勢水丸
表示
勢水丸 | |
---|---|
名古屋港寄港時 (2019年9月2日) | |
基本情報 | |
船種 | 練習船 |
船籍 | 日本 |
所有者 | 三重大学 |
運用者 | 三重大学 |
建造所 | 三菱重工業下関造船所 |
航行区域 | 国際航海(A3水域) |
船級 | JG |
信号符字 | 7JEJ[1] |
IMO番号 | 9494072 |
MMSI番号 | 432683000[2] |
経歴 | |
起工 | 2008年3月26日 |
進水 | 2008年9月24日 |
竣工 | 2009年1月30日 |
現況 | 就航中 |
要目 | |
総トン数 |
318 トン 491 トン(国際)[3] |
全長 | 50.90m[3] |
登録長 | 42.71 m |
垂線間長 | 42.50 m |
型幅 | 8.60m[3] |
深さ | 3.75m[3] |
満載喫水 | 3.30 m |
機関方式 | 統合電気推進 |
主機関 |
主発電機 3基[4] 推進電動機 1基[3] |
推進器 | 1軸 |
出力 |
1,440 kW(主発電機) 1,000kW(推進電動機) |
速力 | 12ノット[3] |
搭載人員 | 44名(船員16名、教官2名、学生26名)[4] |
その他 |
船舶番号:140890[3] 漁船番号:ME1-1000[3] |
勢水丸(せいすいまる)は三重大学が所有し、大学院生物資源学研究科に所属する練習船・海洋調査船である[5]。2017年現在稼動しているものは2代目にあたる。
概要
[編集]中部地区で唯一の大学所属の練習船で[5]、黒潮流域圏における教育の為の共同利用拠点として位置づけられている[3]。船名は水産学部の同窓会である勢水会にちなんだ名前が投票の結果選ばれた[3]。単板綱の貝の日本初となる新種発見となったセイスイガイの名は、採取した本船にちなむ[6][7][8][9]。
プランクトンやイカや魚など海中の生物を採集する装置、海底の貝等の生物や泥を採集する装置、大気や海水や海底地形を観測・調査する装置を装備している[3]。海洋ブロードバンド通信設備、海水淡水化装置、三重県の危機管理局と通話可能な防災無線等は阪神・淡路大震災のような大災害時の活用も配慮している[4][10]。
略歴
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
- 1980年7月10日 初代勢水丸竣工 三菱重工業下関造船所[3]
- 2008年3月26日 本船(2代目) 起工 三菱重工業下関造船所[3]
- 2008年9月24日 本船(2代目) 進水[3]
- 2008年9月30日 初代勢水丸引退[3]
- 2009年1月30日 本船(2代目) 竣工[3] 揮毫は当時の学長[10]
脚注
[編集]- ^ “2014年09月”. 日本海洋データセンター (2014年9月). 2017年1月25日閲覧。
- ^ “海洋移動業務において使用される番号順の局の識別信号の表 有効期限:平成26年12月31日 22ページ目”. 総務省. 2017年1月25日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p “練習船 勢水丸(パンフレットのPDF)”. 三重大学. 2017年1月25日閲覧。
- ^ a b c “環境報告書2009”. 三重大学 (2009年). 2017年1月25日閲覧。
- ^ a b “練習船勢水丸ホームページ”. 三重大学. 2017年1月25日閲覧。
- ^ “新種の貝、志摩半島沖で発見=「単板綱」に分類、日本初-三重大(時事通信)”. 時事通信 (2010年4月12日). 2017年1月25日閲覧。
- ^ “志摩沖に新種の貝 三重大研究員ら日本近海で(※リンク切れ)”. 中日新聞 (2010年4月10日). 2010年6月21日閲覧。
- ^ “「生きた化石」新種貝発見 三重大研究員ら(※リンク切れ)”. 西日本新聞 (2010年4月9日). 2010年6月21日閲覧。
- ^ “3億年前に絶滅の新種貝を公開 三重大研究 グループが発見(※リンク切れ)”. 西日本新聞 (2010年4月10日). 2010年6月21日閲覧。
- ^ a b “上手とは言えない"勢水丸"の字を見るたびに、みんなの気持ちを思い出してね~三重大学大学院生物資源学研究科附属練習船「勢水丸」竣工記念式典にて~”. 三重大学 (2009年3月10日). 2017年1月25日閲覧。