加納陸
基本情報 | |
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本名 | 加納 陸 |
階級 | フライ級 |
身長 | 162cm |
リーチ | 167cm |
国籍 | 日本 |
誕生日 | 1997年11月16日(27歳) |
出身地 | 兵庫県川西市[1] |
家族 | 加納葉月(姉) |
スタイル | サウスポー[2] |
プロボクシング戦績 | |
総試合数 | 29 |
勝ち | 22 |
KO勝ち | 11 |
敗け | 5 |
引き分け | 2 |
加納 陸(かのう りく、1997年11月16日 - )は、日本のプロボクサー。兵庫県川西市出身。大成ボクシングジム所属。
人物
[編集]来歴
[編集]小学4年生からボクシングを始め、6年生の時にはU-15大会で優勝した[4]。
2014年12月9日、タイのバンコクでマディット・サダとWBAアジアミニマム級王座決定戦を行い、12回3-0(120-108×3)判定勝ちで王座獲得に成功した[6]。
2015年6月7日、三田市でマリホット・フタジュルとミニマム級6回戦を戦い、3回1分30秒KO勝ちで日本デビュー戦を白星で飾った[7]。
2016年5月8日、三田市総合文化ホールでOPBF東洋太平洋ミニマム級1位のメルリト・サビージョとOPBF東洋太平洋ミニマム級暫定王座決定戦を行い、12回2-1(117-111×2、113-115)判定勝ちで暫定王座獲得に成功した[8]。
2016年8月20日、三田市駒ヶ谷公園体育館でWBO2位の高山勝成とWBO世界ミニマム級王座決定戦を行い、6回(56-59、55-59、56-58)負傷判定負けで王座獲得に失敗した[9]。
2017年5月5日、三田市総合文化センター郷で行われた「三田から世界へ10」にてWBOアジアパシフィック・ミニマム級2位のジェリー・トモグダンとWBOアジアパシフィック・ミニマム級王座決定戦を行い、6回1分56秒KO負けで王座獲得に失敗した[10]。
2018年8月24日、後楽園ホールで行われた「DANGAN215」にて日本ミニマム級王者小野心に挑戦し、8回2分46秒TKO負けで王座獲得に失敗した[11]。
2019年5月26日、大阪市大第二体育館でメクティソン・マルガンティとWBC世界ライトフライ級ユース王座決定戦を行い、8回2分42秒TKO勝ちで王座獲得に成功した[12]。
2020年11月23日、三田市総合文化センター郷の音ホールでWBOアジアパシフィックライトフライ級王座を懸けて平井亮輝と対戦。3回に平井の右でダウンしたものの、挽回し12回2-1(116-111、114-113、113-114)で判定勝ちを収め、王座獲得に成功した[13]。
2021年7月23日、エディオンアリーナ大阪第二競技場で、WBOアジアパシフィックライトフライ級1位の榮拓海と対戦し、9回2分12秒TKO勝ちを収め、初防衛に成功した[14]。
2022年2月14日付でWBOアジアパシフィックライトフライ級王座を返上した[15]。
2022年9月3日、エディオンアリーナ大阪第二競技場で行われた「駅近ドットコムプレゼンツ三田から世界へ19」にて井上夕雅とWBOアジアパシフィックフライ級王座決定戦を行い、12回3-0(116-112、115-113×2)で判定勝ちを収め、王座獲得に成功した[16]。
2023年4月16日、エディオンアリーナ大阪第二競技場で行われた「南栄商事株式会社プレゼンツ三田から世界へ21」にてWBOアジアパシフィックフライ級10位の亀山大輝と対戦し、12回1-1(114-114、113-115、115-113)のドローで初防衛に成功した。
2023年6月12日付でWBOアジアパシフィックフライ級王座を返上した。
2024年4月14日、エディオンアリーナ大阪第二競技場で行われる「南栄商事株式会社・株式会社ソニックブームプレゼンツ三田から世界へ24×最強マッチ3」にてタイ国スーパーフライ級10位のジャッカパン・セーントーンと51.5kg契約のキャッチウェイトで対戦する予定だったが、IBF・WBO世界フライ級王者ジェシー・ロドリゲスが両王座返上したことで、WBO世界フライ級1位の加納と同級2位のアンソニー・オラスクアガとの間でWBO世界同級王座決定戦が行われることになったためジャッカパンとの試合は中止になった。同日に行われた興行内では加納はリング上にて試合が中止になったことについて謝罪した上で王座決定戦が内定したことを報告した。
2024年7月20日、両国国技館で行われた「Prime Video Presents Live Boxing 9」にて2度目の世界王座挑戦としてWBO世界フライ級2位のアンソニー・オラスクアガとWBO世界同級王座決定戦を行うも、3回2分50秒KO負けを喫し王座獲得に失敗した[17]。
獲得タイトル
[編集]- WBAアジアミニマム級王座(防衛0=返上)
- OPBF東洋太平洋ミニマム級暫定王座(防衛0=返上)
- WBC世界ライトフライ級ユース王座(防衛0=返上)
- WBOアジアパシフィックライトフライ級王座(防衛1=返上)
- WBOアジアパシフィックフライ級王座(防衛1=返上)
戦績
[編集]- プロボクシング - 29戦22勝(11KO)5敗2分
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
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1 | 2013年12月7日 | ★ | 4R | 判定0-2 | ベンジー・バルトロメ | フィリピン | プロデビュー戦 |
2 | 2014年3月22日 | ☆ | 4R | 判定3-0 | ロニー・レジノ | フィリピン | |
3 | 2014年5月10日 | △ | 4R | 判定0-1 | ビセンテ・モンテシーノ | フィリピン | |
4 | 2014年7月10日 | ☆ | 3R | KO | ペッチブーン・シットサイトーン | タイ | |
5 | 2014年9月12日 | ☆ | 6R | KO | サカドペッチ・ソーカニツォーン | タイ | |
6 | 2014年11月14日 | ☆ | 5R | KO | ウィッタヤ・シットサイトーン | タイ | |
7 | 2014年12月9日 | ☆ | 12R | 判定3-0 | マディット・サダ | インドネシア | WBAアジアミニマム級王座決定戦 |
8 | 2015年6月7日 | ☆ | 3R 1:30 | KO | マリホット・フタジュル | インドネシア | 国内デビュー |
9 | 2015年9月27日 | ☆ | 6R | 判定3-0 | 松井謙太(三河) | 日本 | |
10 | 2015年12月27日 | ☆ | 8R | 判定3-0 | ピグミー・ゴーキャットジム | タイ | |
11 | 2016年2月26日 | ☆ | 1R 1:04 | KO | チャイチャナ・ポポラオス | タイ | |
12 | 2016年5月8日 | ☆ | 12R | 判定2-1 | メルリト・サビーリョ | フィリピン | OPBF東洋太平洋ミニマム級暫定王座決定戦 |
13 | 2016年8月20日 | ★ | 6R 0:58 | 負傷判定0-3 | 高山勝成(仲里) | 日本 | WBO世界ミニマム級王座決定戦 |
14 | 2016年12月11日 | ☆ | 3R 0:21 | TKO | トードギャッド・ウィーラチョン | タイ | |
15 | 2017年5月5日 | ★ | 6R 1:56 | KO | ジェリー・トモグダン | フィリピン | WBOアジア太平洋ミニマム級王座決定戦 |
16 | 2017年11月5日 | ☆ | 8R | 判定2-0 | 春口直也(橋口) | 日本 | |
17 | 2018年4月29日 | ☆ | 1R 1:22 | KO | キッティサク・カームロン | タイ | |
18 | 2018年8月24日 | ★ | 8R 2:46 | TKO | 小野心(ワタナベ) | 日本 | 日本ミニマム級タイトルマッチ |
19 | 2018年12月2日 | ☆ | 8R | 判定3-0 | 寺次孝有希(ミサイル工藤) | 日本 | |
20 | 2019年5月26日 | ☆ | 8R 2:42 | KO | メクティソン・マルガンティ | フィリピン | WBC世界ミニマム級ユース王座決定戦 |
21 | 2019年11月17日 | ☆ | 8R | 判定2-0 | 見村徹弥(千里馬神戸) | 日本 | |
22 | 2020年11月23日 | ☆ | 12R | 判定2-1 | 平井亮輝(千里馬神戸) | 日本 | WBOアジア太平洋ライトフライ級王座決定戦 |
23 | 2021年7月23日 | ☆ | 9R 2:12 | TKO | 榮拓海(折尾) | 日本 | WBOアジア太平洋防衛1 |
24 | 2022年4月24日 | ☆ | 2R 2:42 | TKO | サンチャイ・ヨッブン | タイ | |
25 | 2022年9月3日 | ☆ | 12R | 判定3-0 | 井上夕雅(真正) | 日本 | WBOアジア太平洋フライ級王座決定戦 |
26 | 2023年4月16日 | △ | 12R | 判定1-1 | 亀山大輝(ワタナベ) | 日本 | WBOアジア太平洋防衛1 |
27 | 2023年9月10日 | ☆ | 8R | 判定3-0 | キティデッチ・ヒルンサク | タイ | |
28 | 2023年12月10日 | ☆ | 2R 1:25 | TKO | コムサン・カエウルエアン | タイ | |
29 | 2024年7月20日 | ★ | 3R 2:50 | KO | アンソニー・オラスクアガ | アメリカ合衆国 | WBO世界フライ級王座決定戦 |
テンプレート |
脚注
[編集]- ^ ボクシング 加納陸選手 出石そば「輝山・きざん」の応援隊長ブログ~新しい出発
- ^ BoxRecレーティング 【国内/男子】ライトフライ級 (48.98 kg以下) BOXINGアンテナ
- ^ 加納のグラドル姉、Dカップの葉月 ラウンドガールで後押しも…無念の敗戦 デイリースポーツ 2016年8月20日
- ^ 海と陸 -16歳のプロボクサー テレビ大阪
- ^ 17歳加納陸「うれしい」KOで国内デビュー 日刊スポーツ 2015年6月7日
- ^ 17歳の加納陸、WBAアジアミニマム級王座獲得 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年12月9日
- ^ 亡き友に捧げる白星 17歳の加納陸が3回KO勝ち Boxing News(ボクシングニュース) 2015年6月7日
- ^ 加納陸が元世界王者に勝利、OPBF級暫定王座獲得 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年5月8日
- ^ 高山勝成がWBO王者に、加納陸は最年少記録ならず Boxing News(ボクシングニュース) 2016年8月20日
- ^ 加納陸が6回KO負け、WBOアジア王座獲得ならず Boxing News(ボクシングニュース) 2017年5月5日
- ^ 小野心が加納陸を8回TKO 日本ミニマム級初防衛 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年8月24日
- ^ 阪下優友、ストロング小林佑樹がWBO・AP王者に Boxing News(ボクシングニュース) 2019年5月27日
- ^ 加納陸がWBOアジアL・フライ級王座獲得 ダウン喫すも挽回 2-1判定勝ち Boxing News(ボクシングニュース)2020年11月23日
- ^ 23歳の加納陸が逆転V1、国内最年長43歳の野中悠樹は判定V2 ダブルWBOアジア戦 Boxing News(ボクシングニュース)2021年7月23日
- ^ 王座返上 日本ボクシングコミッション
- ^ 世界5位の加納陸がWBOアジア・フライ級王座獲得 尾崎優日はB級デビュー戦TKO勝ち Boxing News(ボクシングニュース) 2022年9月4日
- ^ オラスクアガ左一撃で3回KO勝ち WBOフライ級新王者に 加納陸は奮闘及ばず Boxing News(ボクシングニュース) 2024年7月20日
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]暫定王座決定戦 対戦者 メルリト・サビーリョ |
OPBF東洋太平洋ミニマム級暫定王者 2016年5月8日 - 2016年6月(返上) |
次暫定王者 N/A |
空位 前タイトル保持者 冨田大樹 |
WBOアジア太平洋ライトフライ級王者 2020年11月23日 - 2022年2月14日(返上) |
空位 次タイトル獲得者 岩田翔吉 |
空位 前タイトル保持者 山内涼太 |
WBOアジア太平洋フライ級王者 2022年9月3日 - 2023年6月12日(返上) |
空位 次タイトル獲得者 畑中建人 |