十二丁目城
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十二丁目城 (岩手県) | |
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別名 | 獅子ヶ鼻城 |
城郭構造 | 平城 |
築城主 | 十二丁目氏 |
築城年 | 不明 |
廃城年 | 1592年 |
指定文化財 | 史跡等未指定[1] |
位置 | 北緯39度21分45.3秒 東経141度07分44.7秒 / 北緯39.362583度 東経141.129083度座標: 北緯39度21分45.3秒 東経141度07分44.7秒 / 北緯39.362583度 東経141.129083度 |
地図 |
十二丁目城(じゅうにちょうめじょう)は、 岩手県花巻市十二丁目にあった日本の城。別称獅子ヶ鼻城。北上川中流域の獅子ヶ鼻の台上にあり古館、上館とも称し、台地の後背地(西側)に濠があったといわれるが、いまは水田のため確認はできない。
歴史・沿革
[編集]築城年代は不明であるが、陸奥国稗貫郡十二丁目村に所在し、永禄(1558年-1570年)の頃に居住した稗貫氏の家臣伊藤氏が十二丁目氏を名乗った。天正18年(1590年)、豊臣秀吉の奥州仕置によって稗貫氏とともに十二丁目氏も滅亡し、当城は仕置に際して、浅野弾正長政の一族が駐留したと伝えられる。
天正20年(1592年)の『諸城破却書上』には、「十二丁目 平城 破 寺前縫殿助 持分」とあり、文禄元年(1592年)に城は破却された。慶長5年(1600年)、和賀・稗貫一揆では、和賀勢が立て籠り、南部勢の北十左衛門らに攻撃されている。
脚注
[編集]参考資料
[編集]- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 3 岩手県』角川書店、1985年。ISBN 4040010302。
- 児玉幸多、坪井清足『日本城郭大系 第2巻 青森・岩手・秋田』新人物往来社、1980年7月15日。