勝どき駅
勝どき駅 | |
---|---|
A1番出入口(2009年2月) | |
かちどき Kachidoki | |
◄E 16 月島 (0.8 km) (1.5 km) 築地市場 E 18► | |
所在地 | 東京都中央区勝どき二丁目10-15 |
駅番号 | E17[1] |
所属事業者 | 東京都交通局(都営地下鉄) |
所属路線 | ●[1]大江戸線 |
キロ程 | 16.7 km(都庁前起点) |
電報略号 | 勝(駅名略称) |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
[都交 1]74,776人/日 -2022年- |
開業年月日 | 2000年(平成12年)12月12日[2] |
備考 | 業務委託駅 |
勝どき駅(かちどきえき)は、東京都中央区勝どき二丁目にある、東京都交通局(都営地下鉄)大江戸線の駅。駅番号はE 17。中央区最南端の駅。
大門駅務管理所門前仲町駅務区が管轄し、東京都営交通協力会が受託している。
歴史
[編集]- 2000年(平成12年)12月12日:開業[2]。
- 2003年(平成15年)7月11日:A2b出入口供用開始。A2出入口がA2a出入口に名称変更。
- 2007年(平成19年)3月18日:ICカード「PASMO」の利用が可能となる[3]。
- 2010年(平成22年)12月1日:A4a出入口供用開始[4]。A4出入口がA4b出入口に名称変更[4]。
- 2014年(平成26年)4月1日:業務委託化。
- 2017年(平成29年)12月16日:A3b出入口供用開始[5]。A3出入口を一時閉鎖[5]。
- 2019年(平成31年)2月11日:大門方面行きのりばを新ホームに移動[6]。旧・A3出入口をA3a出入口として供用再開[6]。
- 2020年(令和2年)6月27日:新島橋方面改札の出口専用改札(現:グランドマリーナ東京方面改札)の供用を開始[7]。
- 2023年(令和5年)8月31日:A5出入口供用開始[8]。
駅構造
[編集]単式ホーム2面2線を有する地下駅である。清澄通りと晴海通りの交差点(勝どき駅前交差点)の直下に位置する。
出入口は開業時は4か所だったが、増設を経て現在は8か所となっている。特に、晴海方面への最寄りとなるA2出入口(現在のA2a出入口)は朝ラッシュ時の混雑が激しかったため、2003年(平成15年)にそのバイパスとしてA2b出入口が新設された。これに伴い、平日の7時から10時までA2a出入口を入口専用、A2b出入口を出口専用としている。A2b出入口はエスカレーターが通常上下1基ずつ稼動しているが、当該時間帯は2基とも上り運転となる。
各ホームと改札口の間、およびA4b出入口・A5出入口にはエレベーターが設置されている。
混雑対策と大規模改修
[編集]勝どき駅では、乗降人員の増加への対策として、混雑緩和のために大規模な改良工事が行われている。現在の島式ホームの南側に外回り(大門・六本木方面)用のホームを増設すると共に、従来の島式ホームを内回り(両国・飯田橋方面)専用とすることで内回り・外回りのホームを分離。併せて南北で分離されているコンコースをつないで拡大するというものである[9]。この改良工事は2010年度から行われており、2019年2月11日に供用を開始[6]、都営地下鉄では初の変則相対式のホーム構造となった[10]。地下1階と地上との出入口も1つ新設し、エスカレーター増設も含めた全ての工程は2020年6月完了、総事業費160億円を見込んでいる[11]。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 行先[12] |
---|---|---|
1 | 都営大江戸線 | 両国・春日方面 |
2 | 大門・六本木方面 |
(出典:都営地下鉄:駅構内図)
-
晴海トリトンスクエア方面改札(2022年12月)
-
新島橋方面改札(2022年12月)
-
1番線ホーム(2022年12月)
-
2番線ホーム(2022年12月)
利用状況
[編集]2022年(令和4年)度の1日平均乗降人員は74,776人(乗車人員:37,346人、降車人員:37,430人)である[都交 1]。大江戸線内では新宿駅、大門駅に次ぐ第3位で、都営地下鉄全線の単独駅では最も多い。
開業当初に想定した1日平均乗車人員は約14,000人だった[13]。しかし開業後、当駅の周辺地区である晴海や勝どきなどで高層マンションやオフィスビルなどの大規模開発が相次いだ。特に2001年4月に晴海アイランドトリトンスクエアが開業すると、その最寄駅である勝どき駅の乗降人員が大きく増加し、開業から2年後の2002年度に乗降人員が6万人を越えた。平日朝のラッシュ時は通勤客で激しく混雑するため、誘導警備員が配置され、動線確保が行われている。
開業以来の1日平均乗降・乗車人員の推移は下表の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員[15] |
1日平均 乗車人員[16] |
出典 |
---|---|---|---|
2000年(平成12年) | 27,734 | 11,549 | [* 1] |
2001年(平成13年) | 62,120 | 28,062 | [* 2] |
2002年(平成14年) | 67,345 | 31,293 | [* 3] |
2003年(平成15年) | 64,183 | 31,301 | [* 4] |
2004年(平成16年) | 64,083 | 31,491 | [* 5] |
2005年(平成17年) | 65,533 | 32,178 | [* 6] |
2006年(平成18年) | 69,549 | 34,205 | [* 7] |
2007年(平成19年) | 75,932 | 37,451 | [* 8] |
2008年(平成20年) | 82,239 | 40,775 | [* 9] |
2009年(平成21年) | 83,442 | 41,487 | [* 10] |
2010年(平成22年) | 80,825 | 40,145 | [* 11] |
2011年(平成23年) | 76,085 | 37,988 | [* 12] |
2012年(平成24年) | 84,940 | 42,405 | [* 13] |
2013年(平成25年) | 90,601 | 45,265 | [* 14] |
2014年(平成26年) | 93,798 | 46,978 | [* 15] |
2015年(平成27年) | 98,421 | 49,223 | [* 16] |
2016年(平成28年) | 99,517 | 49,823 | [* 17] |
2017年(平成29年) | 102,315 | 51,197 | [* 18] |
2018年(平成30年) | 102,086 | 51,074 | [* 19] |
2019年(令和元年) | 108,147 | 54,116 | [* 20] |
2020年(令和 | 2年)[都交 2]74,928 | [都交 2]37,511 | |
2021年(令和 | 3年)[都交 3]73,964 | [都交 3]36,991 | |
2022年(令和 | 4年)[都交 1]74,776 | [都交 1]37,346 |
駅周辺
[編集]- 勝どきサンスクェア
- 中央勝どき郵便局(2階)
- 乾汽船 本社
- 隅田川
- 晴海アイランドトリトンスクエア
- 山九ビル
- 山九 本社
- 江間忠ビル
- 晴海郵便局
- 晴海埠頭
- HARUMI FLAG
- THE TOKYO TOWERS
- KACHIDOKI THE TOWER
- DEUX TOURS CANAL&SPA (ドゥ・トゥール)
- プラザ勝どき
- グランドマリーナ東京
- 中央区立月島第一小学校
- 中央区立月島第二小学校
- 中央区立豊海小学校
- 東武ストア 勝どき店
バス路線
[編集]最寄り停留所は勝どき駅前、勝どき駅、勝どき橋南詰の3か所がある。
勝どき駅前
[編集](出典:[17])
のりば | 運行事業者 | 系統・行先 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 都営バス |
|
|
2 | 「深夜13」は平日のみ運行 | ||
3 | 「深夜13」は平日のみ運行 | ||
5 | 都04:東京駅丸の内南口 | ||
日立自動車交通 | 江戸バス南循環:中央区役所 | ||
6 | 都営バス | 都04・門33:豊海水産埠頭 |
勝どき駅
[編集]- A3出口・清澄通り豊海方向
- 日立自動車交通
- 江戸バス(中央区コミュニティバス) 南循環:新島橋・豊海町経由 中央区役所行
- 日立自動車交通
勝どき橋南詰
[編集]- 都営バス
- 北行のりば(銀座方面)
- 都03:銀座四丁目経由 四谷駅行
- 都04・都05-1・都05-2・都05-1出入・深夜13:銀座四丁目経由 東京駅丸の内南口行
- 業10:築地・銀座四丁目経由 新橋行
- ※業10系統の新橋方向は勝どき駅前停留所を通過するため、当停留所を利用。また、20時前後発より銀座六丁目(中央通り)経由新橋(駅前)行となる。
- 東15:明石町経由 東京駅八重洲口行
- 市01系統は通過(勝どき駅前3番のりばを利用)。
- 南行のりば(晴海・豊洲方面)
- 都03:晴海五丁目ターミナル行
- 都05-1:晴海埠頭行
- 都05-2・深夜13:新豊洲駅経由 有明一丁目・東京ビッグサイト行
- 都05-1出入・東15:豊洲駅経由 深川車庫行
- 業10:豊洲駅・菊川駅経由 とうきょうスカイツリー駅行
- 都04系統・市01系統は通過(勝どき駅前停留所を利用)。
- 北行のりば(銀座方面)
その他
[編集]- かつて、駅名標の下に「晴海トリトンスクエア前」という副名称板が掲示され、到着時にも「60のショップ&レストラン 晴海トリトンスクエア」の案内放送が行われていたが、2010年初頭になって、文字は消去された。
- かつてはゆりかもめ東京臨海新交通臨海線が豊洲駅から当駅まで延伸する計画があり、大江戸線の駅の大規模改良工事に際し、ゆりかもめの駅新設を考慮した構造がとられた。ただし、その後東京BRTの整備や、新たに都心部・臨海地域地下鉄構想が提起されたことなどから、延伸計画は事実上凍結されている。なお、都心部・臨海地域地下鉄は勝どき付近への駅設置が想定されている[18]。
- 都市計画において、駅筐体の上部に晴海通りアンダーパス、下部に首都高速10号晴海線の建設が予定されていることから、それらを見越した設計になっている。コンコースが南北に分断されていたのもこのアンダーパス計画があったためで、大規模改良工事に伴いコンコースが繋がったが、それらを考慮した設計がされている。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b 東京地下鉄 公式サイトから抽出(2019年5月26日閲覧)
- ^ a b 平野元哉(東京都交通局建設工務部計画課)「大江戸線の構想から完成まで」『鉄道ピクトリアル』第51巻第7号(通巻第704号)、電気車研究会、2001年7月10日、78 - 86頁、ISSN 0040-4047。
- ^ 『PASMOは3月18日(日)サービスを開始します ー鉄道23事業者、バス31事業者が導入し、順次拡大してまいりますー』(PDF)(プレスリリース)PASMO協議会/パスモ、2006年12月21日。オリジナルの2020年5月1日時点におけるアーカイブ 。2020年5月6日閲覧。
- ^ a b 『大江戸線 勝どき駅 新出入口オープンのお知らせ』(プレスリリース)東京都交通局、2010年12月1日。オリジナルの2011年4月27日時点におけるアーカイブ 。2020年7月18日閲覧。
- ^ a b 『勝どき駅A3b出入口供用開始のお知らせ』(PDF)(プレスリリース)東京都交通局、2017年12月8日。オリジナルの2020年7月20日時点におけるアーカイブ 。2020年7月20日閲覧。
- ^ a b c 『平成31年2月11日大江戸線勝どき駅の新設ホームを供用開始し混雑緩和と利便性の向上を図ります!』(PDF)(プレスリリース)東京都交通局、2018年12月7日。オリジナルの2020年3月8日時点におけるアーカイブ 。2020年3月8日閲覧。
- ^ 『勝どき駅新改札供用開始のお知らせ』(PDF)(プレスリリース)東京都交通局、2020年6月1日。オリジナルの2020年6月2日時点におけるアーカイブ 。2020年6月2日閲覧。
- ^ “大江戸線勝どき駅A5出入口供用開始のお知らせ”. 東京都交通局 (2023年8月31日). 2023年10月2日閲覧。
- ^ 都市鉄道整備事業〜使いやすい鉄道の整備を目指して〜 12ページ
- ^ “勝どき駅ホーム増設 『ラッシュ』に切り札”. 東京新聞. (2010年1月7日). オリジナルの2010年1月8日時点におけるアーカイブ。 2020年7月15日閲覧。
- ^ 「ホーム増設 混雑緩和/都営大江戸線 勝どき駅/2月11日に使用開始」『東京新聞』朝刊2018年12月22日(都心面)2018年12月28日閲覧。
- ^ “勝どき 時刻表”. 東京都交通局. 2023年6月4日閲覧。
- ^ “大江戸線国立競技場~六本木~上野御徒町~都庁前間の開業について”. 東京都交通局. 2000年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月15日閲覧。
- ^ 中央区ポケット案内 - 中央区
- ^ レポート - 関東交通広告協議会
- ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
- ^ “東京都交通局ホーム>都営バス>バスのりば>勝どき駅”. 東京都交通局. 2022年1月23日閲覧。
- ^ 東京駅と臨海部をつなぐ地下鉄計画を東京都が発表 2040年までに開業、新駅「勝どき」や「晴海」 東京新聞 2022年12月8日閲覧
- 東京都統計年鑑
- ^ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成24年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成25年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成26年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成27年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成28年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成29年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成30年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成31年・令和元年)
- 東京都交通局 各駅乗降人員
- ^ a b c d 令和4年度 運輸統計年報 (PDF) (Report). 東京都交通局. 2023年11月3日時点のオリジナル (pdf)よりアーカイブ。2023年11月3日閲覧。
- ^ a b “各駅乗降人員一覧|東京都交通局”. 東京都交通局. 2021年11月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月13日閲覧。
- ^ a b “各駅乗降人員一覧|東京都交通局”. 東京都交通局. 2022年11月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月13日閲覧。