沈皇貴妃
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皇貴妃沈氏(こうきひ しんし、1510年代? - 1581年)は、明の嘉靖帝の妃嬪。
経歴
[編集]庶民であった沈九鼎の娘として生まれる。嘉靖10年(1531年)に方氏(後に皇后となった)ら9人と共に、選抜されて後宮に入り、「僖嬪」となった。聡明で才知に富み、嘉靖帝の信任を受けた。嘉靖12年(1533年)、「宸妃」に封じられた。嘉靖15年(1536年)、貴妃に進んだ。嘉靖19年1月10日(1540年2月17日)、皇貴妃に進封された。弟の沈至は正二品錦衣衛都督僉事に任じられた。
実子はなく、生母(曹端妃)を失った皇三女・朱禄媜(寧安公主)を養育した。万暦9年(1581年)、薨去した。享年は60代だったとみられている。荘順安栄貞静と諡され、天寿山に葬られた。
伝記資料
[編集]- 『明世宗実録』
- 『明神宗実録』