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加藤百合子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
かとう ゆりこ

加藤 百合子
生誕 (1974-06-19) 1974年6月19日(50歳)
千葉県鎌ケ谷市
国籍 日本の旗 日本
職業 株式会社エムスクエア・ラボ
創業者&代表取締役社長
活動期間 2009年 -
補足
加藤 百合子 (yuriko.o.kato) - Facebook
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加藤 百合子(かとう ゆりこ、1974年6月19日 - )は、日本の実業家。篤農家。株式会社エムスクエア・ラボ創業者代表取締役社長。デジタル田園都市国家構想実現会議委員[1][2]スズキ取締役。スズキ財団理事[3]。美しい“ふじのくにまち・ひと・しごと創生県民会議構成員[4]

略歴・人物

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1974年6月19日千葉県鎌ケ谷市に生まれた。アパレル業を営んでいた父親に「制服が可愛いから」という理由で勧められた東京女学館中学校に進学[5]。入学後、他の教科の授業中にいわゆる「内職」で数学を勉強しており、ある時それを先生に見咎められ教壇の前に立たされ説教を受けた。そのことに嫌気が差したため中学2年生の夏休みに自主退学し、地元の公立中学校に転入した[6][7]。高校受験を経て慶應義塾女子高等学校に進学。当初は慶應義塾大学への内部進学を考えていたが、テレビアニメ『ドラえもん』の環境問題に関する回を偶然観たことで、「このままでは地球から酸素が無くなり、食糧難が訪れるのでは」と危機意識を抱き、環境・食糧問題に取り組める農学生物学系の分野を志した。しかし、慶應義塾大学には該当する学部・学科がなかったため、東京大学理科二類を外部受験した[8]

1998年東京大学農学部を卒業。1999年英国クランフィールド大学(Cranfield University)で修士号(Precision Farming分野)を取得。2000年NASA植物工場プロジェクトに参画、翌年帰国。2000年キヤノン入社。2001年に退社。産業用機械開発メーカーに勤務(R&Dリーダー)。2009年、株式会社エムスクエア・ラボを静岡県菊川市で創業(ベジプロバイダー事業)。2012年6月19日日本政策投資銀行の第1回女性新ビジネスプランコンペティション大賞を受賞[9]2015年地域創生農林水産業ロボット推進協議会(開発コンソーシアム)を設立[10][11]。農業ベンチャーのテラスマイル(宮崎市)と連携しAIを活用した出荷量予測システム「ライトアーム」を共同開発[12][13][14]。6月、スズキ財団理事に就任[15]2017年1月5日、野菜バス実験運行がスタート[16][17][18][19][20]2017年5月24日、農業と新技術の総合会議「AG/SUM(アグサム:アグリテック・サミット)」セッション「次世代がつくる新しい農業のかたち」パネリスト[21]2018年4月6日、やさいバス株式会社が農業競争力強化支援法に基づく事業再編計画に認定される[22][23]2019年9月18日農業用ロボットをエムスクエア・ラボとスズキが共同開発[24]2020年6月26日スズキ取締役に就任[25][26][27]2021年11月11日デジタル田園都市国家構想実現会議委員に就任。

脚注

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  1. ^ デジタル田園都市国家構想実現会議名簿”. 内閣官房. 2022年1月4日閲覧。
  2. ^ デジタル田園都市国家構想実現会議”. 内閣官房. 2022年1月4日閲覧。
  3. ^ 役員名簿”. 公益財団法人スズキ財団. 2021年1月22日閲覧。
  4. ^ 美しい“ふじのくに”まち・ひと・しごと創生県民会議”. 静岡県 (2020年10月7日). 2021年1月22日閲覧。
  5. ^ リケジョが変える日本の農業・注目の起業家【エムスクエアラボ/代表取締役・加藤百合子氏】 | コトラミ|大学院生、理系大学生のための就職・就活情報サイト|株式会社コトラ”. www.kotorame.jp (2016年10月19日). 2021年10月17日閲覧。
  6. ^ リケジョが変える日本の農業・注目の起業家【エムスクエアラボ/代表取締役・加藤百合子氏】 | コトラミ|大学院生、理系大学生のための就職・就活情報サイト|株式会社コトラ”. www.kotorame.jp (2016年10月19日). 2021年10月17日閲覧。
  7. ^ エムスクエア・ラボ社長 加藤百合子さん”. 日本経済新聞 (2020年2月26日). 2021年10月17日閲覧。
  8. ^ トップインタビュー(株式会社エムスクエア・ラボ 代表取締役 加藤百合子)理系ナビ2017冬号|理系ナビ就活ガイド”. rikeinavi.com. 2021年10月17日閲覧。
  9. ^ ファイナリストおよび受賞者一覧”. 株式会社日本政策投資銀行 (2012年6月19日). 2018年3月15日閲覧。
  10. ^ 日本農業ロボット協会”. 株式会社エムスクエア・ラボ(協会会長). 2018年3月15日閲覧。
  11. ^ 産・学・農協の連携で進む農業ロボット (加藤百合子氏の経営者ブログ)”. 日本経済新聞社 (2015年3月2日). 2018年3月15日閲覧。
  12. ^ 浜松信用金庫との 連携開始のお知らせ”. 株式会社エムスクエア・ラボ (2017年9月12日). 2018年3月15日閲覧。
  13. ^ 【仕組み】人工知能を組み込んだ データ自動分析システム”. 株式会社エムスクエア・ラボ. 2018年3月15日閲覧。
  14. ^ クロスエイジ社との事業連携のご連絡”. テラスマイル株式会社. 2018年3月15日閲覧。
  15. ^ やらまいか 2019創刊号”. スズキ自動車・スズキ財団. 2021年1月22日閲覧。
  16. ^ 「やさいバス」が巡回 運賃負担軽減 鮮度もキープ”. 静岡新聞社 (2017年5月25日). 2018年3月15日閲覧。
  17. ^ 「やさいバス」始まりました!”. 鈴与カーゴネット株式会社 (2017年1月17日). 2018年3月15日閲覧。
  18. ^ 配送料値上げへの対抗手段を模索”. マイナビ農業 (2017年10月26日). 2018年3月15日閲覧。
  19. ^ 鈴与/「やさいバス」に出資、農産物の新たな配送システムを構築”. LNEWS (2017年5月31日). 2018年3月15日閲覧。
  20. ^ 鈴与、野菜の共同配送会社に出資”. 日本経済新聞社 (2017年6月1日). 2018年3月15日閲覧。
  21. ^ 「農のデータ」と「農業ロボット」がつくる未来の農業 小泉進次郎氏ら有識者が徹底議論。合い言葉はオープンイノベーション”. 【カンパネラ】 (2017年6月20日). 2018年3月15日閲覧。
  22. ^ 農業競争力強化支援法に基づく事業再編計画の認定について(やさいバス株式会社)”. 農林水産省 (2018年4月6日). 2018年5月1日閲覧。
  23. ^ 野菜共同輸送のやさいバス ファンド出資受け地域拡大”. 日本経済新聞社 (2018年4月29日). 2018年5月1日閲覧。
  24. ^ 農業ロボ エムスクエア・ラボとスズキが共同開発”. 中日新聞社 (2019年9月18日). 2021年1月20日閲覧。
  25. ^ 取締役および監査役の人事について”. スズキ株式会社 (2020-02-07-). 2021年1月20日閲覧。
  26. ^ スズキ株式会社 役員の略歴 (2020年3月期)”. どんぶり会計. 2021年1月20日閲覧。
  27. ^ 東大卒リケジョが2人目を出産後、いきなり地方で農業の世界に飛び込んだワケ”. PRESIDENT (2020年7月3日). 2021年1月20日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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