南タイ語
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南タイ語 | |
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ภาษาไทยถิ่นใต้ | |
発音 | IPA: /pʰaːsǎː tʰaj tʰìn tâːj/ |
話される国 | タイ |
地域 | タイ南部 |
話者数 | 450万人(2006年) |
言語系統 | |
表記体系 | タイ文字 |
少数言語として 承認 | タイ |
言語コード | |
ISO 639-3 |
sou |
Glottolog |
sout2746 [1] |
南タイ語(みなみタイご、ภาษาใต้)はタイ王国のマレー半島部・南部で話される言語である。タイ族の喋る南タイ語を標準的な言葉として、ムスリムの喋る南タイ語と、華僑の喋る南タイ語を持つ。標準語の持つアクセントに縛られず、全体的に高声が目立つ。一語の持つ声調がある程度決まっているものの、文章中で前後に来る言葉によってその語の声調は変わり、流動的である。語彙は後述するように、マレー語や中国語の華南方言からの借用語が中央タイ語に比べて多い。
ムスリムの南タイ語は国内ではヤーウィー語(Javi、ยาวี。ジャワ(Java)の語が変化したもの)と呼ばれるマレー語の影響が強く、บัง(マレー語bang←abang。兄さん)、มะ(mak。母さん)などの語が会話の中に目立つ。中には、อาลลามะ(allahmak、なんてこった!)のように宗教関係なく使われるものも有る。
華僑の南タイ語は独特の語彙をもっていて、主に家庭内で使われているが、ムスリムよりも同化が激しいため、現在ではあまりみられなくなった。
脚注
[編集]- ^ Hammarström, Harald; Forkel, Robert; Haspelmath, Martin et al., eds (2016). “南タイ語”. Glottolog 2.7. Jena: Max Planck Institute for the Science of Human History