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加納陸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
加納 陸
基本情報
本名 加納 陸
階級 フライ級
身長 162cm
リーチ 167cm
国籍 日本の旗 日本
誕生日 (1997-11-16) 1997年11月16日(27歳)
出身地 兵庫県川西市[1]
家族 加納葉月(姉)
スタイル サウスポー[2]
プロボクシング戦績
総試合数 29
勝ち 22
KO勝ち 11
敗け 5
引き分け 2
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加納 陸(かのう りく、1997年11月16日 - )は、日本プロボクサー兵庫県川西市出身。大成ボクシングジム所属。

人物

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姉はグラビアアイドル加納葉月[3]

来歴

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小学4年生からボクシングを始め、6年生の時にはU-15大会で優勝した[4]

2013年フィリピンでプロデビュー[5]

2014年12月9日、タイバンコクでマディット・サダとWBAアジアミニマム級王座決定戦を行い、12回3-0(120-108×3)判定勝ちで王座獲得に成功した[6]

2015年6月7日、三田市でマリホット・フタジュルとミニマム級6回戦を戦い、3回1分30秒KO勝ちで日本デビュー戦を白星で飾った[7]

2016年5月8日、三田市総合文化ホールでOPBF東洋太平洋ミニマム級1位のメルリト・サビージョとOPBF東洋太平洋ミニマム級暫定王座決定戦を行い、12回2-1(117-111×2、113-115)判定勝ちで暫定王座獲得に成功した[8]

2016年8月20日、三田市駒ヶ谷公園体育館でWBO2位の高山勝成とWBO世界ミニマム級王座決定戦を行い、6回(56-59、55-59、56-58)負傷判定負けで王座獲得に失敗した[9]

2017年5月5日、三田市総合文化センター郷で行われた「三田から世界へ10」にてWBOアジアパシフィック・ミニマム級2位のジェリー・トモグダンとWBOアジアパシフィック・ミニマム級王座決定戦を行い、6回1分56秒KO負けで王座獲得に失敗した[10]

2018年8月24日、後楽園ホールで行われた「DANGAN215」にて日本ミニマム級王者小野心に挑戦し、8回2分46秒TKO負けで王座獲得に失敗した[11]

2019年5月26日、大阪市大第二体育館でメクティソン・マルガンティとWBC世界ライトフライ級ユース王座決定戦を行い、8回2分42秒TKO勝ちで王座獲得に成功した[12]

2020年11月23日、三田市総合文化センター郷の音ホールでWBOアジアパシフィックライトフライ級王座を懸けて平井亮輝と対戦。3回に平井の右でダウンしたものの、挽回し12回2-1(116-111、114-113、113-114)で判定勝ちを収め、王座獲得に成功した[13]

2021年7月23日、エディオンアリーナ大阪第二競技場で、WBOアジアパシフィックライトフライ級1位の榮拓海と対戦し、9回2分12秒TKO勝ちを収め、初防衛に成功した[14]

2022年2月14日付でWBOアジアパシフィックライトフライ級王座を返上した[15]

2022年9月3日、エディオンアリーナ大阪第二競技場で行われた「駅近ドットコムプレゼンツ三田から世界へ19」にて井上夕雅とWBOアジアパシフィックフライ級王座決定戦を行い、12回3-0(116-112、115-113×2)で判定勝ちを収め、王座獲得に成功した[16]

2023年4月16日、エディオンアリーナ大阪第二競技場で行われた「南栄商事株式会社プレゼンツ三田から世界へ21」にてWBOアジアパシフィックフライ級10位の亀山大輝と対戦し、12回1-1(114-114、113-115、115-113)のドローで初防衛に成功した。

2023年6月12日付でWBOアジアパシフィックフライ級王座を返上した。

2024年4月14日、エディオンアリーナ大阪第二競技場で行われる「南栄商事株式会社・株式会社ソニックブームプレゼンツ三田から世界へ24×最強マッチ3」にてタイ国スーパーフライ級10位のジャッカパン・セーントーンと51.5kg契約のキャッチウェイトで対戦する予定だったが、IBF・WBO世界フライ級王者ジェシー・ロドリゲスが両王座返上したことで、WBO世界フライ級1位の加納と同級2位のアンソニー・オラスクアガとの間でWBO世界同級王座決定戦が行われることになったためジャッカパンとの試合は中止になった。同日に行われた興行内では加納はリング上にて試合が中止になったことについて謝罪した上で王座決定戦が内定したことを報告した。

2024年7月20日、両国国技館で行われた「Prime Video Presents Live Boxing 9」にて2度目の世界王座挑戦としてWBO世界フライ級2位のアンソニー・オラスクアガとWBO世界同級王座決定戦を行うも、3回2分50秒KO負けを喫し王座獲得に失敗した[17]

獲得タイトル

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戦績

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  • プロボクシング - 29戦22勝(11KO)5敗2分
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2013年12月7日 4R 判定0-2 ベンジー・バルトロメ フィリピンの旗 フィリピン プロデビュー戦
2 2014年3月22日 4R 判定3-0 ロニー・レジノ フィリピンの旗 フィリピン
3 2014年5月10日 4R 判定0-1 ビセンテ・モンテシーノ フィリピンの旗 フィリピン
4 2014年7月10日 3R KO ペッチブーン・シットサイトーン タイ王国の旗 タイ
5 2014年9月12日 6R KO サカドペッチ・ソーカニツォーン タイ王国の旗 タイ
6 2014年11月14日 5R KO ウィッタヤ・シットサイトーン タイ王国の旗 タイ
7 2014年12月9日 12R 判定3-0 マディット・サダ インドネシアの旗 インドネシア WBAアジアミニマム級王座決定戦
8 2015年6月7日 3R 1:30 KO マリホット・フタジュル インドネシアの旗 インドネシア 国内デビュー
9 2015年9月27日 6R 判定3-0 松井謙太(三河) 日本の旗 日本
10 2015年12月27日 8R 判定3-0 ピグミー・ゴーキャットジム タイ王国の旗 タイ
11 2016年2月26日 1R 1:04 KO チャイチャナ・ポポラオス タイ王国の旗 タイ
12 2016年5月8日 12R 判定2-1 メルリト・サビーリョ フィリピンの旗 フィリピン OPBF東洋太平洋ミニマム級暫定王座決定戦
13 2016年8月20日 6R 0:58 負傷判定0-3 高山勝成仲里 日本の旗 日本 WBO世界ミニマム級王座決定戦
14 2016年12月11日 3R 0:21 TKO トードギャッド・ウィーラチョン タイ王国の旗 タイ
15 2017年5月5日 6R 1:56 KO ジェリー・トモグダン フィリピンの旗 フィリピン WBOアジア太平洋ミニマム級王座決定戦
16 2017年11月5日 8R 判定2-0 春口直也(橋口) 日本の旗 日本
17 2018年4月29日 1R 1:22 KO キッティサク・カームロン タイ王国の旗 タイ
18 2018年8月24日 8R 2:46 TKO 小野心ワタナベ 日本の旗 日本 日本ミニマム級タイトルマッチ
19 2018年12月2日 8R 判定3-0 寺次孝有希(ミサイル工藤) 日本の旗 日本
20 2019年5月26日 8R 2:42 KO メクティソン・マルガンティ フィリピンの旗 フィリピン WBC世界ミニマム級ユース王座決定戦
21 2019年11月17日 8R 判定2-0 見村徹弥(千里馬神戸 日本の旗 日本
22 2020年11月23日 12R 判定2-1 平井亮輝(千里馬神戸) 日本の旗 日本 WBOアジア太平洋ライトフライ級王座決定戦
23 2021年7月23日 9R 2:12 TKO 榮拓海(折尾) 日本の旗 日本 WBOアジア太平洋防衛1
24 2022年4月24日 2R 2:42 TKO サンチャイ・ヨッブン タイ王国の旗 タイ
25 2022年9月3日 12R 判定3-0 井上夕雅真正 日本の旗 日本 WBOアジア太平洋フライ級王座決定戦
26 2023年4月16日 12R 判定1-1 亀山大輝(ワタナベ) 日本の旗 日本 WBOアジア太平洋防衛1
27 2023年9月10日 8R 判定3-0 キティデッチ・ヒルンサク タイ王国の旗 タイ
28 2023年12月10日 2R 1:25 TKO コムサン・カエウルエアン タイ王国の旗 タイ
29 2024年7月20日 3R 2:50 KO アンソニー・オラスクアガ アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 WBO世界フライ級王座決定戦
テンプレート

脚注

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  1. ^ ボクシング 加納陸選手 出石そば「輝山・きざん」の応援隊長ブログ~新しい出発
  2. ^ BoxRecレーティング 【国内/男子】ライトフライ級 (48.98 kg以下) BOXINGアンテナ
  3. ^ 加納のグラドル姉、Dカップの葉月 ラウンドガールで後押しも…無念の敗戦 デイリースポーツ 2016年8月20日
  4. ^ 海と陸 -16歳のプロボクサー テレビ大阪
  5. ^ 17歳加納陸「うれしい」KOで国内デビュー 日刊スポーツ 2015年6月7日
  6. ^ 17歳の加納陸、WBAアジアミニマム級王座獲得 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年12月9日
  7. ^ 亡き友に捧げる白星 17歳の加納陸が3回KO勝ち Boxing News(ボクシングニュース) 2015年6月7日
  8. ^ 加納陸が元世界王者に勝利、OPBF級暫定王座獲得 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年5月8日
  9. ^ 高山勝成がWBO王者に、加納陸は最年少記録ならず Boxing News(ボクシングニュース) 2016年8月20日
  10. ^ 加納陸が6回KO負け、WBOアジア王座獲得ならず Boxing News(ボクシングニュース) 2017年5月5日
  11. ^ 小野心が加納陸を8回TKO 日本ミニマム級初防衛 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年8月24日
  12. ^ 阪下優友、ストロング小林佑樹がWBO・AP王者に Boxing News(ボクシングニュース) 2019年5月27日
  13. ^ 加納陸がWBOアジアL・フライ級王座獲得 ダウン喫すも挽回 2-1判定勝ち Boxing News(ボクシングニュース)2020年11月23日
  14. ^ 23歳の加納陸が逆転V1、国内最年長43歳の野中悠樹は判定V2 ダブルWBOアジア戦 Boxing News(ボクシングニュース)2021年7月23日
  15. ^ 王座返上 日本ボクシングコミッション
  16. ^ 世界5位の加納陸がWBOアジア・フライ級王座獲得 尾崎優日はB級デビュー戦TKO勝ち Boxing News(ボクシングニュース) 2022年9月4日
  17. ^ オラスクアガ左一撃で3回KO勝ち WBOフライ級新王者に 加納陸は奮闘及ばず Boxing News(ボクシングニュース) 2024年7月20日

関連項目

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外部リンク

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暫定王座決定戦 対戦者
メルリト・サビーリョ
OPBF東洋太平洋ミニマム級暫定王者
2016年5月8日 - 2016年6月(返上)
次暫定王者
N/A
空位
前タイトル保持者
冨田大樹
WBOアジア太平洋ライトフライ級王者

2020年11月23日 - 2022年2月14日(返上)

空位
次タイトル獲得者
岩田翔吉
空位
前タイトル保持者
山内涼太
WBOアジア太平洋フライ級王者

2022年9月3日 - 2023年6月12日(返上)

空位
次タイトル獲得者
畑中建人