北海道文教大学短期大学部
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(北海道栄養短期大学から転送)
北海道文教大学短期大学部 | |
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大学設置 | 1963年 |
創立 | 1942年 |
廃止 | 2011年 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人鶴岡学園 |
本部所在地 | 北海道札幌市南区藤野400 |
学部 | 幼児保育学科 |
北海道文教大学短期大学部(ほっかいどうぶんきょうだいがくたんきだいがくぶ、英語: Hokkaido Bunkyo University Junior College)は、北海道札幌市南区藤野400に本部を置いていた日本の私立大学である。1963年に設置され、2011年に廃止された。大学の略称は文教短。
概観
[編集]大学全体
[編集]- 北海道文教大学短期大学部は、北海道札幌市南区内にある日本の私立短期大学。学校法人鶴岡学園により1963年に北海道栄養短期大学として設置された。当初は、独立型の短大だったが、北海道文教大学開学後は一部の学科が学部に吸収され、現在 1 学科体制と小規模化された。かつては恵庭市にもキャンパスがあったが廃止された。
建学の精神(校訓・理念・学是)
[編集]- 北海道文教大学短期大学部の学訓は「清く 正しく 雄々しく進め」となっている。
教育および研究
[編集]- 北海道文教大学短期大学部に幼児保育学科があり、大学附属幼稚園での「教育実習」も取り入れられている。
学風および特色
[編集]- 北海道文教大学短期大学部は、大学に付設された短大となっているが、札幌市内に独自のキャンパスをもっている。
- 末期は、女子を対象とした短大となっていた[1]。
沿革
[編集]- 1942年 北海道女子栄養学校を創設。
- 1947年 北海道栄養学科に改称。
- 1963年 北海道栄養短期大学(ほっかいどうえいようたんきだいがく)として開学。食物栄養学科を置く[2]。
- 1965年 別科調理専修が設置される。
- 1966年 家政学科を設置[3]。
- 1968年 幼児教育学科を設置(後に、幼児保育学科と改称)
- 1981年 専攻科食物専攻を設置。
- 1988年 食物栄養学科・別科を恵庭市の新キャンパスに移転。これらの学科に男子学生の受け入れを開始する[4]。
- 家政学科を生活文化学科に改称:募集は1998年度まで。
- 1994年 北海道文教短期大学(ほっかいどうぶんきょうたんきだいがく)と改称。
- 2002年 北海道文教大学短期大学部に改組。
- 2009年度をもって学生募集を終了。以後は、北海道文教大学に移行。
- 2011年廃止。
基礎データ
[編集]所在地
[編集]- 北海道札幌市南区藤野400
象徴
[編集]- 北海道文教大学短期大学部のカレッジマークは学校法人名から、ツルをイメージしたものとなっている。
教育および研究
[編集]組織
[編集]学科
[編集]- 幼児保育学科
過去にあった学科
[編集]専攻科
[編集]- かつて食物専攻が設置されていた。
別科
[編集]- かつて調理専修が設置されていた。現在は、北海道文教大学の別科として設置されている。
取得資格について
[編集]- 幼児保育学科では、幼稚園教諭二種免許状と保育士資格が取得できる。
- 過去にあった食物栄養学科には栄養士資格が取得できるカリキュラムが設定されていた。
- かつて中学校教諭二種免許状(家庭・保健)が、生活文化学科・食物栄養学科それぞれに設置されていた。
- 別科調理専修では、調理師資格が取得できるカリキュラムが設置されている。
学生生活
[編集]部活動・クラブ活動・サークル活動
[編集]学園祭
[編集]- 北海道文教大学短期大学部の学園祭は「文華祭」と呼ばれ現在は、札幌キャンパスで行われている。かつてあった恵庭キャンパスでは「華食祭」として行われていた。
大学関係者と出身者
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大学関係者
[編集]施設
[編集]札幌キャンパス
[編集]- 使用学科:幼児保育学科
- 使用専攻科:なし
- 使用附属施設:なし
- 交通アクセス:札幌市営地下鉄南北線真駒内駅より札幌市営バス93番又は定鉄バス12番で「藤野3条2丁目」バス停留所下車、徒歩でおよそ10分程度。
- 設備:創立者である鶴岡新太郎・トシ夫妻の胸像がある。キャンパスの裏手には「小鳥の村」がある。図書館の所蔵資料数はおよそ66,000冊となっていたが、恵庭キャンパスに移された。北海道文教大学附属高等学校及び北海道文教大学附属幼稚園として使用されていたが、2021年に恵庭市に移転した。
旧・恵庭キャンパス
[編集]- 使用学科:旧・食物栄養学科、旧・生活文化学科
- 使用専攻科:食物専攻
- 設備: 現在は、北海道文教大学のキャンパスとして使用されている。
系列校
[編集]- 北海道文教大学
- 北海道文教大学付属高等学校
- 北海道文教大学付属幼稚園
社会との関わり
[編集]- 保育セミナーや文教子ども劇場を催している。
卒業後の進路について
[編集]就職について
[編集]- 幼児教育学科&幼児保育学科:保育所や児童福祉施設保育士や幼稚園教員に就く人が多い傾向にある。
- 生活文化学科:一般企業への就職者が多かったものとみられる。
- 食物栄養学科:資格を活かした職としては、日清医療食品・富士産業・シダックス・魚国総本社・エームサービス・グリーンハウス・大元・雪印乳業・ミキ食品・共成製薬・サッポロビール・サンマルコ食品・マルイ食品・彩香[要曖昧さ回避]などの給食・食品関連企業や各種社会福祉施設や保育園など多岐にわたっている。アイフル・アコム・日本通運・日産自動車・花王カスタマーマーケティング・トヨタレンタリース・三菱自動車・雪印 ・佐藤水産・カネシメ高橋水産・赤ちゃん本舗・セキスイハイム・ミサワホーム・TOTO・ジェイティービー・京王プラザホテル・東急ホテルズなどの専門職以外の職に就く人もいる。
- 別科調理専修:在学中に取得した資格を活かして、東天紅や各種ホテル・日清医療食品などの食品取扱い企業や社会福祉施設などに就職した人が多い。ライオンほか専門外の職に就いた人もみられる。
編入学・進学実績
[編集]- 北海道文教大学への編入学が多い。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 『全国学校総覧』
- 『短期大学一覧』
- 『教員養成課程認定大学短期大学一覧』(文部省大学学術局編)
- 『日本の私立短期大学』(日本私立短期大学協会発行:1980年)
- 『進学年鑑』(『私大コース』シリーズ別冊)
- 『全国短期大学高等専門学校一覧』(文部省高等教育局技術教育課監修)
- 『短期大学教育』第49号(日本私立短期大学協会発行:1992年)
- 『短大蛍雪』(全国短大&専修・各種学校受験年鑑シリーズ。旺文社)
- 『全国短期大学受験要覧』(廣潤社)
- 『全国短期大学案内』(教学社)
- 『全国短期大学受験案内』(晶文社)
- 『全国短期大学案内』(梧桐書院)
- 『短大蛍雪』(2000年5月臨時増刊。旺文社)
- 『北海道文教短期大学』(入学案内小冊子)