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前田親良

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

前田 親良(まえだ ちかよし、1934年[1] - )は、日本機械工学者、教育者大阪工業大学名誉教授、第8代機械工学科同窓会会長。工学博士(大阪大学)。常翔学園理事。元大阪工業大学高等学校(現:常翔学園高等学校)校長。日本計量史学会元副会長。瑞宝中綬章受章。

専門は、機械計測工学機械力学機械金属工学

来歴

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1959年に大阪工業大学工学部機械工学科(「計測研究室」; 増尾竜一研究室)を卒業する[2][3]。のちに、大阪大学大学院にて工学博士号を取得する[4]。1960年3月に大阪工業大学工学部機械工学科助手となり、機械工学教室を担当。その後、同学科講師、助教授を経て、1974年に教授に就任した。1999年に同大学名誉教授となる。大阪工業大学機械工学科にて35年以上の長きに渡り教鞭を執った。第8代機械工学科同窓会会長、増尾竜一計測研究室同窓会「竜の子会」(1998年より「Mの会」)運営委員を歴任。日本計量史学会副会長も務めた[5]

一方、1998年から2006年まで、大阪工業大学高等学校の校長を務める[2]。また、学校法人常翔学園の理事職にも就き、2018年には理事長代理に就任した[6]。2014年に瑞宝中綬章を受章した[7]

主な所属学会は、日本機械学会計測自動制御学会[8]、日本計量史学会など。主な著書は「計測の科学と工学」(共著、産業図書1993、学術書)。

主な研究

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  • 増尾竜一, 前田親良「てこの弾性支点についての研究」『日本機械学会誌』第63巻第502号、日本機械学会、1960年、1553頁、doi:10.1299/jsmemag.63.502_1553_3ISSN 2424-2675 
  • 増尾竜一, 前田親良「てこの弾性支点についての研究 : 交差板ばね支点について」『日本機械学会誌』第65巻第522号、日本機械学会、1962年、1047頁、ISSN 2424-2675 
  • 増尾竜一, 前田親良, 三船忠志, 村上和雄, 谷本三千秋「計数はかりのミスカウントの確率」『計測自動制御学会論文集』第9巻第3号、計測自動制御学会、1973年、257-261頁、doi:10.9746/sicetr1965.9.257ISSN 0453-4654 
  • 村岡茂信, 前田親良, 増尾龍一, 西山卓「単一板ばね支点の変形」『計測自動制御学会論文集』第14巻第3号、計測自動制御学会、1978年、291-296頁、doi:10.9746/sicetr1965.14.291ISSN 0453-4654 
  • 前田親良「船上はかり」『計測と制御』第31巻、1992年、1003-1034頁。 

脚注

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  1. ^ Web NDL Authorities
  2. ^ a b 常翔学園広報誌 FLOW No.80、p.27 - 学校法人常翔学園(2018年8月)
  3. ^ 竜の子会の歴史 - 竜の子会・Mの会(大阪工業大学工学部機械工学科 「増尾研究室」「計測研究室」同窓生サイト。前田自身の執筆で、この内容は『大阪工業大学機械工学科同窓会発足50周年記念誌』からの抜粋)
  4. ^ 前田親良『弾性支点によるはかりの精度向上に関する研究』 大阪大学〈博士 乙第763号〉、1970年。hdl:11094/29984NAID 500000410419https://hdl.handle.net/11094/29984 
  5. ^ https://www.keiryou-keisoku.co.jp/databank/gakkai/keiryosi.htm
  6. ^ 常翔学園広報誌 FLOW No.80、p.25 - 学校法人常翔学園(2018年8月)
  7. ^ 前田先生叙勲 - 竜の子会・Mの会(大阪工業大学工学部機械工学科 「増尾研究室」「計測研究室」同窓生サイト)
  8. ^ https://www.sice-ctrl.jp/wordpress/wp-content/uploads/2020/03/SICE1970-1.pdf