升田憲元
表示
升田 憲元(ますだ のりもと、1875年(明治8年)8月15日[1] - 1949年(昭和24年)5月10日[2])は、日本の政治家、官僚、弁護士、陸軍軍人。衆議院議員(立憲民政党)。最終階級は陸軍大尉。
経歴
[編集]島根県飯石郡赤名村(現・飯石郡飯南町)に難波常八郎の子として生まれ、伯母升田きしの養子となった[1]。1900年(明治33年)11月21日、陸軍士官学校(12期)を卒業し、1901年(明治34年)6月25日、歩兵少尉に任官[3]。日露戦争への従軍を経て、陸軍大尉に累進した[2]。1912年(明治45年)、京都帝国大学法科大学政治科を卒業し、1913年(大正2年)には法律科を卒業した[2]。高等文官試験に合格し[1]、陸軍省参事官、岐阜県不破郡長、同本巣郡長、国勢院事務官、同書記官、大蔵事務官、国勢院総裁秘書官を歴任し[2]、1922年(大正11年)に退官して弁護士を開業した[1]。その後、芝区会議員に選出された[1]。
1936年(昭和11年)、第19回衆議院議員総選挙に出馬し当選を果たした。
その他、カーネギー国際平和財団日本経済調査員、帝国在郷軍人会本部法律顧問、陸軍軍法会議指定弁護士を務めた[2]。
栄典
[編集]著書
[編集]- 『兵役税論 兵役の神髄』(1913年、東京堂書店)
親族
[編集]脚注
[編集]参考文献
[編集]- 帝国秘密探偵社編『大衆人事録 第3版』帝国秘密探偵社、1930年。
- 衆議院・参議院編『議会制度七十年史 衆議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1962年。