コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

けん玉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
剣玉から転送)
けん玉(伝統的玩具)
けん玉で遊ぶ人を描いた油絵。19世紀。

けん玉(けんだま)は、十字状の「けん(剣)」と穴の空いた「玉」で構成される玩具[出典 1]オックスフォード・イングリッシュ・ディクショナリーには「柄の先端がカップ状になっている玩具。その柄には、糸によってボールが付けられている。それはボールを投げ上げ、カップ又はもう一方の先端の尖った部分で受けるためである。ゲームもこのようにして行なう」と説明がある[6]日本をはじめ、世界各国で遊ばれている。なお表記には剣玉拳玉剣球拳球などがあるが、21世紀初頭では「けん玉」が一般的。

21世紀に入って世界的に流行する「KENDAMA」(英語版)は[出典 2]、日本発祥のけん玉で[出典 3]1918年広島県で考案された「日月ボール(にちげつボール)」が原型である[出典 4]一般社団法人日本記念日協会は「日月ボール」が実用新案として登録された5月14日を2017年に「けん玉の日」と制定している[出典 5]

けん玉は海外でも「KENDAMA」と呼び[出典 6]、世界共通語として使われる[出典 7]アメリカヨーロッパなどでも大会が開かれている[出典 8]

歴史

[編集]
メキシコのバレロ(balero)

世界のけん玉

[編集]

木製の棒や玉、リングなど、2つのものをまたはで結び、一方を引き上げまたは振り、もう一方に乗せる・穴を突起物にはめるような玩具は昔から世界中に存在する[出典 9]。けん玉は英語でカップ・アンド・ボール(Cup and Ball)[出典 10][32]フランス語ビルボケ(bilboquet)[出典 11]ドイツ語でクーゲル・ファング(Kugelfang)と呼び[出典 12]、けん玉の起源についてはいろいろな説があり、現在はまだ確認されていない[出典 13]。日本のアイヌ民族のウコ・カリ・カチュ、アメリカ五大湖周辺のインディアンに伝わっているジャグジェラ、エスキモーに伝わるアジャクゥァクなどもある[6]。今日、けん玉の古い記録で確認できるのは、16世紀のフランスアンリ3世の頃で[出典 14]、ピエール・ド・エストワールが「1585年の夏、街角で子どもたちがよく遊んでいる“ビル・ボケ”を、王様たちも遊ぶようになった」と書いている[出典 15]。またフレデリック・グランフェルドの『GAMES OF THE WORLD』にも、国王アンリ3世が好んで遊んでいたという記事を載せていることからも裏づけられる[出典 16]。ビルは玉、ボケは小さい木のことで、木で作られた小さな玉で遊ぶという意味だったようで[2]、ビルボケは紐付きの穴のあいたボールを、手に握った軸にさすという単純な遊びだったが[2]、多くの人々が熱狂したと伝えられる[出典 17]。貴族や上流家庭のビル・ボケは象牙などを使い、彫刻がほどこされていたのでたいそう高価なものだった[出典 18]。ビルボケやメキシコバレロ(balero)などは現在も現地にて販売されている。

日本におけるけん玉

[編集]

現在世界各地にあるけん玉の多くはこのビル・ボケが、オランダなどを通じ伝わったものと考えられているが[出典 19]、フランスのビルボケが日本に伝わった証拠となる文献は確認されておらず[15]、日本のけん玉のルーツについての詳細は不明である[出典 20]。外国の実物が伝ったのか、伝え聞いて似たものを作ったのか、日本でもっと古くからあったのか、どの可能性も残されていると考えられる[10]

日本の文献で確認できるのは江戸時代からであり[3]1830年に喜多村信節が著した『喜遊笑覧(きゆうしょうらん)』に「安永六七年の頃拳玉と云もの出來たり」という記載がある[出典 21]。これが「拳玉」という言葉の初出と見られている[6]。この資料にはけん玉の図はなく文章で紹介されているだけだった。しかし、それよりも前の資料である1809年の義浪ぎろう編『拳会角力図会』に「すくいたまけん」としてけん玉が図つきで紹介されていることが1981年に判明した[出典 22]幕末期の柳亭種彦作『明鴉墨画廼裲襠(あけがらすすみえのうちかけ)』第十三編上下の表紙には、拳玉をしている女性の絵が描かれている[6]

日本におけるけん玉は、あんえい6,7年(安永6年は1777年)のころ出て来たとあり、“匕玉拳”も“拳玉”も当時、国内唯一の開港地であった長崎から広まったものと考えられる[出典 23]。当時のけん玉は大人が酒席の遊戯具にした鹿角製のものがあったと文献に記されており[出典 24]、また遊びだけでなく、占いにも用いられたとされる[34]

明治時代になり、文部省発行の児童教育解説『童女筌』(どうじょせん、1876年)にて「盃及び玉」として紹介されてから、集中力や器用さを育む教具となって子どもの世界に浸透していく[出典 25]。江戸時代から明治時代までのけん玉は、棒と玉だけのけん玉でビル・ボケに近いスリムな玩具だった[出典 26]

けん玉と廿日市

[編集]

広島県広島市の隣街佐伯郡廿日市町(現廿日市市)は、平安時代平清盛守護神として信仰した厳島厳島神社を訪れる全国からの参拝者にとっての玄関口として古くから賑わっていた[出典 27]。廿日市は難読地名としても知られ[38]、その名称は、鎌倉時代に毎月二十日に定期市が開かれていたことに由来する[出典 28]。厳島には神社仏閣を建設修復するために鎌倉京都などから大工指物師が招集され[出典 29]、これをきっかけに木工技術が広がっていき、宮島細工宮島杓子など広島の木工製品の発展へと繋がった[出典 30]江戸時代には中国山地産の木材の集積港として繁栄し[出典 31]、傘用ろくろや廿日市そろばん、置物など木工業も発展した[出典 32]。明治時代には、廿日市の木工職人たちが、街を通る厳島神社の参拝者や旅人に買ってもらおうと、けん玉などの木製玩具の製造を始めた[出典 33]。明治初期の廿日市の人口3,000人のうち、1,000人が木工業関連に従事したとされる[24]。この時代のけん玉のほとんどは、ヨーロッパの同類の玩具同様、一つの受け皿と紐で玉を結びつけた持ち手から成るものだった[22]大正時代に入り、同じ広島県呉市中通六丁目36番地に居住する江草濱次という職人が、1918年[出典 34]、それまでのけん玉を改良した『日月ボール(にちげつボール[出典 35])』を考案し[出典 36]、同年10月1日に出願[3]、翌1919年5月14日に実用新案として登録した[出典 37]一般社団法人日本記念日協会は「日月ボール」が登録された5月14日を2017年に「けん玉の日」と制定している[出典 38]。江草が廿日市の木材加工技術に着目し[出典 39]、廿日市を訪れて家具小物づくりを行っていた本郷木工(現本郷)に製造を依頼[出典 40]1921年頃より廿日市で製造が始まった[出典 41]。江草が命名した「日月ボール」の名の由来は、丸い玉が真っ赤に燃え盛る太陽三日月型に湾曲した皿がのようだと宇宙を表現するロマンチックなものだった[出典 42]。日月ボールは、従来のけん玉を改良して受け皿3つ、持ち手、けん先を備えた玩具で[出典 43]、今の日本のけん玉の原型となった[出典 44]。それまでのけん玉は、球を刺すか、球を皿(盃)で受けるか、例外なくどちらか一つだった[16]。両方を合体したものが日月ボールである[16]。受け皿3つは日本独特けん玉である[出典 45]。尾崎織女日本玩具博物館学芸員は「何と前衛的造形だろう。日月ボール型こそが日本オリジナル。一つの道具多機能を詰め込む日本的モノづくり志向性が感じられる」と称賛している[16]。それまでの「1本の棒の両端に、けん先や皿で構成されていた物」から、さらに「鼓状の皿胴を組み合わせた」ことにより「日月ボール」は「ビル・ボケ」などから進化し、技や遊び方が大幅に広がった[出典 46]。またこの形状により、数え切れないほどの技が生み出された[出典 47]。廿日市では当初は全て手作業で製造していたが、1924年頃から動力の普及により、大量生産が可能となって売り上げも上昇[出典 48]。江草は「日月ボールの歌」というCMソングを作って大々的に販促をスタートした[24]。この「日月ボール」が関西方面を中心に爆発的ヒット[24]、大正時代から昭和の初期まで子どもから大人まで大ブームを興し[出典 49]、お境内神社で競技会が開かれるほどに盛り上がりを見せた[出典 50]。大正初期から昭和初期にかけては、けん玉は「日月ボール」と呼ばれた[16]

昭和の初期にかけて、羽子板に玉をつけたものなど、いろいろなけん玉が現れた[2]戦後に数社がそれぞれ自社製品としてけん玉製造を始めた[24]。発祥の地・廿日市では人気ピーク期の1970年代には、全国シェアの7割にあたる年間40万本程度が生産された[出典 51]。またアメリカなど、海外にも輸出した[24]。時代が進むにつれ、新しいおもちゃテレビゲームなどに押され[出典 52]需要が激減[出典 53]。「日月ボール」ブームは過ぎ去り、やがてけん玉は、お土産用の絵付けデザインの民芸品の一つとして埋もれ始めた[出典 54]。廿日市のけん玉も時代のニーズの変遷と共に需要は激減し[41]、木工玩具離れもあって製造業者も減少、1975年にはわずか3社となり、1998年には最後の一社も生産を中止し、廿日市におけるけん玉の歴史も一旦途絶えた[出典 55]。廿日市でのけん玉製造の復活は2000年のこと[24]2000年代から、アメリカを中心に海外のストリートスポーツとしての人気の高まりを受け、廿日市が"けん玉の聖地"として認識されるようになった[24]。近年、おしゃれに進化し、人気は世界へ広がっている[出典 56]。同市は2011年から、市内の小学一年生全員にけん玉を配布し、けん玉の普及を図っている[出典 57]。また2014年からけん玉ワールドカップ廿日市を開催している[出典 58]。けん玉ワールドカップの廿日市開催も2024年夏(7月27、28日)で10年を迎え[46]、16カ国・地域の700人余が集結する予定[46]。海外で練習を積む競技者からは「廿日市行きが夢」との声も届くといわれる[46]。わずかな期間で国内外にしっかり根付き、その浸透ぶりは驚きを持って迎えられ[46]、これは廿日市の「シビックプライド」とも評価される[46]廿日市駅の南にある「廿日市駅前通り商店街」は、2014年4月に「けん玉商店街」と改名し[出典 59]、各店舗でけん玉をモチーフにした様々な料理のメニューや商品を開発するなど、地域おこしを行っている[出典 60]。同市内にはけんだま公園(新宮中央公園)や路上アートなど各所にけん玉のモニュメントがあふれている[出典 61]。廿日市で作られた多くのけん玉が、けん玉文化を作り上げてきたことから[出典 62]、広島県は2022年を「けん玉発祥100周年」とし「廿日市を生誕の地」とした[出典 63]

日本での流行

[編集]

日本でのけん玉の大流行は1907年1924年1933年とされている[54]

戦後から1955年頃にかけては、けん玉はメンコビー玉ベーゴマなどと共に、町の駄菓子屋で売られているぐらいだった[2]

このままではけんだまが消えてしまうと憂慮した有識者たちが立ち上がり、各地で『けんだまクラブ』が創設され[29]、技や遊び方を後世に伝えようと奮闘[29]

1968年にクラシックギタリストの新間英雄(深谷伊三郎の息子で立川志らくの父)が東京けん玉クラブを設立[15]

1975年には童話作家の藤原一生により、東京都田無市(現・西東京市)で日本けん玉協会が設立された[出典 64]。上述の新間英雄らが開発したS型けん玉をベースにした競技用けん玉を認定けん玉とし、その普及のほか、けん玉道級段位認定制度、全国競技会の運営等に取り組む[15]。新たに生み出された技の難易度による級や段位、ルールが制定され、競技用けんだまの開発がされたことで、一気にスポーツとして発展していった[29]。全国レベルでのルール統一がけん玉競技の公平性を担保し、普及・発展に寄与した[出典 65]。一方で、けん玉道として規定された型や持ち方、動作の細部に至るまでの徹底したルール化が原因でけん玉の遊び方が画一化し、各地の伝統的な遊び方が失われ、創意工夫の土壌が失われてしまったのではないかという指摘もある[出典 66]

1976年には、宮城県で競技用モデルが製作され[15]、これらのけん玉はS型けん玉と呼ばれるようになった[15]1977年は「けん玉ルネッサンス」といわれる爆発的な大流行があった[出典 67]。この流行には、皿胴に糸を出す穴を開けるなど合理的な設計がされた競技用けん玉が普及したことが影響している[29]1979年、田無市で第1回けん玉道全日本選手権大会が開催された[24]1983年には熊本県小国町で、第1回けん玉道西日本選手権大会が開催され[24]、翌1984年には第2回けん玉道西日本選手権大会が広島廿日市のヒロシマナタリーで開催された[24]

2020年9月28日山形県長井市が市民からの要望により[14]、けん玉を『市技』に定める条例を制定、施行された[14]。同様の取り組みとして広島県尾道市が条例で囲碁を市技に定めた例がある[14]。長井市は国内で唯一、サイズなど厳格な基準を満たした競技用けん玉が生産されており[14]、けん玉を43ヵ国に輸出している[14]。条例の制定で知名度アップ狙い、観光客の獲得につなげたいと目論む[14]

2015年現在、国内でのけん玉競技人口は300万人といわれる[出典 68]

21世紀初頭では、前述の「競技用けん玉」が一般的となったが、民芸品や単純な玩具としてのけん玉も各地に存在する[29]。安価なけん玉は中国などの海外で製造されている[40]。また、1945年まで日本が統治していた台湾でも、日月球(リーユエチュウ)や劍球(ジエンチュウ)と称してけん玉が遊ばれている。

スポーツけん玉

[編集]

海外での流行(ストリートカルチャー)として

[編集]

1980年頃に競技用けん玉の登場を機に国内でブームが起きたが、以降は小学生や一部のファンのみに支えられている状況だった[35]。2007年にアメリカのコリン・サンダーが日本から持ち帰ったけん玉をヒップホップ系の音楽に合わせて様々な技を披露する様子を動画サイトに投稿[出典 69]。音楽に合わせて次々と技を決める動画がネット上で「クールでカッコいい」などと話題となり[出典 70]、アメリカでスケートボードスノーボードBMXヨーヨーと同様にストリートカルチャーとして広がり始め[出典 71]、ファッション性の高い遊びとして火が付いた[出典 72]グローバルけん玉ネットワーク(GLOKEN)代表・窪田保によれば、けん玉がアメリカなどで徐々に広がり始めたのは2000年代半ば頃で[59]、アメリカで有名なフリースタイルスキーヤーのジェイピー・オークレイルが日本に来た時にけん玉に興味を抱いて、スキーDVDの特典映像に自身がけん玉をやっている姿を収録した。それを見たアメリカのスキーヤーやスノーボーダーがけん玉をやり始めて、世界中に普及し始めたと思う、と述べている[60]

日本では決められた技を正確に決めることが良しとされるが[59]、海外では持ち方も自由で、ダンスをしながら技を決める人もいて「自分を表現するための道具」にしていることに自身も衝撃を受け[59]、「彼らと一緒にやりたい」「日本のけん玉と世界の価値観をつなげたい」という思いからGLOKENを創設したという[59]。以降、欧州アジアにも流行が広がり[35]、これがきっかけでけん玉はKENDAMAとして世界中で認知されるようになった[出典 73]。以降、新たなスポーツパフォーマンスとして認知され、人気プロ選手も出てきており[出典 74]、海外で急速に広がりを見せるようになっている[出典 75][61]。それまで地味なイメージがあったけん玉は[43]、「ストリートけん玉」で、世界的なブームとなった[出典 76]逆輸入の形で日本でもブームが広がった[35]。近年ではメディアに取り上げられる機会も増えている[出典 77]

日本けん玉協会

[編集]

公益社団法人である日本けん玉協会が、けん玉道と規定した級位段位認定制度、各種大会の主催、その他各種行事の開催などを行っている。尚、協会が行っていた認定けん玉販売部門は、現在一般社団法人国際けん玉サポートセンターに移転している。 同協会主催のけん玉道日本一を決める大会は以下の通り。

  • 日本けん玉協会ジュニア杯争奪戦
  • 日本けん玉協会杯(JKA杯)争奪戦(通称JKAカップ)
  • 全日本けん玉道選手権大会
  • 全日本少年少女けん玉道選手権大会(文部科学大臣杯)
  • 全日本クラス別けん玉道選手権大会
  • 全日本けん玉道パフォーマンス大会
  • 全日本けん玉道もしかめ選手権大会
  • 全日本マスターズけん玉道選手権大会(2008年より)

グローバルけん玉ネットワーク(GLOKEN)

[編集]

一般社団法人グローバルけん玉ネットワーク(通称GLOKEN/グロケン)が2012年に設立され、2014年からはけん玉発祥の地とされる広島県廿日市市にてけん玉ワールドカップを毎年開催[43]。その他、日本けん玉協会が定める「けん玉道」の規定にとらわれない競技大会や、イベント、けん玉検定の運営や指導者研修などを通じて、けん玉の普及活動に努めている。法人設立時から現在までの代表理事は窪田保。

主な活動・取組みは

  • けん玉ワールドカップ の開催
  • けん玉検定 の運営
  • けん玉先生資格制度 の運営
  • けん玉あそび研究所+ の運営
  • けん玉の日 の制定 
  • NHK紅白歌合戦でのギネス世界記録™チャレンジプロデュース
  • 競技用けん玉開発 の監修
  • 国内外でのけん玉普及活動、競技大会運営協力

各部の名称

[編集]
けん玉各部の名称
けん玉各部の名称

右図を参照のこと。「けんの根元」は便宜上の名称。なお、小皿とは両サイドの2つの皿のうち「小さい方の皿」、中皿とは3つの皿のうち「真ん中の位置にある皿」という意味であり、大きさは一般的に大皿>小皿>中皿となっている。中皿という名は、かつては「えんとつ」といわれていたものが1977年に愛好家によって中皿と決定されたという説[63]と、大皿と小皿ができたときに中皿と名がついたという説[64]がある。

けん玉の技

[編集]

グリップ

[編集]

技を始める前のけん玉の持ち方。以下は主要なもの。

皿グリップ(大皿グリップ)
親指人差し指でけんの根元をつまみ、残りの指を小皿に添え、けん先を下に向ける。残りの指を大皿に添えると小皿グリップとなる。
けんグリップ
けん先を上、大皿を手前に向けて皿胴の下のけんを持つ。薬指小指は添えない場合も多い。
玉グリップ
玉を持つグリップ。穴を真上にする場合が多い。
ろうそくグリップ
中皿を上にしてけん先を持つ。
つるしグリップ
糸の中程を指で支えてけん玉をぶら下げる。技によって玉をけんにさすかささないか、人差し指に引っ掛けるか親指と人差し指でつまむかは異なる。いずれの場合も糸を余らせて持ってはならない。
極意グリップ
けんを横にし、親指で小皿を、残りの指で大皿を持つ。
おしゃもじグリップ
すべり止めから中皿のふちあたりを軽く握る。

構え

[編集]

以下は主要なもの。

まっすぐ
玉やけんなどを真下に垂らした状態、または玉をけん(けんを玉)に乗せて正面で構えた状態。
ななめ
玉やけんなどを反対の手で持って体側に引き寄せ、地面に対し角度がついた状態。

技の分類

[編集]

けん玉の技は300種類とも5万種類ともいわれているが、以下のような理由で正確な数を把握するのは不可能に近い。

  • 同じような技でもグリップや動作の違いで別の技と呼びうるため。例えば玉を大皿に乗せる技でも、けんグリップやつるしグリップなどから始める、玉を振る方向を前・横・けんと体の間などに変える、などすれば厳密には違う技となる。
  • それぞれの技は以下のように柔軟にアレンジを加えうるため。
    • 動作の一部を他の動作に置き換える(例:「村一周」で玉を引き上げるべきところ手で玉を大皿に乗せる)。
    • 動作を省く、または新たな動作を加える(例:「うぐいす〜けん」)。
    • 複数の技を連続して行う(例:「つるし一回転飛行機〜はねけん」)。「持ちかえわざ」というつなぎのための技すら存在する。
  • 新しい技が今なお創作され続けているため。新しいグリップ・構え・動作、手以外の体の部分の使用、頭上・背後・股下などの空間の利用、あるいは複数のけんや玉の使用など、今後も新しいアイディアが生まれる可能性を秘めている。

以下の技の分類は日本けん玉協会が2000年に定めた「けん玉の技百選」による。

皿系
玉を皿に乗せる技。
もしかめ系
所定の動作(主に皿に乗せる)を繰り返し、持続時間を競う技。
とめけん系
玉を垂直に引き上げ、けん先で受ける技。
飛行機系
けんを玉の穴で受ける技。
ふりけん系
玉を回転させ、けん先で受ける技。
一周系
玉をけんの大皿・小皿・中皿・けん先側の皿胴などの場所に乗せる、またはけん先で受ける動作を連続して行う技。
灯台系
けんの中皿を下にして玉を上に一定時間立てる技。またはある技が決まった状態からけん玉を放り投げて玉を取り、けんを玉の穴で受ける技。
すべり系
けんに乗せた玉をけんから離さずに別の場所に移動させる技。
まわし系
玉を空中で回転させけん先で受ける、またはけんを空中で回転させ玉の穴で受ける技。
うぐいす系
玉を、穴がけん先側またはけんじり側の大皿(小皿)のふちに接した状態でけんに一定時間乗せる技。
極意系
玉を、けんの上の不安定な場所に一定時間乗せる技。名前の由来は日月ボールの頃に最も難しい技とされていたことから。
静止系
けんを、不安定な形で玉の上に一定時間乗せる技。
空中系
けん玉を糸が張った状態で投げ上げて回転させ、玉を取ってけんを穴で受ける、またはけんを取って玉をけん先で受ける技。
あやとり系
けんを糸で作った輪に引っ掛ける技。
特殊系
上記の分類に含まれない技。

デジケン

[編集]

バンダイ1997年4月に発売し人気を博した現代版ヨーヨー、ハイパーヨーヨーの流行を追って、タカラ(現在のタカラトミー)が1998年7月25日博品館での先行販売は6月26日)に発売した電子けん玉。単四電池2本を使用して、技を成功させたり失敗したりする毎に音と光で反応を示す。玉が軽過ぎて受け皿に座らず反発してしまう為、9月には補助部品として受け皿の円周を拡大する輪も発売された。子供の玩具としては大きく重過ぎた為、後に小型版のデジケンミニが発売された。半透明の様々な本体色が存在する。

  1. 音と光で遊ぶ「ノーマルモード」
  2. 音楽に合わせて玉を動かす「リズムモード」
  3. 玉を乗せる場所が指示される「コンビネーションモード」

という3通りの遊び方ができる。

2008年1月24日にはタカラトミーからヤッターマン デジケンミニという商品の発売が予定されていた。

1998年8月に公開された玩具会社が舞台のミュージカル『big 〜夢はかなう〜』の日本版にも登場した。『big ~夢はかなう~』の主催がフジサンケイグループである関係からか、関連会社である扶桑社の雑誌SPA!の連載『渡辺浩弐のバーチァリアン日記』でもデジケンが取り上げられた。

TOKYO FM『三井ゆりのモーニングブリーズ』内のコーナー「おはようタカラジェンヌ」でも『big 〜夢はかなう〜』の出演者と共に紹介された。

紹介サイト

[編集]

ケンダマジック

[編集]

2008年1月14日から放送が始まった『平成20年度版ヤッターマン』の主人公の使うケンダマジックというけん玉を模した武器の玩具がタカラトミーから2008年4月下旬に発売された。

DXケンダマジック(2940円)[リンク切れ]は劇中のケンダマジックをそのまま模したデザインで、受け皿の向きの変更と大きさの違う受け皿に交換する事が可能になっている。ケンダマジックNEO(1890円)は劇中のケンダマジックとは全く違うデザインでDXケンダマジックよりも小型な他、スピンホルダーという指掛け穴、個性を出す為のカスタムシール、交換可能な受け皿であるカスタムプレート等、より競技性と改造性を高めている。本体色は4種類。

脚注

[編集]

注釈

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ a b c d 剣玉 - コトバンク
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w The History of Kendama” (英語). Web Japan. 外務省. 2007–07–17時点のオリジナルよりアーカイブ。2024–01–07閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z けん玉の歴史”. 日本けん玉協会. 2023年9月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月23日閲覧。KENDAMA ORIGINS A BRIEF HISTORY OF KENDAMA” (英語). Japan Kendama Association. October 29, 2021時点のオリジナルよりアーカイブ。January 9, 2024閲覧。
  4. ^ Kendama” (英語). Japan Kendama Association. January 7, 2024閲覧。
  5. ^ a b c d e f g What is a Kendama?” (英語). Kendama USA. 2021–04–29時点のオリジナルよりアーカイブ。2024–01–09閲覧。
  6. ^ a b c d e f g h i j k 吉海直人 (2018–05–11). “5月14日は「けん玉」の日!”. 同志社女子大学. 2024年1月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月14日閲覧。
  7. ^ a b c d e f g h i j 西晃奈 (2019年7月21日). “広島)けん玉ワールドカップ始まる 「発祥の地」廿日市”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). オリジナルの2023年6月2日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20190721143935/https://www.asahi.com/articles/ASM7N3VL8M7NPITB00B.html 2024年1月7日閲覧。 黒田陸離 (2022年8月1日). “けん玉「発祥の地」で3年ぶりW杯 2~84歳の725人が技競う”. 朝日新聞 (朝日新聞社). オリジナルの2022年8月5日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220805171230/https://www.asahi.com/articles/ASQ707DZ3Q7ZPITB00H.html 2022年9月25日閲覧。 佐々木康之 (2019年5月12日). “「けん玉発案の地」でギネス記録 695人がキャッチ”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). オリジナルの2019年5月12日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20190512133904/https://www.asahi.com/articles/ASM5B3HBJM5BPITB004.html 2024年1月日閲覧。 黒田陸離; 新屋絵理 (2023年1月14日). “進化を続ける「けん玉」 W杯や100万円の高級品 広島で何が”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). オリジナルの2023年1月14日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20230114052837/https://www.asahi.com/articles/ASR166WV2QDVPITB00J.html 2024年2月25日閲覧。 
  8. ^ a b c d e 山手線の30駅を「けん玉」で彩る|東京感動線”. TOKYO KENDAMA ROUND 2020. JR東日本. 2020年5月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024–01–07閲覧。
  9. ^ a b c d e f 世界を魅了する!KENDAMA沼”. 沼にハマってきいてみた. 日本放送協会 (2022–12–12). 2022年12月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024–01–07閲覧。
  10. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s 篠口純子 (2013年4月10日). “疑問氷解 けん玉はどうしてあの形なの?”. 毎日小学生新聞 (毎日新聞社). オリジナルの2023年4月11日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20230411084806/https://mainichi.jp/maisho/articles/20230410/kei/00s/00s/015000c 2024年1月14日閲覧。 
  11. ^ a b c d e f 【5月14日は「けん玉の日」!】「大皿」のギネス記録にも挑戦できる「けん玉フェスティバル」が東京で開催!”. 電撃ホビーウェブ. KADOKAWA (2017年5月24日). 2017年5月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月14日閲覧。
  12. ^ a b c “Kendama: More Than Just a Toy””. 関西外国語大学 (2022–04–27). 2022年10月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024–01–07閲覧。
  13. ^ a b c d 大谷宜央 (2018年6月). “IoT、目前に迫る市場拡大 けん玉×IoTでクールに世界進出 eスポーツ、健康増進が追い風”. 月刊事業構想. 事業構想大学院大学出版部/日本ビジネス出版. 2020年8月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月14日閲覧。
  14. ^ a b c d e f g h i j 長井市技けん玉記録認定について”. 長井市 (2022–10–05). 2023年9月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月9日閲覧。飯田有佳子 (2022年9月14日). “思考のタガの外し方 Vol.16 古くさい「けん玉」が、カッコよく見えてくる不思議なまち:山形県長井市”. ひとまち結び. 日経BP. 2024年1月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月14日閲覧。“けん玉を『市技』に 山形県長井市が条例、知名度アップ狙う”. 産経新聞大阪夕刊 (産経新聞大阪本社): p. 2. (2020年10月2日) “世代を超えてけん玉に夢中 山形県長井市では「市技」に”. 東京新聞 TOKYO Web (中日新聞東京本社). (2022年5月10日). https://www.chunichi.co.jp/article/467245 2024年2月18日閲覧。 
  15. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x 競技用けん玉の歴史(変遷)5月14日は『けん玉の日』!グローバルけん玉ネットワーク
  16. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u 「けん玉と日月ボール」”. 今月のおもちゃ. 日本玩具博物館 (2009年7月). 2020年9月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月7日閲覧。尾崎織女(日本玩具博物館学芸員) (2016年12月17日). “〔モノごころヒト語り〕 けん玉 欧州から渡来、独自進化”. 日本経済新聞夕刊 (日本経済新聞社): p. 8 
  17. ^ a b c d e f g h i j 森谷達也 (2023年1月6日). “<5>精巧 けん玉オブジェ”. 読売新聞オンライン (読売新聞社). オリジナルの2023年1月6日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20230106035626/https://www.yomiuri.co.jp/local/hiroshima/feature/CO062464/20230106-OYTAT50047/ 2024年1月9日閲覧。 
  18. ^ a b c d e “きょうは何の日 5月14日 けん玉の日”. 東京新聞 TOKYO Web (中日新聞東京本社). (2023年5月14日). オリジナルの2023年5月14日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20230514033902/https://www.tokyo-np.co.jp/article/249879 2024年1月14日閲覧。 保母哲 (2021年11月21日). “<ひとキラリ>けん玉の面白さ世界中に W杯で最年少チャンピオン 「技で通じ合える」 船橋の小6・千葉靖仁さん”. 東京新聞 TOKYO Web (中日新聞東京本社). オリジナルの2024年4月26日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20240426034347/https://www.tokyo-np.co.jp/article/143965 2024年7月19日閲覧。 
  19. ^ a b c インタビュー ロサンゼルスで暮らす人々 けん玉-KENDAMA-で 世界と繋がる あべしんじけん玉先生”. LALALA USA (2023–10–17). 2024年4月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年4月20日閲覧。
  20. ^ a b c 「日本人は演歌とけん玉が大好きだと聞いたため」 ジョージア大使がまさかの特技を披露 「名人!」の声”. Hint-Pot. Creative2 (2024年4月7日). 2024年4月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年4月20日閲覧。
  21. ^ a b c d e f g h i 広島と世界を繋ぐ「けん玉」Google Arts & Culture EXPLORE HIROSHIMA
  22. ^ a b c d e f g h i j k l m けん玉”. 国土交通省. 2024–01–07時点のオリジナルよりアーカイブ。2024–01–07閲覧。
  23. ^ 株式会社イワタ木工 広島発祥の「けん玉」を世界に発信”. ジェトロ活用事例. 日本貿易振興機構 (2018–07). 2020–09–18時点のオリジナルよりアーカイブ。2024–01–09閲覧。
  24. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar けん玉発祥の地 はつかいち”. 廿日市市 (2019年2月8日). 2020年5月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月25日閲覧。History of Kendama けん玉の歴史とはつかいち廿日市市 けん玉史録 (PDF) 廿日市市 「けん玉」と廿日市市 (PDF) 廿日市市 地域資源活用けん球プラス KENDAMA+ (PDF) 『商工はつかいち』 No.183 2015・7・8 廿日市商工会議所 pp.1–3 けん玉”. 一般社団法人はつかいち観光協会. 2020年12月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年4月19日閲覧。けん玉の製造【廿日市市木材利用センター】廿日市市木材利用センター
  25. ^ a b c d e f g 『北方民族博物館だより No.92』 (PDF) 北海道立北方民族博物館 p.2
  26. ^ a b c 「けん玉」がクールな国際的スポーツに進化し、広島・廿日市で世界大会まで! 何このプレイ...
  27. ^ けん玉の日スペシャル【今こそ、けん玉】広大的家ごもりのススメ”. 広島大学 (2020–05–14). 2024年1月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月14日閲覧。
  28. ^ a b c d e f g 5月14日 けん玉の日 科学 今日はこんな日”. 科学シリーズ ブルーバックス編集部/現代ビジネス. 講談社 (2020年5月14日). 2024年1月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月14日閲覧。
  29. ^ a b c d e f g h i j k l m n o けんだまの発祥は日本じゃない⁉ 実はワールドワイドなけんだまの秘密 4歳でギネス記録保持者! スーパー少年と一緒にけんだまチャレンジ!”. TELEMAGA.net. 講談社. p. 2 (2021–12–30). 2024年1月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月9日閲覧。
  30. ^ 英語国際学部の中尾美澄さんがけん玉のヨーロッパ選手権でベスト8、世界トップ級のプレーヤーとして活躍中です”. ニュース詳細. 関西外国語大学 (2028–08–01). 2024–09–28時点のオリジナルよりアーカイブ。2024–09–29閲覧。
  31. ^ a b c けん玉たのしいな 1991, pp. 70–71
  32. ^ Hellmund GMS. 2001: Jocus, juegos, game, jogo, jeu, giocco, spiel. Papelera Tolasana S.A. Buenos Aires. 34p
  33. ^ けん玉 2003, p. 30
  34. ^ a b c d e f g 鎌田直秀 (2022年2月8日). “【フィギュア】けん玉得意の羽生結弦へ けん玉工場「山形工房」社長が大逆転V願掛け大技”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). オリジナルの2022年2月8日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220208114126/https://www.nikkansports.com/olympic/beijing2022/general/news/202202080001142.html 2022年9月25日閲覧。 
  35. ^ a b c d e f g h i j k 阿曽村雄太 (2013年9月22日). “けん玉、ストリート系男子はまる 音楽流し技披露 米国発、新たなファッションに”. 日本経済新聞 (日本経済新聞社). オリジナルの2024年1月4日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20240107152508/https://www.nikkei.com/article/DGXNZO59810170X10C13A9HR0A00/ 2024年1月7日閲覧。 阿曽村雄太 (2013年9月18日). “踊る、けん玉、逆輸入、米で着火、BMXなどのノリでー音楽に合わせコンボ。”. 日経MJ (日本経済新聞社): p. 16 
  36. ^ a b c d e f g h i j k けん玉発祥100周年。生誕の地、廿日市と木工の歴史を紐解く”. ひろしまラボ. 広島県庁 (2021年8月17日). 2020年5月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月25日閲覧。
  37. ^ a b c d e “【合併豆知識】廿日市市 世界遺産で観光振興を推進”. 産経大阪 (産経新聞大阪本社): p. 総合. (2005年12月19日) 
  38. ^ a b c 「廿日市」←この地名、どう読むか分かる?「廿日市」はなんて読む?広島県にある難読地名!【漢字】地元の人しか読めない!?「地方の市町村名」5選【中国地方編】【難読地名】「廿日市」って読めますか?“厳島神社”が有名な「宮島」がある、広島県の西に位置するあの街リブマックスリゾート安芸宮島のお知らせ・ブログ
  39. ^ 老舗と戦争 マルニ木工”. 国際平和拠点ひろしま. 広島県庁. 2020年10月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年2月日閲覧。
  40. ^ a b c d e f g h けん玉ってカッコイイ! けん玉発祥の地・廿日市でけん玉名人を訪ねる”. わんぱく大作戦. テレビ新広島 (2018–12–20). 2021年12月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024–01–07閲覧。
  41. ^ a b c d e f g h 広島県 けん玉 -けんだま-木材集散地として木工技術と木工業が発展し 世界的に人気が高まるけん玉の発祥地に”. 中国地域の歴史ある地域産品. 中国経済連合会. 2022年8月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月9日閲覧。
  42. ^ “〔学ぶ・教わる・知る〕平良新聞=広島”. 読売新聞大阪 (読売新聞大阪本社): p. 29. (2011年7月21日) 
  43. ^ a b c d e f g h i j k l 市長からのメッセージ 広島県廿日市市長に市の魅力やまちづくりのビジョンをお伺いしました。”. 5K(ファイブエル). TARGET (2015年12月16日). 2022年9月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月25日閲覧。けん玉ワールドカップ”. NHK NEWS WEB. 日本放送協会 (2022年8月1日). 2022年8月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月25日閲覧。世界が注目 お値段なんと100万円の高級けん玉”. ひろしまリード. 広島ホームテレビ (2022年8月1日). 2021年3月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月1日閲覧。2014年のヒットに学ぶ 商品広報のノウハウ「けん玉」でインバウンドPRに成功、世界大会開催で広島・廿日市も活性化”. 2015年1月号 広報会議. 宣伝会議 (2015年1月). 2015年7月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月25日閲覧。“廿日市駅通り商店街「けん玉商店街」が国のはばたく30選に”. 産経新聞 (産業経済新聞社). (2016年6月2日). オリジナルの2022年7月9日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220709062309/https://www.sankei.com/article/20160602-MOPZDMIQABIEVFQOMI73QFR2GE/ 2022年9月25日閲覧。 
  44. ^ a b けん玉世界大会で史上最年少優勝!”. 魅力発信サイト FUNABASHI Style. 船橋市役所 (2022–06–13). 2021年10月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月9日閲覧。
  45. ^ a b c d e “廿日市のけん玉100年 日進月歩で復活の道”. 中国新聞デジタル (中国新聞社). (2020-11-31). オリジナルの2024年1月7日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20240107135955/https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/51968 2024年1月7日閲覧。 
  46. ^ a b c d e f g h “天風録 けん玉ワールドカップ10年”. 中国新聞デジタル (中国新聞社). (2024年7月19日). オリジナルの2024年7月19日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20240718222139/https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/497348 2024年7月19日閲覧。 
  47. ^ “けん玉の熱い戦い 廿日市で世界大会 広島”. 産経新聞 (産業経済新聞社). (2016年7月25日). オリジナルの2024年1月7日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20240107135100/https://www.sankei.com/article/20160725-WZY3LKNJKFNOFO6QWF6FFSZ66Y/ 2024年1月7日閲覧。 
  48. ^ a b けん玉商店街(廿日市駅通り商店会)”. 中小企業庁. 2024年2月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年2月18日閲覧。
  49. ^ a b 後藤健 (2016年7月4日). “広島県廿日市ー商店街に『けん玉』ずらり(イキイキ地域)”. 日経MJ (日本経済新聞社): p. 9 
  50. ^ a b c “〔探Q・ひろしま〕けん玉 廿日市から世界へ=広島”. 読売新聞大阪 (読売新聞大阪本社): p. 25. (2014年9月4日) 
  51. ^ 菱田秀則 (2022年11月11日). “「日月ボール」再び燃えた産業の火|産業遺産のM&A”. M&A Online. ストライク. 2024年1月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月9日閲覧。
  52. ^ 地域 けん玉のまち 廿日市〜広島〜”. NHKアーカイブス. 日本放送協会 (2012年). 2024年1月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024–01–07閲覧。
  53. ^ 【アルパーク】廿日市市発祥のけん玉で遊ぼう”. M&A Online. 無印良品 (2022年10月16日). 2024年1月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月9日閲覧。
  54. ^ けん玉スポーツ教室 1980, p. 146
  55. ^ けん玉たのしいな 1991, p. 68
  56. ^ けん玉たのしいな 1991, p. 73
  57. ^ a b c お役立ち情報 情報ものしり帖 海外でも人気!「けん球」のいま”. My保険net CLUB. 共栄火災海上保険. 2024年2月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月18日閲覧。
  58. ^ 絶景スポットで大技!世界王者がけん玉片手に世界を巡るワケ”. テレ東プラス/YOUは何しに日本へ?. テレビ東京 (2023年9月18日). 2024年2月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年4月20日閲覧。
  59. ^ a b c d 田の上達也 (2020年2月24日). “〔信州人〕けん玉 奥深さ伝えたい 窪田保さん38=長野”. 読売新聞長野 (読売新聞社): p. 23 
  60. ^ 広島大学関東ネットワーク 広大卒業生訪問数珠つなぎ「実は、広大です」 一般社団法人グローバルけん玉ネットワーク代表 窪田保氏”. 広島大学東京オフィス (2018年). 2021年1月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年2月日閲覧。
  61. ^ アメリカのストリートから逆輸入された「KENDAMA」が俺の知ってるけん玉となんか違う - 2013年11月27日 ITMedia
  62. ^ ラクラクけんだま - バンダイ アソビジョンコイケノケンダマ、すでに配布開始 療養者などのストレス解消で...「けん玉ブーム来るな」サルゴリラ コント『最終面接』 - サルゴリラYouTube『幼なじみチャンネル』超カンタン けん玉教室けん玉KID'S【公式】≪1個からお届け≫Can Doネットけん玉(丸虎)カープけん玉「夢心」大空 けん玉 サッカー日本代表ver.ヘタでも楽しいけん玉!フジテレビけん玉部 公式WEBサイトくろしおくんのけん玉令和5年度「きよせけん玉の“Wa”」について - 清瀬市絶景スポットで大技!世界王者がけん玉片手に世界を巡るワケ:YOUは何しに日本へ?【紅白】三山ひろし、「けん玉ギネス世界記録」が取り消し 成功認定も訂正NHK紅白の目玉が「けん玉」で本当にいいのか…史上最低視聴率になった国民的番組が「脱ジャニ」の次にすべきこと 望まれるのは「芸能」から「音楽」への原点回帰「ふてほど」紅白連想?「日本人、演歌とけん玉大好きなんで」代役MC八嶋智人への無茶振りにネット爆笑meganeouji840の2024年2月20日1時38分のツイート- X(旧Twitter)パズドラ「けん玉コンボ/真夏の襲来!ヨグ=ソトース」”. 超絶!!パズドラ部パズドラ. TXNネットワーク (2024年6月16日). 2024年7月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月19日閲覧。加藤弘士 (2024年7月12日). “慶応ナインは全員「マイけん玉」購入 夏連覇へ昨冬から膝と手首鍛える「野球の動作と共通項多い」”. スポーツ報知 (報知新聞社). オリジナルの2024年7月12日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20240712041302/https://hochi.news/articles/20240711-OHT1T51198.html?page=1 2024年7月19日閲覧。 「ももクロ」高城れにさん、けん玉の腕前を披露…発祥の地・広島県廿日市市で100本のけん玉で繋ぐ地域の輪。被災した能登へのけん玉支援今田美桜、お団子&メガネで5連けん玉に挑戦「スキップが可愛すぎ」「この世にこんな可愛い子が存在するなんて」
  63. ^ けん玉たのしいな 1991, p. 6
  64. ^ けん玉スポーツ教室 1980, p. 12

出典(リンク)

[編集]
  1. ^ [1][2][3][4][5]
  2. ^ [2][5][7][8][9][10][11][12][13][14]
  3. ^ [5][6][15][16][17][18][19][20]
  4. ^ [2][6][15][16][21][22][23][24][25][26]
  5. ^ [6][11][15][27][18][28]
  6. ^ [2][5][7][8][9][12][14][16][19][29]
  7. ^ [2][5][7][8][9][12][14][16][20]
  8. ^ [2][5][30]
  9. ^ [3][6][15][16][24][25][31]
  10. ^ [3][6]
  11. ^ [3][15]
  12. ^ [3][31]
  13. ^ [3][10][16][28]
  14. ^ [2][3][10]
  15. ^ [3][28]
  16. ^ [3][33][34]
  17. ^ [15][24]
  18. ^ [3][10]
  19. ^ [3][16][35]
  20. ^ [10][15][16]
  21. ^ [1][3][6][10][15][29][34]
  22. ^ [3][31]
  23. ^ [3][16][34]
  24. ^ [2][16]
  25. ^ [2][16]
  26. ^ [16][24][28][29]
  27. ^ [22][36][37]
  28. ^ [37][38]
  29. ^ [37][38]
  30. ^ [22][24][36][37][39]
  31. ^ [24][37][40][41]
  32. ^ [24][40][41][42]
  33. ^ [22][24]
  34. ^ [3][17][7][10][21][22][29][24][34][36]
  35. ^ [2][3][24]
  36. ^ [2][3][10][15][16][22][24][25][28][34]
  37. ^ [3][7][11][16]
  38. ^ [6][18][11][15][28]
  39. ^ [18][24][40]
  40. ^ [7][15][17][21][22][24][36][41][43]
  41. ^ [7][10][15][17][21][22][24][25][36][43]
  42. ^ [2][10][16][21][22][24][40]
  43. ^ [10][40]
  44. ^ [2][3][15][16][21][22][24][35][36][44]
  45. ^ [1][16][24][28]
  46. ^ [10][15][29]
  47. ^ [2][3][10]
  48. ^ [24][25][41]
  49. ^ [1][10][24][29]
  50. ^ [2][3][24][25][29]
  51. ^ [15][17][22][24][41]
  52. ^ [3][45]
  53. ^ [3][26][45]
  54. ^ [3][15][24][29]
  55. ^ [17][24][41][46]
  56. ^ [24][45]
  57. ^ [21][22][24][36]
  58. ^ [7][10][21][24][36][40][43][44][45][47]
  59. ^ [48][49][50]
  60. ^ [24][48][49][50]
  61. ^ [24][41][45][51]
  62. ^ [24][43]
  63. ^ [7][21][24][34][36][43][52][53]
  64. ^ [2][15][24][29]
  65. ^ [2][15][29]
  66. ^ [15][55]
  67. ^ [24][56]
  68. ^ [13][43]
  69. ^ [5][10][35][43][50][57]
  70. ^ [13][26][57]
  71. ^ [7][9][10][13][14][24][25][35][36][43]
  72. ^ [10][11][17][19][24][36][35][43][58]
  73. ^ [2][8][9][35][40]
  74. ^ [17][35]
  75. ^ [2][8][9][17][35][46]
  76. ^ [17][18][43]
  77. ^ [11][20][46][57][62]

参考文献

[編集]
  • 藤原一生『けん玉スポーツ教室 入門からチャンピオンコースまで』金の星社、1980年。ISBN 9784323007526 
  • 新間英雄『けん玉たのしいな』一声社、1991年。ISBN 9784870771284 
  • 『あそびとスポーツのひみつ101-10 けん玉 けん玉道の奥義101』(高橋真理子、ポプラ社、1998年
  • 『あそびとスポーツのひみつ101-12 けん玉の技百選』(日本けん玉協会、ポプラ社2000年
  • NPO法人日本けん玉協会監修・丸石照機・鈴木一郎・千葉雄司著『けん玉』文溪堂、2003年。ISBN 9784894233539 
  • 『けん玉学 起源から技の種類・世界のけん玉まで』(窪田保、今人舎、2015年)

関連図書

[編集]

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]