加藤和彦の世界
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『加藤和彦の世界』 | ||||
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加藤和彦 の コンピレーション・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1969年 - 1975年 | |||
ジャンル |
フォーク ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | Pヴァイン | |||
加藤和彦 アルバム 年表 | ||||
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EANコード | ||||
ASIN B00000I3SS JAN 4995879014721 |
『加藤和彦の世界』(かとうかずひこのせかい)は1999年2月25日にPヴァインから発売された、加藤和彦のコンピレーション・アルバム。
解説
[編集]加藤和彦が1969年から1975年までに制作した楽曲のレア音源を集めたアルバムである。ザ・フォーク・クルセダーズ解散後のソロ活動期およびサディスティック・ミカ・バンド時代にレコーディングした企画盤やライブ音源、加藤がプロデュースを手掛けた他アーティストのシングルなどが収められている。
アートワーク
[編集]アルバムカバーはデザイン集団“WORKSHOP MU!!”の作品が使用された。フロント・カバーにはサディスティック・ミカ・バンドのファースト・アルバム『SADISTIC MIKA BAND』の初回プレス分に封入されていたボーナスEPのアートワークが流用され、バック・カバーにはミカ・バンドのセカンド・アルバム『黒船』のアートワークが使われた。ライナーノーツは湯浅学と田口史人が手がけている。
収録曲
[編集]音源の初発売年月とレコード(CD)規格番号を付記。楽曲の時間表記はCDに基づく。
- 明日晴れるか - (3:19)
- ネズミ・チュウ・チュウ・ネコ・ニャン・ニャン(シングル・ヴァージョン) - (3:20)
- 作詞:松山猛、作曲:加藤和彦、編曲:ありたあきら
- 加藤のソロ名義による2枚目のシングル曲。(1969年9月、EP-1173)
- 日本の幸福 - (3:29)
- 作詞:佐藤信、作曲:加藤和彦、編曲:加藤和彦とそのグループ
- 前記シングルのカップリング曲。
- カフェ・ル・モンドのメニュー - (5:19)
- 作詞:松山猛、作曲:加藤和彦、編曲:加藤和彦とそのグループ
- 翁玖美子とのユニット“チッチとサリー”名義によるシングル「チッチとサリー」のカップリング曲。サイド・ヴォーカルは小野和子。
- チッチとサリー - (3:03)
- 作詞:秋野由美子、補作詞:みつはしちかこ、作曲:加藤和彦、編曲:加藤和彦とそのグループ
- 前記シングル曲。当該CDの解説ではこの楽曲のサイド・ヴォーカルは小野和子となっているが、正しくは翁玖美子である。(1970年3月、EP-1208)
- ぼくのそばにおいでよ(ライブ) - (3:25)
- 訳詞:日高仁、作詞/作曲:エリック・アンダーソン
- 1969年8月29日、渋谷公会堂で行なわれたライブ「実況録音のためのカレッジ・ポップス・コンサート」での演奏。アルバム『カレッジ・ポップス・コンサート』収録。(1969年11月、EP-7730)原曲はアルバム『ぼくのそばにおいでよ』収録。
- カフェ・ル・モンドのメニュー(ライブ) - (4:00)
- ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ(ライブ) - (3:01)
- もしも(ライブ) - (3:23)
- 作詞:松山猛、作編曲:加藤和彦
- 前記ライブでの演奏。原曲はアルバム『スーパー・ガス』収録曲「もしも、もしも、もしも」。
- 不思議な日(ライブ) - (2:55)
- 作詞:松山猛、作編曲:加藤和彦
- 前記ライブでの演奏。原曲は前記アルバムに収録。
- 家をつくるなら(ライブ) - (2:14)
- ララ・ムラ(ライブ) - (3:15)
- 作詞/作曲:Donovan、編曲:加藤和彦
- ドノヴァンの楽曲“La Moora”のカバー。前記ライブでの演奏。
- 私のレコード - (3:23)
- 私のレコード B面用 - (3:21)
- 作詞:秋川リサ、作編曲:高橋信之
- 前記シングルのカップリング曲。
- レコーディング・データ(featuring 怪傑シルヴァー・チャイルド) - (4:36)
- サイクリング・ブギ(ボーナスEPヴァージョン) - (2:22)
- 作詞:つのだひろ、作編曲:加藤和彦
- 前記EP盤のカップリング曲。前記アルバムの先行シングル・ヴァージョンとはテイクが異なる。
- お花見ブギ - (2:24)
- マダマダ産婆(ライブ) - (3:05)
- ピクニック・ブギ(ライブ) - (4:00)
- 作詞:松山猛、作曲:加藤和彦
- 前記ライブでの演奏。1989年10月11日に発売されたコンピレーション・アルバム『極東ロック・レア・トラックス』に収録(CT25-5579)。原曲はLP『ラブ・ジェネレーション・ライヴ・コンサート』に初収録。
- 銀河列車(ライブ) - (3:41)
- 作詞:松山猛、作曲:加藤和彦
- 前記ライブでの演奏。前記コンピレーション・アルバムに収録。原曲はLP『ラブ・ジェネレーション・ライヴ・コンサート』に初収録。CD化された音源では、LPに収録されていた際にあった、終奏後のMCがカットされている。
- アーサーのブティック - (8:21)
- 作詞:松山猛、作編曲:加藤和彦
- 加藤和彦と北山修がラジオパーソナリティに扮し、当時の日本のフォーク・ポップスを紹介した企画盤『ON AIR 日本ポップス界を斬る』収録。(1970年、EP-7748)楽曲部分はアルバム『ぼくのそばにおいでよ』収録ヴァージョン。
発売履歴
[編集]形態 | 発売日 | 品番 | レーベル | アートワーク | 解説 | リマスタリング | 備考 |
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CD | 1999年 | 2月25日PCD-1472 | Pヴァイン | WORKSHOP MU!! | 湯浅学/田口史人 | 記載なし | 【初出】“ニューロックの夜明け” 番外編6 |
参考文献
[編集]- 福井ミカ・中村俊夫『ミカのチャンス・ミーティング』JICC出版局、1988年5月。ISBN 978-4-88-063406-7。
- 『WORKSHOP MU!!』主婦の友社、2006年10月。ISBN 978-4-07-253043-6。
- 高橋幸宏『心に訊く音楽、心に効く音楽 私的名曲ガイドブック』PHP新書、2012年8月。ISBN 978-4-56-980640-2。
- 前田祥丈 (聞き手・構成) 編『エゴ〜加藤和彦、加藤和彦を語る』スペースシャワーネットワーク、2013年7月。ISBN 978-4-90-670088-2。
脚注
[編集]外部リンク
[編集]P-VINE