明の十三陵
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明の十三陵(みんのじゅうさんりょう)は、中国の北京市昌平区天寿山にある明代の皇帝、皇后、皇貴妃と皇太子等の陵墓群である。成祖永楽帝以後の皇帝13代の皇帝の陵墓があるため、この通称がある。このうち定陵は発掘され、内部は地下宮殿として公開されている。
世界遺産「明・清王朝の皇帝墓群」の一部である。中華人民共和国国家級風景名勝区(1982年認定)[1]、中国の5A級観光地(2011年認定)[2]。
十三陵と被葬者
[編集]- 長陵(成祖永楽帝、徐皇后、昭献貴妃(?)、権賢妃(?)、殉死者ら)北緯40度18分5.16秒 東経116度14分35.45秒 / 北緯40.3014333度 東経116.2431806度
- 献陵(仁宗洪熙帝、誠孝皇后、殉死者ら)北緯40度18分18.12秒 東経116度14分15.61秒 / 北緯40.3050333度 東経116.2376694度
- 景陵(宣宗宣徳帝、孝恭皇后、殉死者ら)北緯40度17分54.14秒 東経116度15分08.52秒 / 北緯40.2983722度 東経116.2523667度
- 裕陵(英宗天順帝)北緯40度18分49.33秒 東経116度13分55.56秒 / 北緯40.3137028度 東経116.2321000度
- (代宗景泰帝の陵墓はない)
- 茂陵(憲宗成化帝)北緯40度18分51.60秒 東経116度13分36.17秒 / 北緯40.3143333度 東経116.2267139度
- 泰陵(孝宗弘治帝)北緯40度19分23.33秒 東経116度12分59.90秒 / 北緯40.3231472度 東経116.2166389度
- 康陵(武宗正徳帝)北緯40度19分10.03秒 東経116度12分13.40秒 / 北緯40.3194528度 東経116.2037222度
- 永陵(世宗嘉靖帝)北緯40度17分18.09秒 東経116度15分06.05秒 / 北緯40.2883583度 東経116.2516806度
- 昭陵(穆宗隆慶帝)北緯40度17分28.76秒 東経116度12分38.55秒 / 北緯40.2913222度 東経116.2107083度
- 定陵(神宗万暦帝)北緯40度17分42.43秒 東経116度12分58.53秒 / 北緯40.2951194度 東経116.2162583度
- 慶陵(光宗泰昌帝)北緯40度18分29.43秒 東経116度14分01.32秒 / 北緯40.3081750度 東経116.2337000度
- 徳陵(熹宗天啓帝、孝哀皇后張氏(?))北緯40度17分15.01秒 東経116度15分35.91秒 / 北緯40.2875028度 東経116.2599750度
- 思陵(毅宗崇禎帝、孝節皇后周氏、皇貴妃田氏)北緯40度16分08.69秒 東経116度11分32.64秒 / 北緯40.2690806度 東経116.1924000度
祔葬皇貴妃皇太子等墓
[編集]- 万皇貴妃墓
- 悼陵(孝潔皇后(後改葬)、皇貴妃沈氏、貴妃文氏、靖妃盧氏)
- 世宗六妃二太子墓(閻皇貴妃、王皇貴妃、貞妃馬氏、栄妃楊氏、哀沖太子、荘敬太子)
- 鄭皇貴妃墓
- 神宗四妃墓(皇貴妃李氏、順妃李氏、昭妃劉氏、端妃周氏)
- 王承恩墓
ギャラリー
[編集]-
碑亭
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地下宮殿の内部
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崇禎帝の無字碑
-
神道
脚注
[編集]- ^ 中華人民共和国国務院 (1982年11月8日). “国务院批转城乡建设环境保护部等部门关于审定第一批国家重点风景名胜区的请示的通知” (中国語). 北京法院法規検索. 2023年2月4日閲覧。
- ^ “北京市明十三陵景区”. www.mct.gov.cn. 中華人民共和国文化観光部 (2021年7月22日). 2023年2月2日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 公式サイト(中国語)
- 明の十三陵(AraChina)