)→美加の台駅前→三日市町駅東
- 特40-1系統(左回り):三日市町駅東 - 美加の台駅前 - (左回り) - 美加の台駅前
- 特41系統(右回り):三日市町駅東→美加の台駅前→(右回り)→美加の台駅前→三日市町駅東
- 特41-1系統(右回り):三日市町駅東 - 美加の台駅前 - (右回り) - 美加の台駅前
2014年11月29日新設[南海バス 15]。2016年7月11日廃止[南海バス 13]。
はなきんバス
[編集]- 三日市町駅東→美加の台駅前→(美加の台左回り)→美加の台西
- 三日市町駅前→慶賀野→林間田園都市駅前
2016年7月11日運行開始[南海バス 13]。金曜日(祝日を含むが、ゴールデンウィーク、お盆、年末年始は運休)のみ運行する深夜バス[南海バス 21]。2020年4月1日廃止。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 南海電気鉄道『南海電気鉄道百年史』1985年、407頁。
- ^ a b c d e f 『創造と前進の10年』南海電気鉄道、1976年12月1日。
- ^ a b c d e f g 『南海電気鉄道百年史』南海電気鉄道、1985年5月10日。
- ^ “河内長野市 平成 9年 12月 定例会(第4回) 12月11日-02号”. 河内長野市議会. 2022年8月27日閲覧。
- ^ “河内長野市 平成25年 12月 定例会(第4回) 12月11日-02号”. 河内長野市議会. 2022年12月25日閲覧。
- ^ 『南海だより 1988年6月号』南海電気鉄道。
- ^ 『河内長野市史 第3巻』河内長野市、624頁。
- ^ a b 『河内長野市史 第3巻』河内長野市、952頁。
- ^ 『南海80周年記念 最近の10年』南海電気鉄道、1965年10月25日。
- ^ “河内長野市 平成21年 12月 定例会(第4回) 12月09日-02号”. 河内長野市議会. 2022年12月26日閲覧。
- ^ “河内長野市 平成15年 3月 定例会(第1回) 03月13日-03号”. 河内長野市議会. 2022年12月26日閲覧。
- ^ a b “4市町村コミバス 運行経路・運賃・運行のご案内”. 富田林市 (2024年1月30日). 2024年2月6日閲覧。
- ^ 『バスルートマップ』運輸経済研究センター、1979年。
- ^ “10月29日(土)、千代田工場で「南海電車まつり2022」を3年ぶりに開催!”. 南海電気鉄道. 2022年12月25日閲覧。
南海バスウェブサイト
[編集]- ^ “南海バス | 路線バス情報”. 2007年7月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月23日閲覧。
- ^ “南海バス|ダイヤ改正情報(2018/04/01改正)”. 2018年8月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月23日閲覧。
- ^ “南海バス|平成27年4月1日よりIC対応地域を拡大いたします”. 2015年4月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月10日閲覧。
- ^ “南海バス|新しい南海バス専用ICカード「なっち」を導入します”. 2017年6月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月10日閲覧。
- ^ “「バス系統番号」の変更について(2020/3/1実施) – 南海バス”. 2020年9月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月10日閲覧。
- ^ “系統番号一覧” (PDF). 南海バス. 2020年3月11日閲覧。
- ^ a b c “南海バス|ダイヤ改正情報 平成25年10月26日(土)より、ダイヤ改正いたします。”. 2014年8月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月23日閲覧。
- ^ a b “南海バス時刻表”. 2002年8月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月23日閲覧。
- ^ a b “ダイヤ改正情報|南海バス 平成24年1月16日(月)より、ダイヤ改正いたします。”. 2012年2月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月24日閲覧。
- ^ “南海バス運行系統図 河内長野営業所 平成17年7月現在” (PDF). 2007年1月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月23日閲覧。
- ^ “千代田駅前バス発車予定時刻表 平成17年10月16日現在” (PDF). 2005年10月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月23日閲覧。
- ^ a b c d “南海バス|ダイヤ改正情報(2015/12/05改正)”. 2016年2月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月5日閲覧。
- ^ a b c d “南海バス|ダイヤ改正情報(2016/07/11改正)”. 2016年10月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月23日閲覧。
- ^ “南海バス|更新履歴”. 2003年8月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月26日閲覧。
- ^ a b c d “南海バス|ダイヤ改正情報(2014/11/29改正)”. 2014年11月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月25日閲覧。
- ^ “河内長野営業所管内のダイヤ改正について(2023/6/1実施) | 南海バス”. 2023年5月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月2日閲覧。
- ^ a b “ダイヤ改正情報|南海バス 平成22年8月1日(日)より、東山、河内長野営業所管内ダイヤ改正いたします。”. 2010年12月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月23日閲覧。
- ^ a b “ダイヤ改正情報|南海バス 平成23年4月1日(金)より、ダイヤ改正いたします。”. 2011年6月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月25日閲覧。
- ^ “ダイヤ改正情報|南海バス”. 2010年12月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月25日閲覧。
- ^ “南海バス|更新履歴”. 2003年4月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月25日閲覧。
- ^ “南海バス|三日市町駅前発”. 2020年2月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月25日閲覧。
関連項目
[編集]- 南海バス・南海ウイングバスの営業所
- 南海バス堺営業所
- 南海バス東山営業所
- 南海バス泉北営業所
- 南海バス光明池営業所
- 南海バス河内長野営業所(当記事)
- 南海バス空港営業所
- 南海ウイングバス本社営業所