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千田九一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

千田 九一(ちだ くいち、1912年9月1日 - 1965年12月12日)は、日本の漢文学者

山口県出身。1936年東京帝国大学文学部支那文学科卒。竹内好武田泰淳らの中国文学研究会に参加、戦後は機関誌『中国文学』の編集にあたる[1]。また高見順らの文芸同人誌『日暦』にも参加した。戦後、小野忍とともに『金瓶梅』を訳した。

著書

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  • 華語会話便覧 鈴木正蔵共著 同文書院 1942
  • 新・韓非子物語 河出書房新社 1958(中国古典物語) のち「韓非子を読む」勁草書房
  • 芸能名匠奇談(編)河出書房新社 1959(中国史談)

翻訳

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  • 巣の中の蜘蛛 綴網労蛛 落華生 宝雲舎 1947(宝雲舎中国文芸叢書)
  • 金瓶梅 第1-4冊 小野忍共訳 東方書局 1948-1949
  • 訪ソ紀行 郭沫若 日本出版協同 1952
  • 東海巴山集 小説 老舎 岩波新書 1953
  • 第四病室 巴金 現代中国文学全集 河出書房 1954
  • 今古奇観 抱甕老人 中国古典文学全集 平凡社 1958
  • 金瓶梅 小野忍共訳 中国古典文学全集 平凡社 1959-1960 のち岩波文庫
  • 今古奇観 第1-3 抱甕老人 駒田信二共訳 平凡社 1965-1966(東洋文庫)

脚注

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  1. ^ 『日本近代文学大事典』講談社、1984