千葉文夫
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千葉 文夫(ちば ふみお、1949年8月29日 - )は、日本のフランス文学者、翻訳家。早稲田大学名誉教授。
人物
[編集]東京都杉並区生まれ。 1975年東北大学文学部美学美術史学科卒、1983年早大大学院フランス文学博士課程中退。 パリ第1大学哲学博士。早稲田大学文学部助手、助教授、文学学術院教授[1]。
フランス文学のほか、音楽関係の翻訳も多い。「ミシェル・レリスの肖像」で第71回読売文学賞(研究・翻訳部門)を受賞。
著書
[編集]共編
[編集]翻訳
[編集]- 『ヤーコブソン 現象学的構造主義』(エルマー・ホーレンシュタイン、川本茂雄共訳、白水社) 1983
- 『夜の音楽 ショパン・フォーレ・サティ ロマン派から現代へ』(ジャンケレヴィッチ、松浪未知世, 川竹英克共訳、シンフォニア) 1986
- 『戦争と映画 1 知覚の兵站術』(ポール・ヴィリリオ、石井直志共訳、UPU・GS叢書) 1988、のち平凡社ライブラリー) 1999
- 『角笛と叫び』(ミシェル・レリス、青土社) 1989
- 『ローマの貴婦人 ある種の行動の祭祀的にして神話的な起源』(ピエール・クロソウスキー、哲学書房) 1989、のち改題『古代ローマの女たち ある種の行動の祭祀的にして神話的な起源』(平凡社ライブラリー) 2006
- 『ロラン・バルト エクリチュールの欲望』(スティーヴン・アンガー、勁草書房) 1989
- 『ミュージカル物語 オッフェンバックからキャッツまで』(アラン・ジェイ・ラーナー、星優子, 梅本淳子共訳、筑摩書房) 1990
- 『グレン・グールド 孤独のアリア』(ミシェル・シュネデール、筑摩書房) 1991、のちちくま学芸文庫 1995
- 『シューマン 黄昏のアリア』(筑摩書房) 1993
- 『プーランクは語る 音楽家と詩人たち』(フランシス・プーランク、ステファヌ・オーデル編、筑摩書房) 1994
- 『最後のエジプト人』(ジェラール・マセ、白水社、新しいフランスの小説) 1995
- 『ミシェル・レリス日記』全2巻(ミシェル・レリス、ジャン・ジャマン校注、みすず書房) 2001 - 2002
- 『リッチ&ライト』(フロランス・ドゥレ、みすず書房) 2002
- 『オペラ、魅惑する女たち』(ジャン・スタロバンスキー、みすず書房) 2006
- 『マルセル・シュオッブ全集』全1巻(マルセル・シュオッブ、大濱甫, 多田智満子, 宮下志朗, 大野多加志, 尾方邦雄共訳、国書刊行会) 2015
- 『縫糸 ゲームの規則Ⅲ』(ミシェル・レリス、平凡社) 2017:全4巻のうち第3巻
- 『帝国の地図 つれづれ草 2』(ジェラール・マセ、水声社、批評の小径) 2019
- 『死に出会う思惟』(パスカル・キニャール、水声社、コレクション最後の王国9) 2021
- 『小さき人びと 折々の肖像』(ピエール・ミション、水声社、フィクションの楽しみ) 2023
論文
[編集]脚注
[編集]- ^ 『現代日本人名録』(2002年