南沙諸島に存在する飛行場の一覧
表示
南沙諸島に存在する飛行場の一覧は、領有権問題が存在する南シナ海の南沙諸島において、各国が建設・運用する飛行場の一覧である。
一覧
[編集]領有権問題が存在することもあり、すべて軍用としての機能を備えている。なお、スビ礁飛行場のように「民間機の安全向上に寄与するため」として建設された軍民共用空港[1]であっても、実態は軍用にすぎないと指摘されているものもある[2]。
場所 | 実効支配 | 飛行場名 | 空港コード | 建設時期 | 滑走路長 | 注釈 |
---|---|---|---|---|---|---|
太平島 | 中華民国(台湾) | 太平島空港 | RCSP[3] | 2007 | 1,200 m[4] | 軍用。給油設備なし[5]。 |
スワロー礁 (ラヤンラヤン島) | マレーシア | ラヤンラヤン空港 | 1995 | 1,367 m | 軍民共用。 | |
ファイアリー・クロス礁 | 中華人民共和国 | ファイアリー・クロス礁飛行場 | 2016 | 3,000 m[4] | 軍民共用。 | |
スビ礁 | 中華人民共和国 | スビ礁飛行場 | 2016 | 3,000 m[4] | 軍民共用。 | |
ミスチーフ礁 | 中華人民共和国 | ミスチーフ礁飛行場 | 2016 | 2,700 m[4] | 軍民共用。 | |
パグアサ島 | フィリピン | ランクード飛行場 | RPPN[6] | 1978 | 約1,300 m | 軍民共用[7]。 |
スプラトリー島 (チュオンサ島) | ベトナム | チュオンサ空港 | 1976–77 | 約1,200 m[8] | 軍用。2016年に600mから1200mに延長された[8]。 |
地図上での位置
[編集]脚注
[編集]- ^ “中国南沙美济礁渚碧礁新建机场试飞成功” (2016年7月13日). 2023年7月9日閲覧。
- ^ “中国が南シナ海で空輸作戦、既成事実化狙い公表か”. Wall Street Journal (2021年9月25日). 2023年7月9日閲覧。
- ^ “RCSP Taiping Island Airport (RCSP) - FlightAware”. 2023年7月9日閲覧。
- ^ a b c d 2023年7月時点でのGoogle Mapsにおける衛星写真による
- ^ The Taiping Island Airport was completed in December 2007, ("MND admits strategic value of Spratly airstrip." Taipei Times. 6 January 2006. p. 2 (MND is the ROC Ministry of National Defense)), and a C-130 Hercules transporter airplane first landed on the island on 21 January 2008.
- ^ “RPPN Rancudo Airfield Airport (RPPN) - FlightAware”. 2023年7月9日閲覧。
- ^ Bong Lozada (18 June 2014). “Air Force to repair Pagasa Island airstrip”. Philippine Daily Inquirer. 2016年12月26日閲覧。
- ^ a b “Vietnam Responds”. Center for Strategic and International Studies (2016年12月1日). 2016年12月26日閲覧。